世界初iPS臨床研究「網膜再生」を申請、高橋政代・理研プロジェクトリーダー

更新2013-5-27、記事追加】<高橋政代プロジェクトリーダー「網膜再生」iPS臨床研究>  山中教授のiPS細胞、次々と医学の発展に貢献している。 「網膜の再生」、たとえ一部であろうと凄い! 視力を失われてしまった人々に光を! 闇の中にさした一筋の光だ! 頑張ってくれ「理化学研究所」! かくいう私の次男はかなりの弱視なのだ、他人事ではない。 以下、NHKニュースのクリップ――

理化学研究所 世界初iPS臨床研究を申請
(NHK 2月28日15時53分)

体のさまざまな組織になるiPS細胞を使って、病気で傷ついた目の網膜の一部を再生し、失われた患者の視力を回復させようという世界で初めての臨床研究を、理化学研究所が厚生労働省に申請しました。 審査で認められしだい、患者の選定など具体的な作業が始まる見込みで、iPS細胞を使った再生医療は、実現に向け大きく動きだすことになります。

厚生労働省に臨床研究の実施を申請したのは、理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーなどの研究チームです。 今回の臨床研究は、目の網膜が傷つく難病「滲出型(しんしゅつがた)加齢黄斑変性」のため、視力が大幅に低下した患者が対象です。

臨床研究では、まず患者の皮膚の細胞を採取し、iPS細胞を作り出します。 そして、特殊なたんぱく質を加えて網膜の組織に変化させたあと、シート状に加工して患者の目に移植し、網膜の再生と視力の回復を目指します。 移植手術は、神戸の先端医療センター病院で実施される予定で、6人の患者に移植し治療の安全性や効果について確認します。 厚生労働省の審査で認められれば、患者の選定など具体的な作業が始まる見込みで、iPS細胞を使った再生医療は、実現に向け大きく動きだすことになります。

今回の臨床研究について、会見した理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーは「これまでに動物を使った実験で十分に安全性を検証し、ヒトでの臨床研究を実施できる段階に来たと判断した。新たな治療を作るといううえでは、ようやくスタートを切ったというところだが、国の省庁やさまざまな研究機関が、一丸となってプロジェクトを進めてきたという点で、非常に意義深いと思う」と話しました。

■ 山中教授「前例のない医療実現への努力に敬意」

iPS細胞を開発した京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授は、今回の申請について「ヒトのiPS細胞を開発して僅か5年ほどで、臨床研究計画が厚生労働省への申請にまで至ったことを大変うれしく思います。同時に、前例のない医療の実現のためになされたであろう努力に敬意を表したいと思います。これから、厚生労働省で慎重な審査を行っていただき、iPS細胞を用いた治療法が適切かつ着実に発展していくことを願っています。京都大学iPS細胞研究所は、今後も高橋先生の臨床研究のために協力してまいります」というコメントを出しました。

■ 患者団体「一日も早く実用化を」

臨床研究の申請について加齢黄斑変性の患者でつくる「加齢黄斑変性友の会」の高橋英夫世話人代表は「これまでの治療では、症状の進行を食い止めるのが精一杯だった。今回の臨床研究は、将来的にこの病気の根本的な治療につながる可能性があると思っている。安全性を確認しながら一日も早く実用化してほしい」と話しています。

■ 最初の対象が加齢黄斑変性の理由

iPS細胞を使って治療を行う最初の臨床研究が加齢黄斑変性を対象としたのは、目の網膜の中心にある「黄斑」への組織の移植がさまざまな点で研究に適しているからです。 まず、黄斑は大きさが直径2ミリ程度と小さく、治療のために移植する組織は数十万個の細胞で作ることが出来ます。 少なくとも数千万個の細胞が必要となる心臓の筋肉などより比較的簡単に培養できるとされています。 また、黄斑は体を傷つけずに、眼底検査でいつでも観察が可能で、万が一、移植した組織に異常が現れた場合は、レーザーを当てて焼くことができるといった利点があるとされています。

