<米海軍台風進路予想2014>【更新6日02時】 台風18号(ファンフォン)進路予想予想図を警報No.28(日本時間6日00時発表)に更新。それによると、台風予想進路中心点は伊豆半島6日09時、横須賀周辺を11時通過。首都圏を直撃しそうです。6日未明から早朝にかけて紀伊半島⇒中部沖⇒東海沖の経路。
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情報は米国海軍研究試験所(NRL=Naval Research Laboratory)の熱帯低気圧予報(NRL Tropical Cyclone Page)より取得。米海軍NRL/TCPへのアクセスおよび情報取得方法は後段にて説明。 以下の「ただし書き」1、2、3、を読んでから進んで下さい――
- 本文または画像加筆に「JST」と表示のあるものは日本標準時間(JST)を意味する。 世界標準時からJSTにする場合は9時間足す。
- 米軍が使用している時間表記はZulu Time(ズール・タイム)と呼ばれるものでUTC/GMTの時間表記(いわゆる世界標準時)。 「05/06Z」のよう末尾に「Z」付けて表示されることが多い。 「05/06Z」はズール・タイムで4日06時を意味する。 JSTにするには9時間足して、5日15時となる。 「05/15Z」とズール・タイムで表示されているものは、9時間足して6日00時JSTとなる。 右サムネイルは「Zulu Time ⇒ JST」への簡易換算表、参考までに。
- 台風18号は警報No.22で「Supper Typhoon」(スパー台風)に格上げ表示されていたが、警報No.23から「Supper」の表示がなくなった。 大型台風ではあるが「スーパー台風」ではなくなった。
■ 警報No.27による台風18号中心点の概要
■ 6日09時JST ⇒ 伊豆半島
■ 警報No.28による台風18号中心点の位置情報ならびに予測位置
- 051200Z — NEAR 31.3N 133.2E (5日21時JST — 北緯31.3、東経133.2付近)
- 051500Z — NEAR 32.2N 134.6E (6日00時JST — 北緯32.2、東経134.6付近)
- 060000Z — 34.7N 138.8E (6日09時JST — 北緯34.7、東経138.8)
- 061200Z — 38.2N 147.5E (6日21時JST — 北緯38.2、東経147.5)
■ 警報No.28による「台風18号最接近点(CPA)」までの距離と接近日時(DTG)予想:
- 静岡県富士演習場 —- 78Km — 6日09時JST
- 神奈川県厚木基地 —- 48Km — 6日11時JST
- 神奈川県座間基地 —- 48Km — 6日11時JST
- 神奈川県横須賀基地 – 13Km — 6日11時JST
- 東京都横田基地 ——- 61Km — 6日11時JST
- 成田空港 —————- 17km — 6日12時JST
TYPHOON 18W (PHANFONE) WARNING #28 WTPN32 PGTW 051500
米海軍 スーパー台風18号(PHANFONE「ファンフォン」) 警報No.28
2014年10月5日15:00 (10月6日00:00JST)
【スーパー台風18号の人工衛星写真】
台風18号衛星写真(日本時間6日01時1分)
(台風18号人工衛星写真アーカイブ画像↓)
左より5日08:32、13:01、20:01
左より4日02:32、08:32 14:32、5日02:32
■ Prognostic Reasoning (PR)(予測根拠 [注:気象学者用概要、英文])アーカイブ
■ 米海軍・台風18号進路予想図のアーカイブ(表示日時はJST)
左より米海軍台風18号 警報No.24(5日00時)、No.25(5日06時)、No.26 (5日12時)
左より米海軍台風18号 警報No.21(4日06時)、No.22(4日12時)、No.23(4日18時)
■ 米海軍と気象庁の進路予想図併記画像のアーカイブ
■ 米海軍・台風進路予想図の最新情報の閲覧方法
http://www.nrlmry.navy.mil/TC.html (リンクしています) をクリックしてNRL Tropical Cyclone Page(米海軍・台風予報)のサイトへ来ます。 サイトの上部画面に「Latest」と表示されているタブをクリックすると、サイト情 報が最新に更新されます。 情報更新後、左欄に表示されている「West Pacific」の下に「18W.PHANFONE」というのがあるはずです。 それが台風18号です。 それをクリックしましょう――
■ 米海軍が台風警報で使用しているコードの説明
WTPNの最初の二文字「WT」は「Warning, Tropical cyclone」を意味するコードです。つまり、熱帯低気圧警報を指します。次の二文字「PN」は「Pacific, North 」(北太平洋)を意味するコードです。 PGTWは 「Pacific Guam Typhoon Warning Center」(グアム台風警報センター)を指すコードです。 「WTPN PGTWは米軍の通信で使用されているコー ドで、通信の対象地域、内容、情報の発信元を表示するコードです。
