トランプ・習近平電話会談、なぜ安倍首相訪米に合わせたのか?(NW日本語版)⇐調査不足ですゾ、この記事!

Newsweek(ニューズニューズウィーク日本語版)HPの今日(2月13日)のトップは〝「「トランプ・習近平」電話会談は、なぜ安倍首相訪米に合わせたのか?」″という記事でした。 それを読んで物申したくなりました。 調査不足なのに思い込みで書いている記事と言われても仕方がないかと思いますネ。

2017-02-13-20-03-35-newsweek-top

記事はこう始まります―

「9日、トランプ大統領は習近平国家主席と電話会談し、「一つの中国」を尊重すると述べた。なぜ安倍首相訪米のこのタイミングなのか。水面下で動いていたトランプ政権を支える米財界人と中国とのつながりを考察する。」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6959_1.php

記事は進み3ページ目で「ティラーソン国務長官」の名前が出てきます。 そして中国台湾網の2月9日付けの記事を引用して、「米上院外交委員会」に対しティラーソン氏が提出した公聴会答弁書の話が出てきます。 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6959_3.php

4ページ目には―

「…そして安倍首相訪米の2月9日にようやく漕ぎ着けケリを付けた。だから親中派の台湾メディアに公開させ、書簡を送った。」 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6959_4.php

と、あたかも中国台湾網の2月9日付けの記事が大きな役割をなしたかのような書き方です。

ニューズウィークの記事を書いた「遠藤 誉」東京福祉大学国際交流センター長さん、残念ながら、ティラーソン氏が提出した公聴会答弁書の「一つの中国」を最初に報道したのは2月7日のJapan Times (ジャパン・タイムズ)のこの記事です――

“Behind the scenes, Tillerson tones down rhetoric on South China Sea”

http://www.japantimes.co.jp/news/2017/02/07/asia-pacific/behind-scenes-tillerson-tones-rhetoric-south-china-sea/#.WJya_hIrKu4

この記事の最後にはこう書かれてます――

Trump has also raised the prospect of using Taiwan as a bargaining chip in Sino-U.S. relations, saying “everything is under negotiation,” including the so-called “One China” policy.

Asked about potential shifts and possible negotiations on “One China,” Tillerson said he backed the policy, adding that he would “continue these policies and work to ensure that the cross-strait military balance remains favorable to peace and stability.”

“I intend to support the One China policy,” Tillerson wrote. “The people of Taiwan are friends of the United States and should not be treated as a bargaining chip. The U.S. commitment to Taiwan is both a legal commitment and a moral imperative.”

■ さて…..ティラーソン氏が提出した公聴会答弁書がキーなのですが、これは非公開の文書です。 ジャパンタイムズの記事は冒頭でその公聴会答弁書をこのように記述しています―

The document, a series of written responses to questions by Maryland Sen. Ben Cardin during Tillerson’s confirmation hearing last month before the Senate Foreign Relations Committee, was posted to the websites of environmental advocacy groups earlier this month.

“environmental advocacy groups”(環境擁護グループ)のウエブサイトに今月初め掲載されたとあります。 一体それはどこにあるのでしょうか?

カナダのバンクーバーを本拠地とする非営利環境保護団体で「デスモッグ・カナダ」(DeSmog Canada)という団体があります。 日本ではあまり知られていませんがかなり有名な環境保護団体です。 科学誌「ネイチャー」にも名前出てきたりしてます。 「デスモッグ・カナダ」(DeSmog Canada)は DeSmog.blog というサイトを運営してます(https://en.wikipedia.org/wiki/DeSmogBlog)。 その2月2日の記事―

“Rex Tillerson Backs Aggressive Policy in Disputed South China Sea as Exxon, Russia Eye Region’s Oil and Gas”

https://www.desmogblog.com/2017/02/02/rex-tillerson-south-china-sea-exxon-russia-offshore-oil-gas

この記事に掲載されている動画の下にこのよう書いてあります―

Tillerson, who came under fire during his hearing for maintaining close business ties with Russian President Vladimir Putin, was asked for further clarification on what he thinks the U.S. posture toward China should be in one of dozens of questions sent to him by Sen. Ben Cardin (D-MD). In responding, Tillerson spelled out the bellicose stance he believes the U.S. should take toward China, a country Trump has often said should be handled with a metaphorical iron fist.

