国連・世界人口白書⇒途上国、毎年730万人の少女が出産、15歳未満で出産する少女は200万人いるという…

国連人口基金(UNFPA)が30日に発表した「世界人口白書」によると、発展途上国では毎年、18歳未満で出産する少女が730万人いて、このうち200万人が15歳未満だという。 毎年7万人の少女が妊娠や出産に伴う合併症で死亡しているという。

途上国の少女の3人に1人が18歳未満で結婚する児童婚、9人に1人は15歳を迎える前に結婚している。 こうした実態の背景には貧困があるとUNFPAは指摘する。 「母親になる少女」たちについて、「少女の行動に原因があるのでなく、少女に選択肢がないことの結果」だと…   さて、あなたはこの「世界人口白書」の報告をどう受け止めるか――

国連・世界人口白書国連 毎年730万人の少女が出産
(NHK 10月30日19時33分)

国連人口基金は、発展途上国で毎年730万人の少女が18歳未満で出産しているとする白書を発表し、若すぎる妊娠で命が危険にさらされるほか教育の機会が失われることで国の経済損失にもつながっているとして、少女の権利を尊重すべきだと訴えています。

国連人口基金が30日に発表した「世界人口白書」によりますと、発展途上国では毎年、18歳未満で出産する少女が730万人いて、このうち200万人が15歳未満だということです。

若い年齢での妊娠や出産は母子の健康を大きく損なうおそれがあり、毎年7万人の少女が妊娠や出産に伴う合併症で死亡しているとみられるほか、赤ちゃんも死産になる確率が高くなっています。

また、妊娠した少女は教育を受ける機会を失い、仕事に就くのが難しくなることから、国の経済の損失にもつながるとして、中国では少女の妊娠により失われる国の利益がGDPの1%になるほか、経済規模の小さいアフリカのウガンダでは30%にもなると推測しています。

途上国における少女の妊娠は、9割近くが家庭の貧困を理由に本人の意思に反して若くして結婚させられることで起きていて、15歳未満の少女でも親の了解があれば結婚できる国は世界に52か国あるということです。

国連人口基金は、少女の妊娠は家族や地域社会だけでなく政府レベルでも取り組むべき課題だとして、少女に教育を受けさせ自立を促す支援をすることや、若すぎる結婚を禁止する法律を厳格に適用することを通じて少女の権利を尊重すべきだと訴えています。

■ 「児童婚」世界で毎日3万9000人

国連は男女のいずれかが18歳未満である結婚を「児童婚」と定義し、世界中で毎日、3万9000人の少女による児童婚が行われているとしています。

特に南アジアやアフリカを中心とした貧しい国に多く、このうちバングラデシュやアフリカのニジェール、それにチャドでは少女のおよそ3人に1人が15歳未満で結婚しているということです。

こうした地域では宗教観などから女性の地位が男性より低く見られていて、貧しい家庭に暮らす少女たちは少年に比べて学校に通わせてもらえないことが多く、地域によっては新郎側から結納品として家畜などをもらえるため、両親によって若いうちに結婚させられるケースも少なくありません。

今回発表された世界人口白書には、マダガスカルで両親の考えにより学校に通えず12歳で結婚、13歳で出産した少女や、チャドで14歳のときに二回り以上年上の男性と結婚させられまもなく出産した少女など、みずからの意思に反して結婚させられ、人権を奪われている例が紹介されています。

世界には、15歳未満の少女でも親の了解さえあれば結婚できる国が依然として52か国あることに加え、児童婚を禁じる法律があっても守られていない国があることから、国連は国際社会に対して法律の厳格な順守を呼びかけるとともに、少女を少年と対等にみなし、教育などの権利を認めるよう求めています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131030/k10015686911000.html

15歳未満の出産、途上国で年200万人 世界人口白書
(朝日 2013年10月30日19時59分)

途上国では毎年、15歳未満の少女200万人が出産している――。国連人口基金(UNFPA)は30日、思春期の妊娠をテーマに分析した「世界人口白書」(2013年版)を公表した。「母親になる少女」たちについて、「少女の行動に原因があるのでなく、少女に選択肢がないことの結果」とし、社会的支援の重要性を訴える。