■ 今後の臨床研究の課題

iPS細胞を実際の医療に応用する際には、倫理面や技術面でさまざまな課題があります。 病気やけがで失われた体の機能を補う再生医療でiPS細胞を使う場合、別の細胞に変化させてから患者に移植します。 しかし、iPS細胞が僅かでも残っていればがんになるおそれがあるほか、そもそもiPS細胞のできる仕組みが解明されていないため、予期しない反応が起きることがあるのではないかという指摘もあります。 こうした点から、専門家の中にはiPS細胞を患者の治療に応用するのは時期尚早ではないかとする意見もあります。

厚生労働省の委員会では、こうした課題について検討し、臨床研究の実施に問題がないか審査することにしています。 そして、了承が得られれば、研究チームはiPS細胞から作った組織を患者に移植して、体内で異常が生じないか、安全面に細心の注意を払いながら、もともとあった組織と同じように機能するかどうか、視力を回復する効果がどの程度期待できるのか、さまざまな角度から検証していくことになります。

■ 実用化に向けた国の動き

iPS細胞を巡っては前の政権が去年7月に閣議決定した「日本再生戦略」で「iPS細胞などによる再生医療を世界に先駆けて実現化すべき」と掲げたほか、今の安倍政権も今年度の補正予算に研究費などとして240億円を確保するなど、国として実用化に向けた研究を後押ししています。

文部科学省が今月改訂した研究の工程表によりますと、iPS細胞から作り出した組織などを移植する臨床研究の開始時期について、今回申請のあった目の網膜はことしにも、血小板や心臓の筋肉、それに神経細胞や目の角膜などは3年から4年後を目指すとしています。 また、iPS細胞を使って難病の薬を開発する国の研究プロジェクトも始まっています。

アルツハイマー病やパーキンソン病、それに遺伝性の心臓の病気などの患者から皮膚などの提供を受けて作ったiPS細胞を病気の細胞に変化させ、発症に至る仕組みを調べたり、薬の候補物質に効果があるか試したりする計画で、5年以内に新薬を開発して臨床試験を始めることが目標になっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130228/k10015853281000.html

追加情報2013-5-27】 厚生労働省の審査委員会はの申請中のiPS細胞での網膜再生臨床研究に関し、実施を了承するかどうかの結論を次の会合に持ち越した――

iPS細胞での臨床研究 結論は次回に(NHK2013-5-27)iPS細胞での臨床研究 結論は次回に
(NHK 5月27日 20時52分)

iPS細胞を使って目の網膜の一部を再生し、病気で失われた患者の視力を回復させる世界で初めての臨床研究について、厚生労働省の審査委員会は「安全性に関するデータをさらに求める」として、実施を了承するかどうかの結論を次の会合に持ち越しました。

この臨床研究は、「加齢黄斑変性」という重い目の病気の患者の網膜の一部をiPS細胞を使って再生し、失われた視力を回復させようというもので、神戸市にある理化学研究所などの研究チームがことし2月、厚生労働省に実施を申請しました。 厚生労働省の審査委員会は27日、非公開で2回目の審議を行い、追加で提出を受けた安全性を示すデータも含め、研究計画の妥当性について倫理面や技術面から検討しました。 その結果、「安全性に関するデータをさらに求める」として、実施を了承するかどうかの結論を次の会合に持ち越しました。

次の会合は7月末に開かれることから、臨床研究の実施は、早くとも来年夏以降になる見通しです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130527/k10014880764000.html

