世界も注目、セクハラやじ⇒塩村議員やじった議員は絞られてきた…尖閣上陸もやった都議”S”、声紋鑑定などになる前に自ら名乗り出て謝罪するのが賢明だろう。ただ、その他にも複数議員がヤジを飛ばしている。

更新6月23日<鈴木章浩都議がヤジを認め謝罪>】 6月18日の都議会で壇上の塩村文夏(あやか)・都議に発せられた「セクハラやじ」は世界のメディアも注目する事態となった。全都議へのアンケートとか、自民都議全員対象の聞き取り調査などと悠長なことをやっている暇はない。セクハラやじ議員はほぼ特定されているのだから、自ら名乗り出て謝罪をするなり、自民が首に鈴を付けるなりさっさと決着を付けないと、「日本の恥」が世界をぐるぐる駆け回るだけだ。 それが分かっていない所に、今回の時代錯誤の「セクハラやじ」を飛ばす議員らの致命的「脳」の欠陥がある。

都議会セクハラやじ 欧米メディアが批判(NHKニュース6月22日)  'Tokyo assemblywoman subjected to sexist abuse from other members I World news I theguardian_com'_20140622  FS3702_'Interview_ Female Tokyo Assembly Member Reflects on Harassment - Japan Real Time - WSJ'_20140622  FS3703_'Outrage follows sexist outburst at Tokyo meeting - CNN_com'_20140622
【セクハラやじ問題での海外メディアの反応】
■ Guardian 20June2014 ☛ Tokyo assemblywoman subjected to sexist abuse from other members
■ Wall Street Journal 20Jun2014 ☛ Interview: Female Tokyo Assembly Member Reflects on Harassment
■ CNN 23Jun2014 ☛ Outrage follows sexist outburst at Tokyo meeting

今回の塩村議員に対する「セクハラやじ」を大手マスコミは当初、世界が注目する問題になるなどという認識が無かったようだ。 記事にする気もなかったかもしれない。 しかし、塩村あやか議員がツイートし、それを引用した「みんなの党Tokyo」の同僚のおときた議員のネット記事で反響が広がる、という展開になった。 テレビや新聞などの大手マスコミはこの流れを「後追い取材」する程度だった。 あっという間にリツートが1万を超し、Facebook、2ちゃんねの参戦で局面は大きく展開していった。 海外のメディアも記事に取り上げ、政府や自民党本部も対応せざるを得なくなった。 これが、現代のネット社会の現実だ。 政治家も大手マスコミも頭を切り替えないと、テクノロジー化した「時代」という流れについて行けなくなるだろう。

都議会セクハラ野次 犯人疑われる自民議員の支離滅裂釈明_日刊ゲンダイ6月21日_2さて、「早く結婚した方がいんじゃないか」という野次を飛ばした議員はほぼ特定されていると言ってもいいだろう。 ただし、その他にも野次を飛ばした議員が複数いるところまでは把握されているようだ。 その複数議員もほぼ把握されているようだ。 さっさと名乗り出たほうが傷が大きくならないと思うのだが、多分そうしないだろう、なにせ致命的「脳」の欠陥があるので。 さて、主犯やじ議員だが、日刊ゲンダイが「都議会セクハラ野次 犯人疑われる都議会セクハラ野次 犯人疑われる自民議員の支離滅裂釈明_日刊ゲンダイ6月21日_3自民議員の支離滅裂釈明」(2014年6月21日)を配信しその中で――「犯人と疑われているのは、中堅議員のSです」「典型的な右翼政治家、声がデカイことで有名です。尖閣諸島問題で名を売った。ホームページでは<子育て支援>や<女性が働きやすい社会>をうたっています」――と書いてしまったところで主犯やじ議員”S”はアウト!