「14歳のとき3倍も年上の夫と暮らすことになった。10カ月後、腕の中に赤ちゃんを抱いていた」。白書に盛り込まれたアフリカ・チャドの17歳の声だ。

推計では、18歳未満で出産する途上国の少女は年間730万人、うち200万人は15歳未満だ。途上国の少女の3人に1人が18歳未満で結婚する児童婚。9人に1人は15歳を迎える前に結婚している。こうした実態の背景には貧困があるとUNFPAは指摘する。

思春期の妊娠は、健康や教育に悪影響を及ぼす。白書によれば、途上国では年7万人の少女が妊娠と出産の合併症で死亡している。年320万件の危険な中絶が少女に対して実施される。妊娠した少女の多くは退学する。

早すぎる妊娠を防ぐ取り組みとして同基金は、教育支援や性教育の普及、児童婚の禁止などを挙げた。

一方、先進国では15~19歳の少女による出産は年68万人で、ほぼ半数を米国が占める。15~19歳の少女1千人あたりの出生数は途上国平均が85人、日本は5人で先進国中でも低い。

厚生労働省の統計によると、日本の15~19歳の出産は年1万2千人、15歳未満は59人。UNFPAの記者発表に同席した日本家族計画協会専務理事の北村邦夫さんは「日本でも思春期の妊娠は周産期死亡率や死産率などが他の年齢層に比べて高い。児童虐待のリスクにもなる」と指摘した。  【田中陽子】

http://www.asahi.com/articles/TKY201310300446.html

大学新卒の離職率⇒3年以内31%、宿泊・飲食業では51%⇒新卒の離職率は若者を使い潰す「ブラック企業」の判断材料

厚生労働省は今日(10月29日)、平成22年(2010年)3月に卒業した高校生、大学生など新規学卒者の3年以内の離職率を公表した。 大学を卒業して就職した若者のうち、3人に1人が3年以内に勤め先を辞めているとデータは示している。 業種別では宿泊や飲食業の離職率が最も高く、2人に1人が辞めていた。

離職率の高い業種の表

離職率の高い業種の表

大卒者の離職率は31%(前年比2.2ポイント増)、短大などが39.9%(同0.6ポイント増)、高卒者39.2%(同3.5ポイント増)、中卒者62.1%(同2.1ポイント減)で、中卒以外で離職率が上昇した。 新卒者の離職率は、若者を使い潰すと批判が出ている「ブラック企業」の判断材料になるとして注目されている。

厚生労働省による離職率は、ハローワークに提出される雇用保険加入届、離職届のデータから分析されている。 平成22年(2010年)3月に卒業した大学生の場合、365,500人が就職し、そのうち一年目までに13.4%(48,945人)、2年目までに23.3%(85,001人)、3年目までに31.0%(113,390人)が離職していると推計される。 (参照: 厚生労働省「新規大学卒業就職者の事業所規模別離職状況」表、下の画像クリックで拡大)

厚生労働省・新規大学卒業就職者の事業所規模別離職状況(表)

厚生労働省・新規大学卒業就職者の事業所規模別離職状況(表)

NHKのニュースの報道はこう伝えている――

大卒若者の離職率 宿泊・飲食業で51%
(NHK 10月29日12時5分)

大卒若者の離職率 宿泊・飲食業で5割(NHK2013-10-29)1大学を卒業して就職後、3年以内に仕事を辞めた人の割合は31%で、業種別では宿泊業や飲食サービス業で51%に上っていることが分かりました。 厚生労働省は「社会に出た若者を育てていくような雇用管理ができていない企業もあるとみられ、改善が必要だ」と話しています。
大卒若者の離職率 宿泊・飲食業で5割(NHK2013-10-29)2厚生労働省は、高校や大学などを卒業し新卒採用された若者の離職率を調べていて、去年からは業種別の割合を公表しています。 それによりますと、平成22年に就職した若者のうち3年以内に辞めたのは、大学を卒業した人で31%、高校卒業でおよそ39%に上りました。
大卒若者の離職率 宿泊・飲食業で5割(NHK2013-10-29)3大学卒業の若者の離職率を業種別に見ますと、最も高いのは宿泊業・飲食サービス業で、51%と去年の調査を2.5ポイント上回りました。 次いで、教育・学習支援業が48.9%、生活関連サービス業・娯楽業が45.4%となっています。