永久凍土から発見された氷づけのマンモスから脳摘出

3年前、ロシア北極圏の永久凍土から発見された、氷づけのマンモスについて、ロシア極東のサハ共和国の科学アカデミーは、解剖によって脳を取り出すことに成功し、マンモスの生態の解明につながることが期待されている。氷づけのマンモスから脳摘出1ロシア北極圏では3年前、永久凍土からおよそ3万9000年前に10歳ほどで死亡したと推定される、氷づけのメスのマンモスが発見され、「ユカ」と名付けられた。氷づけのマンモスから脳摘出2ロシア極東のサハ共和国の科学アカデミーは、このほど、このマンモスの解剖を行い、27日、初めてその映像が公開された。 マンモスは体長がおよそ3メートルほどで、立った状態の高さが1メートル65センチあり、脚や頭の一部には柔らかい体毛が残っている。 科学アカデミーの研究者たちは、まず頭部に特殊な薬品を注入して脳を固めたあと、頭蓋骨を切断して慎重に脳を取り出し、腐敗を防ぐためホルマリン液につけて保存した。
氷づけのマンモスから脳摘出3氷づけのマンモスから脳摘出4氷づけのマンモスから脳摘出5氷づけのマンモスから脳摘出6 氷づけのマンモスから脳摘出7解剖に当たった研究者の1人は、「大きな科学的発見です。マンモスの脳を実際に見るのは初めてです」と話した。 科学アカデミーによると、ロシアではこれまでに数百体のマンモスの頭蓋骨が発見されているが、脳がほぼ完全な状態で取り出された例はなく、マンモスの生態の解明につながることが期待される。

(NHKニュース「氷づけのマンモスから脳摘出」2月27日17時53分のクリップ <http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130227/k10015827301000.html>)

関連投稿記事リンク ■ マンモスから血液採取に成功、ロシアの研究チーム|マンモスの生態解明につながるのか注目されいる…」(投稿日:2013/06/01)

南鳥島沖のレアアースは高濃度、中国鉱山の30倍の濃度!

南鳥島沖の海底の泥に、極めて高い濃度のレアアースが含まれていることが現地調査の結果わかった。 元素によっては、中国の鉱山で採掘されるものと比べて30倍上回る濃度だ。

南鳥島レアアース1昨年6月に、東京大学・加藤泰浩教授の研究チームが南鳥島沖の海底に日本の消費量の230年分のレアアースが存在すると発表。 それを受け、 去年12月に経産省の独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構(=JOGMEC)」が海底を調査し、今年1月には文科省の独立行政法人「海洋研究開発機構(=JAMSTEC)」の調査船が南鳥島沖で水深5600メートルの泥を採取した。 15の地点で泥を採取した結果、濃度は最大で6000ppmで、レアアースの含有率が0.6%だったという。

このブログでは、レアアースに関し過去3回以下の記事を投稿している。 日本の海洋海底資源は大いなる可能性を秘めいている。 国家戦略としてこれを開発しなければ日本の存続をも左右する海洋海底資源はままならない。 国家戦略が皆無だった民主党政権の時はこの問題は惨憺たるものだったが、自民・安倍政権になって積極的にことが動き出した。 沈没寸前だった船「日本丸」のエンジンがようやく動き出した――

● 「<南鳥島周辺EEZ内の海底に大量のレアアース! やった~!> 民主党よ、下らん茶番の政争なんぞはとっとと止めて即開発に力をそそげ!」 2012年6月29日

● 「南鳥島沖レアアース採掘、3年で商業化可能!」 2012年7月20日

● 「<南鳥島付近の海底レアアース調査へ>調査船「かいれい」出動、1月下旬!」  2013年1月2日

以下、NHKニュースクリップ――

南鳥島沖のレアアースは高濃度
(NHK 2月27日18時15分)

南鳥島レアアース2南鳥島レアアース3南鳥島レアアース4南鳥島レアアース5南鳥島レアアース6南鳥島レアアース7

日本の排他的経済水域である南鳥島沖の海底には、去年、大量のレアアースが存在することが明らかになりましたが、その濃度は、元素によっては中国の鉱山の30倍余りに上っていることが、現地調査の結果、分かりました。 深い海からの引き上げ技術の確立や、採算がとれるかといった課題がありますが、専門家は「資源として開発できる可能性が高まった」と期待しています。

日本の排他的経済水域である南鳥島沖の海底の泥には、去年、大量のレアアースが存在することが、東京大学の研究で明らかになり、先月には船舶による現地調査が行われました。 調査では、水深5000メートルを超える海底から泥が採取され、分析の結果、レアアースは6000PPMという高い濃度で含まれていることが確認されました。