そのリンクされている “dozens of questions” をクリックするとティラーソン氏が提出した公聴会答弁書のPDFファイルを閲覧することができます。 英語分かる方必読です。

■ この公聴会答弁書は、米上院外交委員会のカーディン上院議員(民主党)による111の質問に書面で回答している非公開の公聴会答弁書です。 DeSmogのHPに掲載されている答弁書が本物であることを、ジャパンタイムズは米上院外交委員会スポークスマンと確認済みです(記事に書いてあります)。 この公聴会答弁書を読むと、安倍首相訪米の飛行機が飛び立ってから「トランプ・習近平電話会談」ことや「一つの中国」を尊重するすると発表したこと、さらに安倍・トランプ会談で在日米軍費用負担の増額に触れなかったことは何ら不思議ではありません。 「ほんとかよ?」と思われる方も多いでしょう。 チョット説明します。

● 一つの中国に関してカーディン上院議員は「ニクソン、カーター、レーガン大統領らがそれぞれ1972年、1979年、1982年に出した共同コミュニケによる中国に対する米国の基本方針を維持するのか、変えようとするのか?」と質問しています(質問69番)。 ティラーソン氏は「(国務長官になった場合)それらの方針を維持するつもりである」と明言しています。

2017-02-13-22-34-00-q69-tillerson

● 質問77番でカーディン上院議員は東アジアの同盟に関しこう質問しています―「公平な費用負担の合意が日本や韓国となされなかった場合、貴方はそれらの国から米軍を撤収させるつもりなのか?」 それに対しティラーソン氏は「日本と韓国はすでに、米軍の支援に多額(large amounts)の寄与をしている。今後、関連対話が生産的に進められ、公平な負担金合意が行われると楽観している。」と回答している。 つまり、日本や韓国が十分な費用負担をしていることをアメリカは公的に認識しており、増額交渉をしたとしても微増の範囲であることを示唆している。

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このようなことが書かれている(内容が本物の)文書が2月2日に国際的に有名なサイトに掲載されてしまった。 さて、トランプ大統領は、安倍首相が訪米した時に今までと同じにように言えるだろうか? 米上院外交委員会に書面で回答し、その考慮の結果、委員会の採決によって国務長官就任が認められたのだ。 それを覆すような言いたい放題を言ってしまえば大統領として資質がない事を示すことになる。

中国に対しては即、手を打たなければならない。 なぜなら、安倍首相は対中国強硬派だから、彼がアメリカに来る前に「一つの中国」容認の布石を打っておかなければ、トランプ政権は身動きが取れなくなってしまう。 ということでトランプ政権は習近平に書簡を送り、バタバタと電話会談をしたのではないでしょうか。

在日米軍に関しては、「多額の経費負担をしている」と議会に書面回答しているのですから、安倍首相に「カネ払わねいと撤収するゾ!」などとは言えません。 ダンマリだったのは流出公開されたティラーソン公聴会答弁書が原因でしょう、と思います。

■ デスモッグ(DeSmog)はどうやってティラーソン公聴会答弁書を手に入れたのでしょう? おそらく、米上院外交委員会の民主党議員のだれかがトランプ大統領への歯止めためにながしたのではないでしょうか。 どちらにしてもティラーソン国務長官はデスモッグ(DeSmog)の最大のターゲットです。 なぜなら、エクソンだからです。 ロシア、中国との石油権益が絡んでいるのです。 デスモッグ(DeSmog)はCO2削減を世界に訴えている環境保護団体です。 トランプ政権とは相いれません。

カナダのトルドー首相が訪米し、米国時間の2月13日にトランプ大統領と会談するはずですが…. 安倍首相のようには行きませんね。 移民政策で大きく意見が違いますし、NAFTA再交渉もあるし。 なにより、デスモッグ(DeSmog)はカナダに本拠地を置くNPOです。 そして、デスモッグはトルドー首相と関係良好です。 さてどういう会談になるのでしょう。

おしまい

(追記投稿するかもしれません)

 

「和紙」、ユネスコ無形文化遺産登録勧告決定!(更新10月28日)

<「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」>登録の対象となっている和紙は、島根県の「石州半紙(せきしゅうばんし)」、岐阜県の「本美濃紙(ほんみのし)」、埼玉県の「細川紙(ほそかわし)」の3件。 石州半紙は、すでに2009年、ユネスコの無形文化遺産に登録されているが、今回は、石州半紙に本美濃紙と細川紙を加え、「和紙 日本の手漉和紙技術」として登録を目指している。