一方、離職率が最も低かったのは、電気やガスなどのライフライン産業で8.8%、次いで鉱業・採石業などで13.6%、製造業が17.6%となっています。

大卒若者の離職率 宿泊・飲食業で5割(NHK2013-10-29)4厚生労働省は、離職率が極端に高い企業などは「若者の使い捨て」が疑われるとして、集中的に立ち入り調査を行って対策に乗り出していて、「社会に出た若者を育てていくような雇用管理ができていない企業もあるとみられ、改善が必要だ。なぜ離職率が高いのか、業種ごとの分析を進めたい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131029/k10015637021000.html

他メディアの報道記事リンク

上記にリンクした新聞社の記事、どれも厚生労働省の発表した資料がどこに行けば見れるのかは書いていない。 電子版ならなおさらの話だが、資料へのリンクぐらい付けておくぐらいのことはするべきではないか? この発表資料は厚生労働省HPのかなり階層の深いところに掲載されていて、慣れた人でないとたどり着けないと思うが。 このように階層は深い――

厚生労働省HP・ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 雇用・労働 > 雇用 > 若年者雇用対策 > 新卒者・既卒者の皆様、事業主の皆様へ > 若年者雇用対策に関するデータ・調査 > 若者雇用関連データ > 新規学卒者の離職状況に関する資料一覧

ま~、「大卒離職率」で検索するとヒットするのは確かだが…..

資料が掲載されている厚生労働省HP・新規学卒者の離職状況に関する資料一覧ページへの直リンクはこれ ⇒ http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/24.html

そのページ行くとデータ表やグラフのPDFが一杯載っているが、その中からこのグラフを抜粋して掲載(画像クリックで拡大)――

厚生労働省2013年10月29日発表
「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」のグラフ

新規大学学卒就職者の在職期間別離職率の推移グラフ

新規大学卒就職者の在職期間別離職率の推移グラフ

新規短大卒就職者の在職期間別離職率の推移グラフ

新規短大卒就職者の在職期間別離職率の推移グラフ

新規高卒就職者の在職期間別離職率の推移グラフ

新規高卒就職者の在職期間別離職率の推移グラフ

(出典: 厚生労働省「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」のグラフ

では、「ブラック企業」とは何なのか?

Q) ブラック企業。最近、よく耳にするが・・どのような企業なのか?

A) インターネットなどで生まれた言葉と言われていて、正確な定義はないが、今、特に問題になっているのは、「若者を使い捨てにする」企業。

では、「ブラック企業」とは何なのか 01Q) 若者を使い捨てにする・・とはどういうことなのか?

A) 若者を正社員として大量に採用するが、結果として、大量に辞めてしまう。 逆に言えば、大量に辞めることを前提に、大量に採用している企業。 まさに、若者の使いすてといえる。 主に二つのタイプがあるといわれている――

● 低賃金で長時間労働を強いる企業
● 社員を選別する企業

では、「ブラック企業」とは何なのか 02Q) 低賃金で長時間労働を強いるとはどういうことか?

A) 例えば、毎日、終電ぎりぎりまで働いても、業務が終わらない。 残業が一か月で80時間とか、100時間に及んで、休みたいと思っても、「有給休暇はない」と言われたり、土日も出社しなければいけなかったりするケースなど..。 それでも、残業代が出ればまだいいが、出ない。 月給の中に、以下の図のように一定時間分の残業代が組み込まれているケースもあるようだ――

では、「ブラック企業」とは何なのか 03Q) 昔から長時間労働は、問題になっていたはずだが?

A) ハイ。 それでも、まだ、昔は、「終身雇用」そして「年功序列型の賃金」が保証されていたので、ある程度、希望は持てた。 また、辞めても、次の就職先が見つかっていた。 しかし、今は、それも期待できない。 就職が厳しい時代に、せっかく正社員になれたということで、なんとかがんばり続けようとして、その結果、体を壊したり、精神を病んだりして、辞めざるをえなくなる若者が増えているという現状がある。

Q) では、社員を選別する企業というのは?