濃度は海域や深さによって異なっていたということですが、濃度の高い場所では、レアアースの中でも特に重要とされ、ハイブリッド車の製造などに欠かせない「ジスプロシウム」が、中国南部の鉱山のおよそ20倍の濃度で含まれていたということです。 また、この泥の中には、LED照明などに利用される「ユウロピウム」が35倍、IT機器に必要な「テルビウム」も16倍の濃度で含まれていたということです。 泥の分析を行った東京大学の加藤泰浩教授は、「レアアースが高い濃度で含まれる泥が、海底面に近いところで見つかったので、資源として開発できる可能性が高まった」と話しています。

ただ、今回レアアースが見つかった、5000メートルを超える深海では、世界的にもこれまでに資源開発が行われた実績はなく、経済産業省などは今後、引き上げ技術の開発や、採算がとれるかといった課題について、検討を進めることにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130227/t10015828671000.html

5000メートルを超える深海でも、日本という国はレアアースを吸い上げて実用化するという意気込みを示さなければならない。 それをしなければレアアースの価格は中国に牛耳られるだけだ。あらゆる知恵と意気込みをを示してやっていかなければ日本の生き残る道はない。

「2番じゃダメなんですか?」という平和ボケした認識では国家もその国民の生存も成り立たない….聞こえますか….聞こえますか….レンホー君….まだ会えぬ君に伝えたい…君のパフォーマンスを….国民は….見抜いているいると….聞こえますか…聞こえますか….レンホー君…..国民は….襟をたてる大臣ではなく….襟をただす大臣を….望んでいるのです…..

 

「遠隔操作で捜索違法」と提訴|「未来検索ブラジル」(2ちゃん検索サービス)、掲示板「2ちゃんねる」の西村博之元管理人が取締役を務めるシステム開発会社

インターネット掲示板「2ちゃんねる」での麻薬特例法違反ほう助事件やパソコン遠隔操作事件を巡り、警視庁と大阪府警による捜索で損害を受けたとして、同サイトの検索システムなどを手がける「未来検索ブラジル」(東京)と子会社が20日、東京都と大阪府を相手取り、計110万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

以下、NHKニュースと産経記事――

「遠隔操作で捜索違法」と提訴
(NHK 2月20日20時26分)

「遠隔操作で捜索違法」と提訴1 「遠隔操作で捜索違法」と提訴2パソコンの遠隔操作事件で、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」の検索サービスを提供する東京の会社が、事件とは関係がないのに警察の捜索を受け業務を妨害されたと主張して損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。 訴えを起こしたのは、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」の検索サービスを提供する東京・渋谷区のIT関連会社、「未来検索ブラジル」と子会社の2社です。

訴えによりますと会社は、パソコンの遠隔操作事件で警視庁と大阪府警から去年捜索を受けたほか、おととしも別の事件で捜索を受け、パソコンや記憶媒体、それに書類など100点以上が押収されたということです。 これについて会社は「事件とは関係ないのに違法な捜索によって不当に業務を妨害された」などと主張し、東京都と大阪府に合わせて110万円の賠償を求めています。 会見で深水英一郎社長は「無関係であっても捜索で会社が受ける損害が極めて大きいことを警察は認識すべきだ」と話しました。

訴えについて警視庁と大阪府警はいずれも「訴状の内容を承知していないので、コメントは差し控えたい」としています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130220/k10015662101000.html

ひろゆき氏家宅捜索は「不当」 2ちゃんねる関連会社が国賠提訴
(産経 2013.2.20 18:52)

不当な家宅捜索で業務を妨害されたとして、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の西村博之元管理人が取締役を務めるシステム開発会社「未来検索ブラジル」(東京都)などが20日、都などを相手取り、計110万円の国家賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

訴状によると、警視庁などは平成23年11月~24年12月、2ちゃんねるで覚醒剤の購入をあおる書き込みが放置された事件と遠隔操作ウイルス事件をめぐり、ブラジル社や西村氏の自宅を家宅捜索。パソコン計20台以上を押収するなどした。