■ NRL(米国海軍研究試験所)のホームページはこのようなイメージです――
米国海軍研究試験所(NRL=Naval Research Laboratory)のHP
⇒ http://www.nrlmry.navy.mil/
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気象庁、日本気象協会の最新台風情報は下記掲載リンクから閲覧・確認して下さい――
■ 気象庁・台風情報 <台風経路図(台風5日進路予報)>
最新情報は ⇒ http://www.jma.go.jp/jp/typh/typh5.html
■ 日本気象協会の台風進路予想図
最新情報は ⇒ http://bousai.tenki.jp/bousai/typhoon/
◆ 気象庁「高解像度降水ナウキャスト」は極めて有効なツールです。 高解像度降水ナウキャスト<http://www.jma.go.jp/jp/highresorad/>でズームアップし自分が住んでいる地域の雨雲と降水予報をチェックすることを強くオススメします。
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【台風18号最新情報、6日03:32追加】 NHKニュース3時02分を追加します――
台風18号 東海の一部も暴風域に
(NHK 10月6日3時02分)
大型で強い台風18号は四国や紀伊半島を暴風域に巻き込みながら北上し、先ほど東海の一部が暴風域に入りました。台風はこれから朝にかけて近畿南部や東海にかなり接近し、その後、上陸するおそれがあり、気象庁は暴風や土砂災害、それに高潮などに警戒を呼びかけています。
大型で強い台風18号は四国や紀伊半島を暴風域に巻き込みながら北上し、先ほど東海の一部が暴風域に入りました。台風はこれから朝にかけて近畿南部や東海にかなり接近し、その後、上陸するおそれがあり、気象庁は暴風や土砂災害、それに高潮などに警戒を呼びかけています。
気象庁の発表によりますと、大型で強い台風18号は午前3時には和歌山県の潮岬の南西80キロの海上を1時間に35キロの速さで北東へ進んでいるとみられます。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心から半径190キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。四国と近畿の一部が暴風域に入っているほか、先ほど三重県の一部が暴風域に入りました。
紀伊半島には台風の発達した雨雲が流れ込み、午前2時半までの1時間には国土交通省が和歌山県の新宮市熊野川町に設置した雨量計で84ミリの猛烈な雨を観測しました。また、午前2時半までの1時間には、同じく和歌山県那智勝浦町の色川で59ミリの非常に激しい雨が降ったほか、三重県の熊野市新鹿と御浜町で34ミリの激しい雨を観測しました。
これまでの雨で和歌山県と三重県、伊豆諸島の三宅島では土砂災害の危険性が非常に高くなり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。さらに、和歌山県の沿岸では潮位が上がり、高潮による浸水の危険性が高くなっている地域があります。
台風はこのあとも朝にかけて近畿南部や東海にかなり接近し、その後、上陸するおそれがあります。
6日は広い範囲で猛烈な風が吹くおそれがあり、▽近畿と東海、伊豆諸島では最大風速が35メートル、最大瞬間風速が50メートル、▽四国と関東甲信では最大風速が30メートル、最大瞬間風速が45メートルに達する見込みです。また、▽九州北部と中国地方、それに東北では最大風速が23メートルから25メートル、最大瞬間風速が35メートルと予想されています。
四国や近畿の沿岸では波の高さが9メートルを超える猛烈なしけとなっています。6日は太平洋沿岸の広い範囲で猛烈なしけとなる見込みで、波の高さは、▽伊豆諸島で11メートル、▽近畿と東海、関東で10メートル、▽四国で9メートルと予想され、▽九州や沖縄・奄美、それに東北の沿岸も大しけとなる見込みです。
近畿南部や東海では台風の接近と満潮の時間帯が重なり、高潮による浸水のおそれがあります。
台風と前線の影響で四国から東北にかけての各地で1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリから100ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。6日夜遅くまでに降る雨の量は、いずれも多いところで、▽東海で350ミリ、▽近畿と伊豆諸島で250ミリ、▽中国地方と四国、それに関東甲信で200ミリ、▽北陸と東北で150ミリから180ミリと予想されています。
気象庁は、暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水、それに高潮に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141006/k10015147081000.html
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