「和紙」、ユネスコ無形文化遺産の勧告なるか_1  「和紙」、ユネスコ無形文化遺産の勧告なるか_登録までの流れ図

日本政府は2013年春、ユネスコ無形文化遺産登録に向け、提案書を提出している。【追記10月28日】⇒国連教育科学文化機関(ユネスコ)の補助機関は「和紙 日本の手漉和紙技術」を無形文化遺産に登録するよう勧告した。登録勧告が覆された例はなく、11月下旬にフランス・パリで開かれるユネスコ政府間委員会で登録が決まる見通しだ。

改めて提案した登録】 本美濃紙はユネスコの無形文化遺産として、平成21年に一度、登録の提案をしたが、すでに登録されている島根県の石州半紙に似ていることから登録が見送られた。 このため、文化庁は去年、石州半紙や埼玉県の細川紙と共に改めて本美濃紙を「日本の手漉き和紙技術」として、無形文化遺産に登録する提案書をユネスコに提出していた。

1300年に及ぶ歴史】 「本美濃紙」は、岐阜県美濃地方で作られる美濃和紙の中でも厳選されたこうぞを原料に、昔ながらの手すきで1枚1枚仕上げるすきむらのない美しい高級和紙だ。 美濃地方で作られた和紙は、正倉院に残る戸籍の紙にも使われており、その歴史は1300年に及ぶとされいる。 なかでも本美濃紙の技術は、美濃市の保存会の職人たちに受け継がれ、国の重要無形文化財に指定されている。 「細川紙」は埼玉県小川町と隣の東秩父村に受け継がれてきた手すきの技術。 歴史は1300年と言われ、丈夫で薄い和紙を作る技術は国の重要無形民俗文化財にも指定されている。

「和紙」は「1000年以上」とも言われる驚異的な保存性と、強靱で柔らかな特性を持つ世界に類を見ない優れた紙である、そのため世界中の文化財の修復にも使われいる。 その和紙を作る手漉(てすき)の技術が消滅の危機に瀕しているのをご存じだろうか。 全国手漉き和紙連合会によれば、現在日本で和紙を漉いている家はわずか295戸。20世紀の初め、1901年には6万8562戸だったので、100年あまりで230分の1に減った計算になる。そして今なお、減少のペースは加速を続けているようだ。

日本で和紙を漉いている家の戸数の推移現在、「全国手すき和紙連合会」に加盟しいる産地は――

「和紙」全国産地マップさて、「和紙の歴史」について少々書きとどめておこう――

「和紙の話」

日本に紙の作り方が伝わったのは、今から1400年前、西暦610年といわれる。『日本書紀』によれば、この年渡来した高句麗の僧・曇徴(どんちょう)が紙の製法を伝えたという。これより前から、国内で紙漉きが始まっていたとする意見も多い。

伝来した手法の源流は中国にある。曇徴の来朝から500年も前の西暦105年、後漢の官吏・蔡倫(さいりん)が紙を発明したと『後漢書』にある。ただし中国では、さらに250年ほども遡った紀元前2世紀の紙が見つかっている。現在では、蔡倫は紙の発明者というより、製法を確立し、世に広めた人物とされる。蔡倫がつくった紙は蔡侯紙と呼ばれ、それまで使われていた絹布や木簡の代わりに、文字を書き記す素材になった。

日本で当初漉かれた紙も、蔡侯紙と同様に書写に使われた。写経や行政用の記録といった用途である。正倉院に残される日本製の最古の紙には、西暦702年当時の戸籍が記されている。770年に完成した『百万塔陀羅尼(だらに)経』は、現存する世界最古の印刷物の一つとされる。世の平静を願い、陀羅尼と呼ばれる呪文を印刷して百万の小塔に収めたものである。

平安時代になると、紙は文字だけでなく情緒を載せる媒体に発展した。貴族社会の中で、紙を染め、継ぎ、文様を擦り込むといった、きらびやかな加工技術が花開く。女性は和歌を詠む薄様の紙を懐に忍ばせ、『源氏物語』は色鮮やかな絵巻物に仕立てられた。平安文化を彩った数々の技法は、当時の写本『西本願寺本三十六人歌集』などに、その美をとどめている。

江戸時代にもなると、紙は日常生活の隅々まで行き渡る。漆を塗った紙は器や煙草入れに変わり、油を引いた紙で傘を張り、揉んだ紙を衣類に仕立てて紙衣(かみこ)と呼んだ。元結紙で髷を結い、ちり紙で鼻をかんだ。正月にはおみくじでその年を占い、暑い夏を扇子でやり過ごした。大人は熨斗紙や水引で礼儀を示し、子供は折り紙やかるた、凧で遊んだ。