原告側は「会社も西村氏も2ちゃんねるの運営に関与しておらず、差し押さえの必要がないことは明らか」と主張。「業務が著しく妨害され、会社の社会的信用も低下した」と訴えている。

警視庁は書き込み放置事件をめぐり、西村氏が現在も実質的な管理人にあたると判断。昨年12月、麻薬特例法違反(あおり)幇(ほう)助(じょ)容疑で書類送検した。同庁訟務課は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130220/trl13022018530005-n1.htm

どんな捜索だったのか――

2ちゃんねるサーバー管理代行会社捜索 警視庁 真犯人が直接書き込みか
(産経 2012.11.26 13:43)

「遠隔操作で捜索違法」と提訴3遠隔操作ウイルス事件で、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に真犯人が直接書き込んだ形跡があるとして、警視庁など4都府県警の合同捜査本部は26日、威力業務妨害容疑で、同掲示板のサーバー管理を代行するコンピューター関連会社「ゼロ」(札幌市)を家宅捜索した。

誤認逮捕された4人のうち3人が同掲示板に記されたURL(ウェブサイトのアドレス)からソフトをダウンロードして遠隔操作ウイルスに感染しており、合同捜査本部は通信記録を差し押さえ、送信元の特定を進める。

同掲示板には8月28日、事件で使われたのと同じ遠隔操作ウイルスを含んだソフトを配布する書き込みがあり、合同捜査本部は真犯人が書き込んだ可能性があると判断した。真犯人は通常、書き込んだ人物を分かりづらくする匿名化ソフト「Tor(トーア)」を使って書き込んでいたが、8月28日の書き込みだけは匿名化ソフトを使っていなかったとみられる。

合同捜査本部はこれまで、同掲示板の運営者側に通信記録などの開示を任意で要請していたが、運営者側は拒否していた。合同捜査本部は、事件の解明のためには通信記録の分析が不可欠と判断、家宅捜索に踏み切ったとみられる。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121126/crm12112613430016-n1.htm

使って覚えるスマホ(1) まずはタッチ操作習得

日経PC21で「使って覚える スマートフォン」というシリーズを昨年の11月号から連載しているようだ。 その記事を再構成して、日経ウエッブ版に転載されている。 記事をリストアップすると――

使って覚えるスマートフォン(1) 初心者脱出の手引き まずはタッチ操作習得 (1/9)
使って覚えるスマートフォン(2) iPhoneとアンドロイド、ホーム画面の「常識」 (1/10)
使って覚えるスマートフォン(3) 初期設定の4大ポイントを攻略 (1/22)
使って覚えるスマートフォン(4) 無料アプリで大変身 導入から削除まで (2/5)
使って覚えるスマートフォン(5) 重いノートPCから解放 ファイルはスマホで携行 (2/19)
使って覚えるスマートフォン(6) ケーブル不要、スマホとPCを無線で簡単連携 (2/22)

今年1月に、私の妻もガラケーからスマホに移行した。 その妻に読ませようと思い、上記の記事を暫時クリップすることにした。 私はと言えば、未だガラケー・ユーザーである。 PCは自作派であり、かなりのヘビー・ユーザなのだが….スマホの飛躍的普及を目の当たりにすると、どうやら、ガラパゴス・PCユーザーになりつつあるようだ。 私も、記事をクリップしながらスマホのお勉強しようっと。 大体にして、タッチ操作ってどうやるんだ~!?

記事中の画像クリックで拡大

使って覚えるスマートフォン(1) 初心者脱出の手引き まずはタッチ操作習得
(日経 2013/1/9)

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スマートフォンが爆発的なスピードで普及している。今や携帯電話の新規出荷の7割近くがスマホという調査データもある。しかし、スマホは従来の携帯電話とは使い勝手が大きく異なるため、導入に踏み切れない人も少なくない。せっかくスマホに切り替えたのに、機能を十分に使いこなせていない人も多いのではないだろうか。そこで本特集では、これからスマホを使いたい人や、なかなかスマホになじめない人向けに、スマホの基本や使いこなしの勘所を紹介する。第1回では、必ずおさえておきたいスマホ操作の基本を見ていく。
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最初に、スマートフォン(smartphone、以下スマホ)とは何かをおさらいしておこう。スマホは、文字通り「賢い」携帯電話だが、「携帯電話の一種」と捉えず、「小さなパソコン」と考えたほうがよい(図1)。なぜなら、ハードの構造やOS(基本ソフト)、ソフト導入の考え方までパソコンと酷似しているからだ。

