地震予測ハザードラボは当たるのか? ⇒ ハザードラボ地震予測情報【7月11日】

地震予測ハザードラボ地震予測情報【7月11日】> 7月12日04時22分頃、宮城、福島、茨城、栃木の4県で震度4を観測する地震があった。震源は福島県いわき市の東約140キロの海底で、深さ約10キロで、マグニチュードは6.8と推定される地震だった。気象庁は岩手、宮城、福島の3県の沿岸に津波注意報を発表。岩手、宮城両県の自治体が計2万6637人を対象に避難勧告を出した。気象庁はこの地震を東日本大震災の余震とみている。 M8級の余震もありうると言われている。 そこで、7月12日早朝の福島沖地震とハザードラボが提供している地震予測とを比較してみた――

福島県いわき市沖地震2014年7月12日早朝_各地の震度分布地図   福島県いわき市沖地震2014年7月12日早朝_各地の震度分布地図2

気象庁の「震度データベース検索」で6月1日から7月11日までの震度4以上の地震を検索すると、以下のように10回起きている――

地震_震度4以上_6月1日から7月11日_リスト地震_震度4以上_6月1日から7月11日_震度分布地図気象庁は7月12日M6.8の地震の震源地を福島県沖(北緯37.0度、東経142.6度)と発表している。 ハザードラボが発表していた地震予測情報によれば「福島県沖(北緯37.0度、東経143.0度)でM5.0~6.0、予測期間6月18日~7月17日」となっていたので、これはかなりいい線をいっていた予測情報だったようだ(下の画像)――

ハザードラボ地震予測情報【7月11日】東北~関東・甲信越_地震予測地図「ハザードラボ地震予測」は http://www.hazardlab.jp/?map=qf&inflow=5 へ行けば見ることができる。 このような画面が表示されている――

ハザードラボ地震予測情報【7月11日】画像キャプチャハザードラボの「最新地震予測情報」はスカパーCh.529 ベターライフチャンネルで毎週火曜・金曜日の19:00―19:04に放送されているようだ。 また、Youtubeに動画でも配信配信している。以下はYoutubeにアップされている「7月11日 最新地震予測情報」の動画――

Youtube動画】 7月11日 ★最新地震予測情報★ 地震予測ハザードラボ地震予測情報(Full)

では、ハザードラボは予測をどうやってするのか? それは、 ハザードラボのサイトの「地震予測情報 『SensorNeT ver.1.0』について」(http://www.hazardlab.jp/think/news/detail/6/1/6150.html)で解説されているので、それを読んで頂きたい。

ちなみに、ハザードラボは予測に関してこういう但し書きを掲載しているので、あくまでも参考情報だと割り切って下さい――

『ハザードラボ』で公開する「地震予測情報」につきましては、あくまでリスクに備えるための「参考情報」として提供しているものです。この「地震予測情報」は、予報でもなく、注意報や警報でもありません。予測精度について保証するものではありません。

最近、地震が頻発しているので、「ハザードラボ地震予測情報」を当面は定期的に掲載しようかと思ってます。

ところで、「東日本大震災の余震は100年続く」という見方をしている学者もいるようです。 Zakzak(夕刊フジ)に「M8級地震の前兆か…」と題して以下の記事が掲載されていました――

M8級地震の前兆か…早朝に東北・関東で震度4 専門家、大地震
(Zakzak 2014.07.12)

M8級地震の前兆か…早朝に東北・関東で震度4 専門家、大地震を警戒(Zakzak2014年7月12日)_1突然の揺れが東日本の広い範囲を襲った。12日午前4時22分ごろ、最大震度4の地震が発生。東京など首都圏でも震度3を記録し、東北の太平洋沿岸地域で津波を観測するなど列島に緊張が走った。気象庁は東日本大震災の余震とみているが、これで終わりではない。専門家はマグニチュード(M)8級の巨大地震を警戒している。

(中略)

気象庁は、2011年3月11日に発生し、東日本大震災を招いたM9・0の東北地方太平洋沖地震の余震とみている。

M8級地震の前兆か…早朝に東北・関東で震度4 専門家、大地震を警戒(Zakzak2014年7月12日)_2本紙で「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」を連載する武蔵野学院大学の島村英紀・特任教授は、「(震源域が)陸地から140キロぐらい離れているからこれぐらいで済んだ。もう少し陸地に近ければ、もっと大きな被害が出ていただろう」と指摘し、こう続ける。

「『3・11』の余震はこれで終わりではない。これまでの統計によると、あれほどの巨大地震の後には、震源地近くで最大マグニチュードからマイナス1の余震が発生するとされている。これからM8級程度の地震が起きる可能性は残っている。それに明治三陸地震(1896年)の後、連動して昭和三陸地震(1933年)が発生したように、20~30年後に東日本大震災をきっかけとしたアウターライズ(海溝外縁部)型の大地震が起きる危険もある」(島村氏)

警戒は怠れない。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140712/dms1407121528006-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140712/dms1407121528006-n2.htm

コメントを残す