だれですか、流したの?<陸山会事件・虚偽捜査報告書ネット流出>7通閲覧可能なようですが…

5月4日の時点で、ロシア語のサイトからダウンロードすることが可能な状態…こういうのは場所知ってても掲載しませんので、悪しからず。 情報公開されているものならどんどん掲載しますが…  [追記5/5 12:54。 閲覧方法を書かないつもりだったんですが、読売の11時54分の配信(ブログに掲載しました)でかなり書いています。 ここまでくるとしょうがないからチョット解説を付け加えましょう。 ブログ末尾の解説を読むとURLまで辿り着けるでしょう。 直リンクは書きません。]

陸山会事件 虚偽捜査報告書ネット流出 原本複写?7通閲覧可能
(産経 2012.5.5 08:07)

資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、小沢一郎民主党元代表(69)の元秘書、石川知裕衆院議員(38)を取り調べた元東京地検特捜部の田代政弘検事(45)が虚偽の捜査報告書を作成した問題に絡み、この捜査報告書とみられる文書などがインターネット上に掲載されていることが4日、分かった。検事の署名と捺(なつ)印(いん)が確認できることから原本を複写したものとみられ、何者かが意図的に流出させた可能性がある。

掲載された文書は、(1)平成22年5月17日に田代検事が行った石川議員の再聴取で虚偽の内容を記した捜査報告書(1通)(2)再聴取のやりとりを文字に書き起こした反訳書(1通)(3)当時の特捜部副部長ら上司が作成した証拠評価などの捜査報告書(5通)-の計7通で約160ページ分。

(3)の文書には捜査内容をまとめたとみられるチャートも添付されていた。一連の文書は4日の時点で、ロシア語のサイトからダウンロードすることが可能な状態だ。

計6通の捜査報告書は、裁判の過程で検察官役の指定弁護士を通じ、弁護側に開示されている。反訳書は、取り調べを隠し録音したデータをもとにして石川議員側が作成し、小沢元代表の公判にも証拠として提出されていた。

捜査報告書はいずれも、小沢元代表を起訴相当とした検察審査会の1回目の議決の後に作成された。田代検事の捜査報告書には、以前の聴取で「小沢元代表に報告し、了承を得た」と認めた理由について、石川議員本人が「『選挙民を裏切ることになる』と検事に言われたことが効いた」と話したことが記載されているが、石川議員の録音記録にはそうした内容の発言はなかった。

虚偽捜査報告書をめぐっては、市民団体が虚偽有印公文書作成罪などでの告発状を提出。東京地検刑事部は田代検事らから任意で事情聴取を進め、不起訴とする方針を固めている。一方、法務省も田代検事や当時の上司の人事上の処分を検討している。

小沢元代表を無罪とした4月26日の東京地裁判決は、「事実に反する捜査報告書を検察審査会に送ることはあってはならない」と批判した上で、「検察庁は作成された経緯や原因を十分調査して、対応すべきだ」と真相解明を強く求めた。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120505/crm12050508080001-n2.htm

“犯人捜し”難しく 虚偽捜査報告書流出
(産経 2012.5.5 08:11)

小沢一郎民主党元代表(69)の公判に絡む証拠資料のインターネット流出が4日、明らかになった。司法の信頼性を根底から揺るがす事態となっており、指定弁護士側、弁護側、検察いずれも「どこから出たのか心当たりがない」と戸惑いを隠せない様子だ。“犯人捜し”は困難も予想されるが、小沢元代表を無罪とした東京地裁判決の控訴期限が今月10日に迫っていることから、「控訴の是非の判断に影響を与えようとする暗黙のメッセージではないか」(法曹関係者)との声も出ている。

「身内の恥だ」

捜査報告書の虚偽記載は、小沢元代表の昨年12月15日の公判で問題化した。実際にはないやり取りを記載したまま小沢元代表を強制起訴した東京第5検察審査会に提出されていたため、弁護側は「起訴議決は虚偽の報告書に基づく」と反発し、公訴棄却を求める事態に発展した。

石川知裕衆院議員(38)を取り調べ、公判に証人として出廷した田代政弘検事(45)は、「思い出して作成したので記憶が混同した」と釈明。だが、東京地裁が判決で「事件の見立てに沿う供述を獲得することに力を注いだ」と指弾するなど、検察の捜査のあり方が批判を浴びた。

ある検察幹部は「現在捜査中であり、この問題は身内の恥でもある。検察関係者の関与は考えにくい」とした上で、「報告書を拡散することで問題を大きくしようとする意図を感じる」と話す。

ネット上にアップされた捜査報告書はPDF形式(電子文書の一種)になっていた。捜査報告書の原本は紙に印字されているため、何者かが電子データ化したことになる。

関係者によると、捜査報告書と反訳書は裁判の過程で弁護側に開示され、捜査報告書は弁護側にコピーも許可されていた。産経新聞の取材に、指定弁護士側、弁護側ともに「こちら側から出たものではない」とコメントした。

ある司法関係者は「(捜査報告書は)一部メディアや国会議員らも入手している形跡があり、流出元の特定は難しいだろう。虚偽捜査報告書を改めてクローズアップすることで、指定弁護士側に控訴を断念させようという意図を感じる」と話した。

一橋大学の堀部政男名誉教授(情報法)は「警視庁の国際テロ捜査資料の流出事件と比較すると、捜査報告書は報道などで内容が判明しているため、機密性の程度は低い。だが、内部資料の性格を帯びる公判証拠の流出は司法の信頼を大きく損ない、日本の国際的な信用の低下につながりかねない」と指摘している。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120505/crm12050508120003-n2.htm

陸山会事件の虚偽報告書、ネットに流出
(読売 2012年5月5日11時54分)

陸山会事件の捜査報告書とみられる文書などがインターネット上に流出していることが4日わかった。

流出したのは、田代検事が作成した虚偽記載のある捜査報告書や、石川被告が聴取を隠しどりした録音記録の内容を記した「反訳書」とみられる文書など7点。

いずれも小沢元代表の公判で開示されたが、刑事訴訟法は、開示証拠を裁判以外の目的で使用することを禁じている。

文書を最初にネット上に公開したのは、田代検事を虚偽有印公文書作成容疑などで告発した市民団体とみられる。同団体の代表によると、2日夜、これらの文書をダウンロードできるロシアのサイトのURLを記したメール2通が同団体に届き、代表が3日午前、自身のブログなどにURLを公開した。市民団体の代表は「送信者に心当たりはない。送信者に何らかの意図があるはずと考え公開した」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120504-OYT1T00816.htm

[解説陸山会事件・虚偽捜査報告書ネット流出 URLはどこに?

「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」<http://shiminnokai.net/>です。 その団体の代表は八木啓代さんです。 八木さんのブログ・サイトは <http://nobuyoyagi.blog16.fc2.com/>です。 そこへ行ってヨーク読むと問題のリンクが参照されています。

八木さんのブログは構成が分かり難いので、ブログ「阿修羅」の投稿記事を読んだ方が早いでしょう。
■  「大暴露:とんでもないものが届きました (八木啓代のひとりごと)」 http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/661.html
■  「ロシアのサイトにアップされたファイルを見ましたが、私が入手した報告書の実物と同じです:郷原信郎氏」 (晴耕雨読)
http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/687.html