このころ日本は、世界でも最先端を行く紙の先進国だったらしい。17世紀初頭、伊達政宗が支倉(はせくら)常長を団長とする親善使節団を欧州へ派遣した際は、一行がフランスやイタリアで使い捨てた鼻紙を現地人が貴重品として争って拾い集めたという。当時、日本と接点があったオランダでは、和紙を好んだレンブラントが何度も銅版画に使っている。

多彩な用途を支えたのは、全国で生産された様々な和紙だった。京都の女性に「やわやわ」と呼ばれて愛された極薄の吉野紙。公文書用として名高い越前の奉書紙。障子紙の最高峰は本美濃紙で、襖には名塩の間似合紙。用途や産地に応じた和紙の呼び名は枚挙にいとまが無く、どの地方にも大抵、名のある紙がある。

こうして和紙が独特な生態系を形作るまでには、長い歳月が必要だった。ところがその瓦解に要した時間はごく短い。契機となったのは、明治維新以降の日本社会の変化である。安価な洋紙が和紙を圧倒し、西洋風の生活慣習が日本の紙の居場所を狭めていった。

その洋紙も、起源をたどれば中国に行き着く。けれど、東西に分かれて伝播した紙がたどった進化の方向性は、日本と西欧で全く違ったものだった。

西暦751年、中央アジアのタラス河畔でイスラム帝国が唐との戦いに勝った。このときの捕虜に紙職人がいたことが、製紙法が西に伝わった第一歩とされる。その直後にサマルカンドに製紙所ができた。欧州は、イスラム圏を通じて紙の存在を知る。当初は輸入に頼っていたが、12世紀ごろから西欧の各地に製紙所ができていく。

欧州での紙の生産に多大な影響を与えたのが、1450年ごろにグーテンベルクが実用化した活版印刷である。これにより、書籍に対する爆発的な需要が生まれた。日本人が紙の用途を生活の随所に広げている間、欧州は印刷に向く紙の量産に目標を定め、その方法の模索に注力した。その成果として、17世紀のオランダで紙の材料の繊維をほぐし切断する「ホランダービーター」が発明される。1800年前後には、自動的に紙を漉く抄紙機がイギリスやフランスで稼働を始めた。

欧州でずっと問題だったのは、紙をつくる原料の慢性的な不足だった。鼻をかんだ紙まで奪い合った一因は、和紙の品質もさることながら、欧州では使い捨てにするほど紙を量産できなかったという事情による。長い間洋紙の材料は、使い古した衣服などのぼろ切れで、確保できる量が自ずと限られていたのだ。江戸時代が終わる19世紀半ばになって、この問題の決定的な解決策が誕生する。木材からパルプをつくる手法が誕生したのである。これによって原料不足は一挙に解消し、和紙と比べて圧倒的に安く紙をつくるシステムが確立した。

日本で最初に機械漉きの洋紙が製造されたのは、木材パルプの発明からほどない1874年。当初は和紙と比べて品質も劣り、人気もなかったようだ。しかし、1903年に小学校の国定教科書で洋紙を採用したころから徐々に生産が伸びていく。和紙の側は機械化や材料の工夫で対抗したが、所詮は相手の土俵の上であり、勝ち目は薄かった。和紙の作り手がたどった道のりは、冒頭で述べた通りである。

和紙の良さは、簡単には破れない強さや、長期にわたって傷まない保存性の良さ、独特の肌合いなどにある。それを形作ってきたのが、植物の皮から人手で採取した繊維を、独特な手漉きの技法で加工する製造方法だった。樹皮が含む繊維は長く、手漉きによってよく絡むため、強靱な紙ができる。1000年も持つとされるのは、製造中に繊維を傷めにくく、添加物が少ないからである。全国の紙漉きは、細かい素材の特性を引き出し、漉き方の工夫を重ねることで、厚さや風合いの異なる、さまざまな紙を生み出してきたわけだ。