A) 大量に採用した後、働き方を見て、企業が優秀だとみなした人だけ残して、あとは、辞めてもらう。

Q) 解雇するのか?

A) いや。 日本では、正社員は、そう簡単に解雇できない。 自分から辞めるよう追い込むような手口を使う。 例えば、上司が「きみの同期は、成果を出しているけれど、君は、向いていないね」「他の仕事の方がいいのではないか」といったことを言う。 繰り返し、繰り返し、呼び出して言うケースもある。 結局、「自分が悪いのかな」「向いていないのかな」と思って、辞めざるを得ない状態に追い込まれてしまい、「自己都合」の退職という形になってしまう。

では、「ブラック企業」とは何なのか 04Q) そういうのは違法ではないのか?

A) サービス残業など、違法なケースもあるが、ただ、労使で、長い残業時間を協定で容認していたり、残業代こみの賃金を契約に盛り込んでいたり、たくみに退職に追い込んだりと、明らかな違法と言えないケースも多くある。

では、「ブラック企業」とは何なのか 05
Q) どれだけ辞めるのか?

A) このブログに書いてある通り、厚労省の10月29日の発表によると3年以内に3割が辞めていると推定される。 また、業種によっては5割の離職率にもなっている。

Q) そんなに辞めてしまって、企業は困らないのか? なぜ、そのようなことをするのか?

A) 昔は、企業は、採用した人材を、じっくり育てようとしてきた。 しかし、デフレで、安さが求められるようになったり、企業が短期の利益を重視するようになった結果、「人件費の削減」を最優先にする企業が増えた。 特に、新興企業の場合、すぐに成果を出せない社員をじっくり育てる余裕はない。 人事担当者も少なくて、採用の段階でじっくり人材を見極める余裕もないという状況がある。 就職難で、応募してくる学生は多いという状況もあり、とりあえず大量に採用して、一部、残せばいい。 と考える企業がでてきている。 労働組合すらない企業も多い。

では、「ブラック企業」とは何なのか 06Q) 就職前には、ブラック企業かどうか、わからないの?

A) 就職難で、必死な学生が多いので、なかなか、事前に見抜くのは、難しいようだ。 賃金や残業の実態について、契約書に小さく書かれてあったり、説明すらなかったり。 あるいは、入社したら、事前に受けていた説明とまったく違ったというケースも多いようだ。

Q) 入社した後、しまったと思っても、辞めてもなかなか、次の仕事につけないのではないか?

A) その通り。 その結果、安定した仕事につけない若者、精神的に病んでしまう若者を大量に生んでしまうことになりかねない。 それは、社会にとっても大きな問題であり、なんとかしなければ大変なことになる。

(参考: 「“ブラック企業”被害 電話相談」 – NHK解説委員室ブログ

阪急阪神ホテルズ⇒出崎社長が辞任表明、食材偽装問題で…ほらね「誤表示」強弁のツケが廻ってきた~

大阪の「阪急阪神ホテルズ」がメニューの表示と異なる食材を使っていた問題で、会社側は、28日午後8時から記者会見を開き、「阪急阪神ホテルズ」の出崎弘社長は来月1日付けで社長を辞任する考えを表明した。 問題発覚から1週間で、トップの責任問題に発展したが、当然だ!
阪急阪神ホテルズ⇒出崎社長が辞任表明

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出崎弘(でさき・ひろし)略歴出崎弘(でさき・ひろし)
☛ 80年(昭55年)慶大経卒、阪急電鉄入社。07年取締役。11年常務、阪急阪神ホテルズ取締役専務執行役員。東京都出身。53歳(2012/1/27時点で)。 (出典: 日経記事「(新社長) 阪急阪神ホテルズ社長に出崎弘氏」(2012/1/27) http://www.nikkei.com/article/DGXNZO38352060X20C12A1TJ1000/ )
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「あの記者会見」でのメニュー「誤表示」の強弁では、当然の結果だ。 あの記者会見での会社側のしどろもどろの説明にもかかわらず、白々しくも「誤表示」と強弁した出崎弘社長は、感覚が全くずれており、「私は危機管理能力ゼロです」と全国にプレゼンしたようなものだ。 阪急阪神ホテルズ系を利用したことのない人間でさえ唖然としたのだ、顧客はサゾカシ「唖然!」としただろう。 あそこで「終わったな」と思った人は多いはずだ。 あれでは、どのみち辞める羽目になるなるのは自明の理だ。 あれで切り抜けるとでも思っていたなら、あの会社の経営陣は相当痛んでいる。 まっ、さっさと辞任表明したところが唯一の救い。