「中堅議員のS」は誰なのか? こういう手順で分かってしまう。 2ちゃんねらーも同じことをやったようだ――

  • このヤジが発せられたとき、反射的に塩村都議はヤジの発信源に目を向けた。その方向は偶然にも、中継していたカメラと同一線上にある。つまり、彼女の視線とカメラを結んだ線上に「セクハラやじ」議員がいることになる。

セクハラやじ議員はどこに座っていたのか_画像

  • 東京都議会のHP(http://www.gikai.metro.tokyo.jp/)に行くと色々な情報が手に入る。例えばこれ、「都議会の仕組み」のPDF(http://www.gikai.metro.tokyo.jp/)。この中の都議会議席表には各議員名が明記された議席表があり、それに塩村議員の視線を表示し、彼女がマスコミに話した「セクハラやじ」議員のいる辺りを表示するとこうなる――

都議会議席表_セクハラやじ議員のいるゾーンの表示図カメラマンとそのそばにいた人間はどの議員なのかを知っている。 マスコミはそれを取材で把握しているが流さないだけだ。 日刊ゲンダイの記事は、大手TVや新聞社が出さない情報を”S”議員と表現し「尖閣で問題で名を売った」とヒントを与えてくれた。 都議会五十音順議員名簿(http://www.gikai.metro.tokyo.jp/membership/japanese_syllabary.html)を見ると、さ行の自民党議員は次の議員達である(名前は都議会データベースにリンク済み)――

この議員達の履歴を一人一人当たると、「尖閣問題で名を売った」議員は尖閣に上陸して新聞に取り上げられた一人の議員に行き着く。 その議員は上記のピンクで囲った議席表ゾーンにいる人物である。 まさに、塩村都議の視線の方向と一致する。 その議員はご丁寧にも、Youtubeに尖閣上陸の際の自己宣伝のビデオ・レターをアップロードしている――

ということで、「中堅議員のS = 鈴木章浩」。 FNNは初期の段階で主犯として疑わしい二人の都議に質問をぶつけていた。 1人は、自民党都議のヤジ将軍と言われる人物、もう一人は尖閣上陸都議。 実のところ、主犯は尖閣上陸都議だがヤジ将軍も野次を飛ばしていたのはほぼ間違いない。 その他に一人、二人ヤジを飛ばしているようだ。 かつての政治のやり方が今は通じなくなってきていることをこの人達は分からなければならない。
きたしろ勝彦(自民都議・ヤジ将軍) 鈴木彰浩(自民都議・尖閣上陸議員)

この古い体質の都議がごろごろいる都議会では、東京都が良くなる訳がない! ちなみに、ヤジ将軍都議とは画像に出ている来代勝彦(きたしろ かつひこ)都議のことだ。

6月23日追記】 ブログ投稿して1日で話は急展開。自民・鈴木章浩都議がヤジを認め謝罪した。 「自分が早く結婚すればいいじゃないか」は認めたが「生めないのか」は自分ではないと否定している。 実のところ「生めないのか」のヤジが一番問題だ

では、誰が発したヤジなのか?

鈴木章浩都議で「チャンチャン」では問題は解決したことにはならない。
「生めないのか」の都議を放っておく訳にはいかないゾ!

セクハラやじ_・鈴木章浩都議が名乗り出て謝罪セクハラやじ問題_・鈴木章浩都議、塩村文夏都議に謝罪_画像1セクハラやじ問題_・鈴木章浩都議、塩村文夏都議に謝罪_画像2みんなの党の両角穣幹事長はマスコミの取材に対し、「セクハラ野次を飛ばしたのは、最低でも2、3人はいた」と答えている。 都議会みんなの党は、ヤジの声紋鑑定を進めるとともに、2014年6月24日の議会運営委員会理事会で議員の特定を提案するとしていたが….
一方、J-Castニュース「自民党ぐるみ『セクハラ野次都議』隠し!…」(2014/6/23 12:22)によれば<都議出身の自民党・萩生田副幹事長は「声だとか場所でみんな特定できていますよね。自分で名乗り出た方がいい」>と報じられている。
鈴木章浩都議の名乗り出・謝罪で矛を収めてはいけないぞ!

「生めないのか」のヤジを飛ばしたのは誰だ!ちなみに、Change.orgに掲載されている塩村あやか都議の「都議会本会議内で女性差別発言をした自民党都議会議員を特定し厳正に処分するよう、自民党東京都連に対して強く求めます」という抗議への賛同者はこの時点で9万人を超えている

Change.orgに掲載されている塩村あやか都議の<セクハラやじ>抗議への賛同者数_画像