洋紙の作り方は、和紙とは対照的である。全国手漉き和紙連合会会長の成子哲郎は、「和紙は素材の良さを引き出しているだけ。洋紙は逆に、素材の特徴を消すような作り方をしている」と表現する。洋紙の原料であるパルプは、機械や化学薬品によって木材から抽出する。歩留まりは高いが繊維は傷む。加えて、紙の特性を改善するために加える数々の薬品が、後々紙を傷める原因になる。だから洋紙は1000年も持たない。しかも、和紙と比べればはるかに破れやすい。パルプが含む繊維が短く、機械で漉くと、そこまで繊維が絡まりあわないからである。

その代わり、洋紙は極めて安価だ。機械や薬品による表面処理で、光沢度や平滑性は高く、印刷も容易である。添加物や処理方法を変えれば、色々な紙を設計することも可能だ。同様の処理を施していない昔ながらの和紙は、概して表面が粗く、印刷機にかけると紙の一部が剥離する「紙剥け」が生じやすい。インクの乗りも悪い。それは、柔らかな風合いと裏腹なのである。

(出典: 日経テクノロジー「「和紙」 第1話 『生きた紙が滅びるとき』」より抜粋)

産科医療、9県で厳しい態勢続く。分娩医、10年後に地方で急減…少子化に拍車がかかる日本の医療の現実!

日本産科婦人科学会(日産婦)と日本産婦人科医会(日産婦医会)の調査によると、人口10万人当たりの産科医の数は、茨城県が最も少なく4.8人、続いて福島県が5人、埼玉県が5.3人と、全国平均の7.6人を下回り、最も多い東京都や沖縄県の11.1人の半分に届かない。 また、日産婦と日産婦医会の試算によると、お産を扱う施設で働く医師(分娩〈ぶんべん〉医)の数が10年後の2024年、地方で急減し、態勢を維持するのが困難になるとのいう。 産科の医師が現場から去っていき、今後、医療崩壊が起きる県も出てくるのではないかと懸念されている…。 以下、この件にかんするニュースクリップ――

産科医療 9県で厳しい態勢続く見込み
(NHK 10月19日11時59分)

全国の産科の医師の勤務実態について日本産科婦人科学会などが調べたところ、地域ごとの医師の数に差があり、福島県など全国9つの県では産科医療の厳しい態勢が続くと見込まれることが分かりました。

この調査は日本産科婦人科学会などが行ったもので、ことし3月時点の全国の産科の医師の数や年齢、それに医師1人当たりのお産や手術の数など6項目を調べました。

人口10万人当たりの産科医師数_全国平均を下回った県_分布図画像その結果、人口10万人当たりの産科の医師の数は、茨城県が最も少なく4.8人、続いて福島県が5人、埼玉県が5.3人と、全国平均の7.6人を下回り、最も多い東京都や沖縄県の11.1人の半分に届きませんでした。

また、地域医療の将来を担う35歳未満の若手の産科の医師の数を見ますと、いずれも人口10万人当たりで福島県が最も少なく0.8人、続いて石川県が1人、新潟県と岐阜県が1.1人などと、全国平均の2人を下回っていました。

産科医療全国平均を下回った9県_分布図画像6つの項目すべてで全国平均を下回ったのは、福島県、千葉県、岐阜県、和歌山県、広島県、山口県、香川県、熊本県、大分県の9つの県で、これらの県は現在、産科医療の態勢が厳しく、今後もすぐに改善することは難しいとみられるということです。

調査を行った日本医科大学の中井章人教授は、「産科の医師が現場から去っていき、今後、医療崩壊が起きる県も出てくるのではないかと懸念している。この結果を基に、各自治体はそれぞれの状況に合わせた対策を考えてほしい」と話しています。

産科医療 9県で厳しい態勢続く見込み_NHK10月19日画像2 産科医療 9県で厳しい態勢続く見込み_NHK10月19日画像3

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141019/t10015516911000.html

分娩医、10年後に地方で急減 日産婦など試算
(朝日 2014年10月19日05時29分)

10年後の分娩医の増減図(都道府県別)産婦人科医のうち、お産を扱う施設で働く医師(分娩〈ぶんべん〉医)の数が10年後の2024年、地方で急減し、態勢を維持するのが困難になるとの試算を日本産科婦人科学会(日産婦)と日本産婦人科医会(日産婦医会)がまとめた。全国平均だと約7%増える見込みだが、増加分は東京、大阪など大都市圏が中心。石川と福島で20%以上減るなど、27府県で減少する。高齢の医師が退職時期を迎える一方で、後継者となる若手が少ないためだ。