阪急阪神ホテルズの10月24日の記者会見で露呈した「危機管理能力ゼロ」に関しては、元検事で現・関西大学特任教授の郷原信郎(ごうはら のぶお)氏がそのブログ「郷原が斬る」で<阪急阪神ホテルズ問題、「自爆」を招いた会社側の「無神経」>と言う投稿を26日にされているが、これがさすがにいい内容だ。 一読をすすめます。

さて、阪急阪神ホテルズ・出崎弘社長の辞任表明に関しては日経が速報の中では一番詳しいのでそれをクリップして掲載。 その記事の後に、問題の10月24日の記者会見ノーカット版のYoutube動画を掲載した。 13分ほどの動画だが、危機管理を勉強している大学生諸君や会社員の人は見ておいた方がいいかと思いますよ~、こうやって会社が傾いて行くという典型的な例証として――

阪急阪神ホテルズ社長が辞任(FNN)阪急阪神ホテルズ社長が辞任 「偽装ととられても仕方ない」
(日経 2013/10/28 21:09)

阪急阪神ホテルズ(大阪市)の出崎弘社長は28日夜、大阪市内で記者会見し、一連のメニュー虚偽表示問題の責任を取って辞任する考えを示した。「阪急阪神ブランド全体の信頼失墜を招いた責任の重さにかんがみて決めた」と説明した。辞任は11月1日付。後任は29日の取締役会で選出する。

会見で出崎社長は「お客様への裏切り行為にほかならず、表示を誤ったという範囲を超えている」と謝罪。「偽装と受けとめられても仕方がない」と述べた。同時に「悪意をもってお客様をだまそうという事実はなかった」との見解を改めて示した。

出崎社長によると、24日の会見後の再調査の結果、一般ネギを九条ネギとして提供していたケースで、食材の変更を購買担当者がメニューを考案するサービス担当者に伝えていたことが新たに判明。サービス担当者は「メーンの原材料の変更ではない」と判断し、メニュー名を変えていなかった。

また、バナメイエビを芝エビとして提供していたケースでも「不適切な表示があった」と認めた。一方、豚肉の産地が実際と異なっていたケースでは「仕入れ業者が産地が異なることをホテル側に伝えていなかった」と釈明した。

出崎社長は問題公表から2日後の24日に初めて記者会見し、「従業員が意図的に表示を偽って利益を得ようとした事実はない。偽装ではなく誤表示」との見解を表明していた。

一方で「従業員が本音で回答したかつかめていない」などとし、「手作り」としながら既製品のチョコソースを使用したり、バナメイエビを芝エビと表示したりした6メニューについて、再調査する意向を表明。出崎社長自らが25日以降、調理担当者ら22人から直接、聞き取って経緯などを調べていた。

同社のメニュー虚偽表示問題を巡っては、運営するホテルのレストランなど23店舗の47メニューで、表示とは異なる食材を提供していたことが判明。提供期間は最長約7年間、利用客は約7万9千人に及んだ。28日午前9時までに、1万494人に対し、2263万円を返金したという。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG28050_Y3A021C1CC1000/

動画】 「偽装でなく誤表示」阪急阪神ホテルズ出崎社長会見(10/24)ノーカット

産経2013.10.28 20:40の記事は、出崎社長が26人の担当者を直接聞き取り調査したあたりの記述が詳しい。 これもクリップして掲載――

阪急阪神ホテルズ社長が辞任表明 「偽装と受け取られても仕方ない」
(産経 2013.10.28 20:40)

阪急阪神ホテルズ社長が辞任表明阪急阪神ホテルズ(大阪市)がメニュー表記と異なる食材を使っていた問題で、同社の出崎弘社長は28日、記者会見を開き、不祥事の責任を取って社長を辞任することを明らかにした。表記と実際の産地が異なったエビや豚肉、ネギなどを含めた6種類の再調査結果も公表。一部メニューについて「偽装と受け取られても仕方がない」と述べた。問題の発覚から29日で1週間。混乱が続いた一連の不祥事は経営トップの辞任という事態に発展した。