本体には、高性能なCPUを搭載している。最近の機種は、核となる部分を複数備えた「デュアルコア」などのCPUを備えている点も、パソコンと同じだ。本体内には、4~32ギガバイト(GB)と大容量の記憶装置を備えている。さらに、マイクロSDカードを使って、記憶領域を拡張できる。それぞれ、パソコンの内蔵ハードディスク(HDD)、外付けHDDに相当するものだ。

■無料で使えるアプリが多い

「アプリ」と呼ばれるソフトを追加して、さまざまな処理を実現できるのも、パソコンにソフトを導入できるのと同じ。スマホ用のアプリは、無料で使えるものも多い。

見逃せないのがOSの存在だ。パソコンの世界に「Windows(ウィンドウズ)」という標準OSがあるように、スマホには「Android(アンドロイド)」と「iOS」という標準OSが存在する。そのおかげで、どの端末も備えるべき基本機能が統一されており、各OS向けに開発したソフトは、どの端末でも動作する。

もちろん、携帯端末ならではの機能も多数搭載されている。携帯電話(3G)の通信機能を備えるほか、どの機種もWi-Fi(無線LAN)を標準装備。さらに現在地を把握できるGPS(全地球測位システム)機能や、方位や傾きなどを検出できるセンサーも備えている。

■しのぎを削る2大陣営

現在、スマホの世界では、2大勢力が争っている。アップルの「iPhone」とグーグルのアンドロイドを搭載した機種だ。前者は、アップルが1社ですべて開発している。後者は、グーグルが開発したOSのアンドロイドを基に、各メーカーがさまざまな端末を販売している(図2)。

特徴を一言でまとめると、iPhoneは「統一性」、アンドロイドは「多様性」だ。iPhoneは端末が基本的に1種類で、アプリや音楽購入の窓口も「iTunesストア」に統一されている。アンドロイドは、個々の端末メーカーが開発しており、さまざまな機種が登場している。

スマホを導入する際に注意したいのは月額利用料だ。スマホにすると、利用料が従来の携帯電話より跳ね上がる。スマホでは大量のパケット通信を行うため、定額のパケット通信プランへの加入が必要で、その分が5000~6000円かかる。このため月々の利用料は、通話料を除いても7000円程度になる(図3)。

■タッチが操作の基本

それでは、スマホの基本操作を説明しよう(図4)。スマホには、基本的にキーがない。その代わりに、画面を指で直接触って操作する。この操作方法を習得するのが、スマホ攻略の第一歩だ。

最も基本的な操作が「タップ」(図5左)。画面を指で軽くたたく操作だ。これにより、アプリを起動したり項目を選んだりする。2回たたくのが「ダブルタップ」で、画面の拡大/縮小に用いる(図5中央)。画面を長押しする「ロングタップ」では、画面のテキストを選択したり、メニューを表示したりできる(図5右)。

このほか、スマホで習得しておきたいタッチ操作に「スライド」「フリック」「ピンチアウト」「ピンチイン」がある。

スライドは画面上の対象物に触れてそのまま動かす操作、フリックは対象物を素早く払う操作である(図6)。

また、文字や写真、地図などの拡大/縮小を行うのが、ピンチアウト/ピンチインだ(図7)。ピンチアウトは2本の指で画面に触れてそれを広げる、逆にピンチインは2本の指の間隔を狭める操作である。パソコンより画面が小さいスマホでは、ピンチアウト/ピンチインの操作に慣れておくと役立つ。

[日経PC21 2012年11月号の記事を基に再構成]

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2600X_W2A221C1000000/

なるべく早めに続きの記事をクリップしようと思っているのだが…

桜吹雪「桜吹雪」 from Hashigozakura