お産を扱う医師に限った実態が都道府県ごとに明らかになるのは初めて。日産婦医会はデータを改めて精査した上で、来月中旬に東京で開く記者会見で公表する。

全国の産婦人科医は今年3月末で1万5990人、うち分娩医は約61%、9702人だった。

試算では、分娩医の退職時期を現状に基づき65歳と仮定し、今後10年間で65歳以上になる人数と、新たに分娩医になる人数の推計を差し引きした。新たに分娩医になる人数は、過去8年間の都道府県ごとの実績を1・25倍し、今後10年間の推計とした。

その結果、10年後は全国で分娩医が6・9%増えるという。しかし西日本を中心に、半数を超える27府県で減少。石川が25・8%減、福島が20・2%減となるほか、宮崎、大分、島根、岐阜、三重など9県が10~20%減る。

一方、増えるのは東京(32・2%)、大阪(17・6%)、兵庫(14・6%)など19都道府県。だが、うち13道県は10%以下の増加率にとどまり、大きく伸びるのは大都市圏が中心だ。

富山大大学院の斎藤滋(しげる)教授(産科婦人科学)は「専門医資格の取得には多くの症例を経験する必要があるが、地方は少子化で症例数が少なく、専門医取得に時間がかかるため分娩医が減る」と話す。少人数で過酷な勤務になりがちなことも、地方が敬遠される要因という。また、東京都内の大学病院に勤務する分娩医は「医師は高い教育を受けており、自分の子どもへの投資にも熱心。だから教育環境が充実している都会を志向する」と指摘する。

国が医学部定員を増やしているため、医師全体の数は増えている。厚生労働省によると12年は約30万3千人で、04年に比べて12%増。しかし産婦人科医は552人(4・5%)増と伸びは鈍い。当直回数や不規則勤務の多さなど労働環境が他の診療科に比べて悪いうえ、訴訟リスクへの不安もあるためとされる。

日産婦などは国に対策を求めているが、厚労省救急・周産期医療等対策室は「他の診療科の医師も不足しており、産婦人科医だけを増やす政策はできない」としている。(神元敦司)

http://digital.asahi.com/articles/ASGBB53R3GBBPTIL01F.html

B-1グランプリin郡山2014の結果とメニュー一覧⇒1位「十和田バラ焼き」、2位「勝浦タンタンメン」、3位「今治焼豚玉子飯」….

B-1グランプリin郡山」が10月18日~19日に福島県郡山市で行われた。59団体が参加、来場者数は45万3千人。その結果、1位のゴールドグランプリに輝いたのは「十和田バラ焼き」(青森県十和田市)、2位シルバーグランプリは「勝浦タンタンメン」(千葉県勝浦市)、3位ブロンズグランプリには「今治焼豚玉子飯」(愛媛県今治市)が選ばれた。 以下はNHKのニュースのクリップとB1グランプリ郡山実行委員会発表のグランプリ結果のニュースリリースです――

B-1グランプリ 十和田バラ焼きの団体に_NHKニュース2014年10月19日  B-1ブランプリin郡山2014_投票結果(B1郡山委員会NewsReleaseH26-10-19)
念願のゴールドグランプリに輝き、喜ぶ「十和田バラ焼きゼミナール」(青森県十和田市)のメンバー_写真

「B-1グランプリin郡山」グランプリ入賞の「十和田バラ焼き」、「勝浦タンタンメン」、「今治焼豚玉子飯」はこんな感じです――

B-1ブランプリin郡山2014_1位ゴールドグランプリ「十和田バラ焼き」B-1ブランプリin郡山2014_2位シルバーグランプリ「勝浦タンタンメン」 B-1ブランプリin郡山2014_2位ブロンズグランプリ「今治焼豚玉子飯」

■ 「B-1グランプリin郡山」のトップ10(団体・メニュー名は公式サイトのメニュー紹介ぺページにリンク済み)――

B-1グランプリ in 郡山 (2014) のトップ10
順位 団体・メニュー名 ご当地
1位 十和田バラ焼きゼミナール 青森県十和田市
2位 熱血!!勝浦タンタンメン船団 千葉県勝浦市
3位 今治焼豚玉子飯世界普及委員会 愛媛県今治市
4位 津ぎょうざ小学校 三重県津市
5位 あかし玉子焼ひろめ隊  兵庫県明石市
6位 久慈まめぶ部屋 岩手県久慈市
7位 対馬とんちゃん部隊 長崎県対馬市
8位 かほく冷たい肉そば研究会 山形県西村山郡河北町
9位 小樽あんかけ焼そば親衛隊 北海道小樽市
10位 田川ホルモン喰楽歩 福岡県田川市