出崎社長は「偽装とは故意に人を欺くことが前提。客を欺く意図をもって不当な利益を得ようとする考えはなかった」と改めて偽装の意図を否定したが、「阪急阪神ブランドへの信頼の失墜を招いた責任は重い」とし、11月1日付で社長と阪急阪神ホールディングス取締役を辞任するとした。

阪急阪神ホテルズ社長が辞任表明2

阪急阪神ホテルズがメニューと異なる食材を使っていた問題で、記者会見で説明する調理担当者(右)と出崎弘社長=28日夜、大阪市

同社は表記と実際の産地が異なったエビや豚肉、ネギなどを含めた6種類について、調理担当者や購買担当者ら延べ26人を対象に、出崎社長が直接、経緯などを聞き取る再調査を実施。大阪新阪急ホテルで「芝エビ」の代わりにバナメイエビが使われていた事例では、調理担当者が「小さなエビは『芝エビ』と認識していた」という。

このほか、「手作り」をうたいながら既製品のチョコレートソースを使ったデザートの事例では、チョコレートリキュールにコーヒークリームを混ぜる「一手間」に着目し、担当者が「手作り」としたという

出崎社長はこれまで「偽装」ではなく「誤表示」と強調していたが、再調査した6種類について「すべてお客さまに誤解を与えかねないものだった。前回の私の説明は不適切だった」と修正。これまでの姿勢から一転し、一連の表示について「お客さまにおいては偽装と受け取られても仕方ない」と認めた。

http://sankei.jp.msn.com/economy/photos/131028/biz13102820400022-p1.htm

阪急阪神ホテルズがが報道関係に配布した説明資料のPDFを阪急阪神ホールディングスHPのニュースリリースより取得。 以下にJPG版を掲載――

メニュー表示と異なった食材を使用していた件について(調査の流れ及び個別のメニューに関する詳細な調査内容に関するご説明資料)」(阪急阪神ホテルズ 10月28日)

阪急阪神ホテルズ・配布説明資料1  阪急阪神ホテルズ・配布説明資料2
阪急阪神ホテルズ・配布説明資料3

出典: http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/HH201310281N1.pdf

韓国政府のパクリ⇒独島広報用動画でNHKドラマ無断使用、発覚し削除⇒パクったドラマは「坂の上の雲」

日本のメディアよ、これ騒がないのか? お茶を濁す程度ではダメデス。 これが反対の立場なら、韓国のメディは大々的に騒ぐデショ!

NHKドラマ「坂の上の雲」一場面韓国「失態」 独島広報用動画でNHKドラマ無断使用
(朝鮮日報 2013/10/27 17:24)

韓国「失態」 独島広報用動画でNHKドラマ無断使用(朝鮮日報)【ソウル聯合ニュース】 韓国外交部がホームページ(HP)に掲載した独島広報用の動画の一部に日本のNHKドラマの一部映像が無断使用されていたことが27日、明らかになった。外交部は外注企業が映像を無断使用した事実を知り、動画をHPから削除した。

外交部当局者などによると、広報動画を掲載した後の25日にNHKソウル支局からの指摘を受け、映像が無断使用されていることを知ったという。

ドラマは2011年に放送されたドラマ「坂の上の雲」の一部で、日露戦争に関する場面(約10秒)。動画の制作を請け負った外注企業が無断使用を認めたことを受け、動画を修正・補完するためHPから削除したという。

外交部当局者は「外注業者は外交部に謝罪しており、外交部も申し訳ないと思っている」と話した。修正・補完作業を終え次第、動画を再掲載する予定だという。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/27/2013102701656.html

この件、NHKはこう報道した――

韓国 NHKの映像を無断使用
(NHK 10月28日0時19分)

韓国 NHKの映像を無断使用(NHK1)韓国外務省が島根県の竹島の領有権を主張する目的でホームページを通じて公開した動画に、NHKドラマ「坂の上の雲」とみられる映像が無断で使用されていたことが分かり、NHKの指摘を受けて、韓国外務省は27日、この動画を削除しました。