■ B-1グランプリin郡山 参加団体とメニュー名一覧表
(団体・メニュー名は公式サイトのメニュー紹介ぺページにリンク済み)

B-1グランプリin郡山 参加団体とメニュー 各大会グランプリ授賞
あ行 あかし玉子焼ひろめ隊 
石巻茶色い焼きそばアカデミー
出雲ぜんざい学会
いちのせきハラミ焼なじょったべ隊
今治焼豚玉子飯世界普及委員会
いわてまち焼きうどん連合歓隊
うまいでぇ!加古川かつめしの会
越前坂井辛み蕎麦であなたの蕎麦で辛み隊
大月市おつけだんごの会
大曲納豆汁旨めもの研究会
大村あま辛カレーうまか隊!
男鹿のやきそばを広める会
小樽あんかけ焼そば親衛隊
小浜ちゃんぽん愛好会
オホーツク北見塩やきそば応塩隊
か行 笠間いなり寿司いな吉会
かほく冷たい肉そば研究会
亀山みそ焼きうどん本舗
北上コロッケまるっとLab
行田ゼリーフライ研究会
久慈まめぶ部屋
黒石つゆやきそばHAPPY麺恋”ジャー
郡上発!奥美濃カレーファミリー
甲府鳥もつ煮でみなさまの縁をとりもつ隊 第5回大会ゴールドグランプリ
小倉焼うどん研究所
さ行 佐伯ごまだしうどん大作戦
佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ
上州太田焼そばEnJOY麺berS
須崎鍋焼きラーメンプロジェクトX
た行 第746なよろ煮込みジンギス艦隊
高浜とりめし学会
田川ホルモン喰楽歩
津ぎょうざ小学校
対馬とんちゃん部隊
津山ホルモンうどん研究会
Do it!松阪鶏焼き肉隊
鳥取とうふちくわ総研
豊川いなり寿司で豊川市をもりあげ隊
とよま油麸丼の会
十和田バラ焼きゼミナール 第9回大会ゴールドグランプリ(今回)
な行 名張牛汁協会
浪江焼麺太国 第8回大会ゴールドグランプリ
西伊豆しおかつお研究会
熱血!!勝浦タンタンメン船団
は行 八戸せんべい汁研究所 第7回大会ゴールドグランプリ
浜松餃子学会
日田やきそば研究会
ひるぜん焼そば好いとん会 第6回大会ゴールドグランプリ
備後府中焼きを広める会
富士つけナポリタン大志館
富士宮やきそば学会 第1・2回大会ゴールドグランプリ
伏見稲荷寿司ひろめ隊
本荘ハムフライ・ハム民の会
ま行 三崎まぐろラーメンズ
南魚沼きりざいDE愛隊
めいほう鶏ちゃん研究会
や行 山形芋煮カレーうどん寄合
横手やきそばサンライ’S 第4回大会ゴールドグランプリ
四日市とんてき協会

「B-1グランプリin郡山2014」公式サイトのURL
⇒ http://b-1koriyama.com/

■ 十和田バラ焼きの「バラ焼き」とは何?

☛ Wikipedia 「バラ焼き」

☛ 十和田バラ焼きゼミナールHP 「バラ焼きとは?」「ご家庭での食べ方」
バラ焼きとは?☛ 十和田バラ焼きゼミナールHP 「バラ焼きの歴史」
バラ焼きの歴史

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世論調査・NHK10月⇒安倍内閣支持率52%(6ポイント↓)、政党支持率は自民40.2%、民主5.6%、維新1.4%、公明4.1%、次世代0.1%、みんな0.5%、共産3.3%、生活0.1%、社民0.9%、支持政党なし35%…

世論調査NHK|内閣支持率|政党支持率2014年10月14日発表安倍内閣支持率は先月よりより6ポイント下がって52%「支持しない」は6ポイント上がって34%。また、各党の政党支持率は、自民党が40.2%(-0.2)、民主党が5.6%(+0.2)、維新の党1.4%、公明党が4.1%(-0.2)、次世代の党が0.1%(±0)、みんなの党0.5%(+0.5)、共産党が3.3%(±0)、生活0.1%(-0.1)、社民0.9%(+0.4)、「特に支持している政党はない」が35.0(-1.9)だった。

ここに書いてある野党を全て足すとたったの11.9%…支持率1%に満たない政党は「結いの党」も入れて5党もある。 「支持政党なし」35%は野党全てを足した11.9%の3倍だ。 野党の政治家はこの意味を本当に分かっているのだろか? まっ、誰も野党に期待はしていないが、それにしても不甲斐ない。 政党交付金(=国民の血税)の無駄遣い以外の何物でもないだろう。 以下、NHK世論調査ニュースのクリップ――

NHK世論調査 各党の支持率は
(NHK 10月14日19時34分)

NHK世論調査2014年10月_政党支持率NHKの世論調査によりますと、各党の支持率は、自民党が40.2%、民主党が5.6%、維新の党が1.4%、公明党が4.1%、次世代の党が0.1%、みんなの党が0.5%、共産党が3.3%、生活の党が0.1%、社民党が0.9%、「特に支持している政党はない」が35%でした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141014/k10015396121000.html

NHK世論調査 内閣支持率52%
(NHK 10月14日19時34分)

NHK世論調査2014年10月_内閣支持率_画像1NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月より6ポイント下がって52%、「支持しない」と答えた人は、6ポイント上がって34%でした。

NHK世論調査2014年10月_RDD方式_画像NHKは、今月11日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で、世論調査を行いました。 調査の対象となったのは1516人で、68%に当たる1030人から回答を得ました。

NHK世論調査2014年10月_安倍内閣内閣支持率グラフ_画像それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月より6ポイント下がって52%でした。 一方、「支持しない」と答えた人は、6ポイント上がって34%でした。

NHK世論調査2014年10月_安倍内閣内閣支持の理由_画像支持する理由では、「他の内閣より良さそうだから」が41%、「実行力があるから」が18%、「政策に期待が持てるから」が13%だったのに対し、支持しない理由では、「政策に期待が持てないから」が50%、「人柄が信頼できないから」が13%、「支持する政党の内閣でないから」が11%となっています。

NHK世論調査2014年10月_国が取り組むべき課題_画像次に、6つの政策課題を挙げて、国が今、最も力を入れて取り組むべきだと思うことを聞いたところ、「景気対策」が26%、「社会保障制度の見直し」が21%、「原発への対応」が13%、「財政再建」が11%、「外交・安全保障」、それに、「東日本大震災からの復興」がともに10%でした。

NHK世論調査2014年10月_安倍内閣の経済政策への評価_グラフ安倍内閣の経済政策について尋ねたところ、「大いに評価する」が4%、「ある程度評価する」が51%、「あまり評価しない」が31%、「まったく評価しない」が10%でした。

NHK世論調査2014年10月_景気回復の実感_グラフ景気が回復していると感じるかどうかについては、「感じる」が8%、「感じない」が52%、「どちらともいえない」が35%でした。

NHK世論調査2014年10月_「地方創生」をどう思うか_グラフ安倍内閣が「地方創生」を掲げ、地方の活性化に取り組む方針を示していることについて聞いたところ、「大いに期待する」が13%、「ある程度期待する」が41%、「あまり期待しない」が31%、「まったく期待しない」が11%でした。

NHK世論調査2014年10月_「女性が輝く社会」の実現を期待するか_グラフまた、安倍内閣が「女性が輝く社会」の実現を掲げ、女性の活躍の支援に取り組む方針を示していることについては、「大いに期待する」が11%、「ある程度期待する」が42%、「あまり期待しない」が32%、「まったく期待しない」が11%でした。

NHK世論調査2014年10月_「消費税引き上げ」どうすべきか_グラフ安倍総理大臣は、消費税の税率を、来年10月に10%に引き上げるかどうか、年内に判断するとしていますが、どのような判断をすべきか尋ねたところ、「予定通り、来年10月、10%に引き上げる」が23%、「引き上げの時期を遅らせる」が35%、「引き上げをとりやめる」が38%でした。

NHK世論調査2014年10月_今後の日中関係はどうなると思うか_グラフ日本と中国の関係が、今後、今よりも良くなっていくと思うかどうか聞いたところ、「良くなっていく」が9%、「悪くなっていく」が19%、「変わらない」が65%でした。

NHK世論調査2014年10月_日中首脳会談の実現は必要か_グラフ来月、北京で開かれる国際会議に併せて、安倍総理大臣が目指している日中首脳会談を、実現させる必要があるかどうか尋ねたところ、「実現させる必要がある」が46%、「実現させる必要はない」が7%、「どちらともいえない」が40%でした。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141014/k10015395071000.html