韓国 NHKの映像を無断使用(NHK2)  韓国 NHKの映像を無断使用(NHK3)

この動画は、韓国外務省が竹島の領有権を主張する目的でホームページを通じて公開していたもので、この中で、NHKドラマ「坂の上の雲」の日本海海戦のシーンとみられる映像が20秒近く無断で使用されていました。

韓国 NHKの映像を無断使用(NHK4)  韓国 NHKの映像を無断使用(NHK5)

NHKでは韓国外務省に対し、事実関係を調べ無断使用ならば直ちに削除するよう求めていました。これに対し韓国外務省は「動画は韓国の民間の制作会社に発注し作成させたもので、問題の映像は制作会社の担当者がインターネットから入手し、NHKの映像とは知らずに使用してしまった。NHKの映像が使用されたと判断せざるをえない」として、27日、この動画を削除したことを明らかにしました。

韓国 NHKの映像を無断使用(NHK6)韓国外務省は「このような事態が起きたことについて、発注元として申し訳ない」と話しています。

これを受けてNHKは韓国外務省に対し「不適切な映像使用であり、二度とこのようなことがないよう注意してほしい」と強く申し入れました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131027/k10015594881000.html

心臓病⇒高性能ポンプの落とし穴(NHKスペシャル・病の起源4)|ヒトは、なぜ心臓病になるのか?進化によって高性能なポンプへと発達した人類の心臓、巨大化した脳に翻弄され病へと追い込まれていた..

世界の死因第1位の病「心臓病」。 ヒトは、なぜ心臓病になるのか?

その秘密は2億2000万年前に誕生した哺乳類が、心臓を進化させ、高性能化させていたことにある。 そして700万年前に人類が誕生して独自の進化を始め、心臓病のリスクが次々と生まれた。 重力に逆らって2本の足で立ち上がったことで、全身に血液を送る負担が増え、更に脳の巨大化と引き換えに心筋梗塞のタネも生まれていた。

進化の弱点の克服法はあるのか?

古代エジプトのミイラは心臓以外の臓器は全て取り除かれて作成された
心臓はミイラの体内に残した
なぜなら、古代エジプトでは心臓は魂の宿る臓器と考えられていたからだ
その残された王女のミイラの心臓を、現代科学で解明すると….

病の起源4・心臓病01NHKスペシャル 病の起源 第4集「心臓病 ~高性能ポンプの落とし穴~
初回放送 2013年10月27日(日) 午後9:00~午後9:50(50分) [総合]
再放送 2013年10月31日(木)午前0時40分~1時29分(30日深夜

シリーズ「病の起源」第4集は、世界保健機関WHOが発表した世界の死因の第1位の病「心臓病」。 日本でもこの30年間に発症率がおよそ3.5倍に増え、深刻な事態となっている。

心臓は、一生の間に30億回も拍動し、休むことなく全身に血液を送り続けている臓器。その働きに異常をきたすことは命に関わる。

私たちは、なぜ心臓病になるのか。

その答えは、進化に隠されている。およそ2億2千万年前に誕生した哺乳類は、心臓の筋肉を強力にし、その筋肉に血管を張り巡らせたことで、高い運動能力を手に入れ繁栄を勝ち取った。しかし人類は、700万年前に独自の進化の道を歩み始めたことで、みずからの心臓を翻弄させる事態を生み出した。

まず直面したのは、直立二足歩行による重力との闘いだ。足に血液がたまりやすくなり、脳が血液不足になるのを防ぐために、心臓は負担を強いられるようになった。

さらに、250万年前頃から始まる脳の巨大化は、人類に高度な知性と文明化をもたらしたが、一方で心臓の血管が詰まる心筋梗塞のタネを生み出してしまった。脳の進化に関わったと考えられる「ある変化」が、皮肉にも心臓に張り巡らせた血管を痛めやすくしていたのだ。

進化の代償として抱え込んでいた心臓病の宿命に、どう向き合い防いでいけばよいのか、進化を手掛かりにその答えを探っていく。

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/1027/index.html

病の起源4・心臓病02病の起源4・心臓病03病の起源4・心臓病04

(動画情報を追加するかもしれません…)