ノーベル平和賞、授賞式出席者に日本人⇒秋山一郎氏(64)|元陸将補、OPCW初代査察局長。日本のメディアのこのニュースの扱いは余りにも小さすぎる…

更新2013-12-10 記事後段に追加】 今年の「ノーベル平和賞 2013」はOPCW(化学兵器禁止機関)が選ばれたが、そのノーベル平和賞の授賞式に出席者の一人として日本人の秋山一郎氏(64)が出席することになった。 秋山一郎氏は、陸自の陸将補任官時代の1997年6月 ~ 2002年6月にOPCW(化学兵器禁止機関)の初代査察局長を務め、また2004年8月 ~ 2007年8月まで2度目のOPCW査察局長を務めた。 2007年8月付けで自衛官を退官した後も、請われて引き続き2009年7月まで査察局長を務め、OPCWに大きな貢献をしている。 通算10年にわたり200人余りの査察官を束ねるトップとして、3000回に渡る現地視察を指揮してきたことが評価され、授賞式の出席者として推薦された。 秋山氏はOPCWのウズムジュ事務局長と共に、メダルや賞状の授与に臨むことになる。 日本国の陸上自衛隊の長年に渡る国際平和活動への貢献が国際的に認められたことになる。

秋山一郎氏に関しては、オウム真理教第7サティアンの解体・撤去に際し査察を統括した人だと言った方がピントくる人もいるだろう。 ア~、あの時の…と。

陸自は無論のこと、日本にとって大いなる名誉ではないか。 「頑張ってるぞ、自衛隊」と声援を送りたい。 日本のメディアは、自国の自衛隊の国際平和への長年の地道な貢献を、素直かつ正当に評価し、国民に知らしめる報道をする義務があるのではないか。 残念ながら、この秋山氏のノーベル平和賞授賞式出席決定を報道するメディアは少なく、かつ、扱いが小さい….  以下、NHKニュースのクリップ――

ノーベル平和賞 授賞式に日本人(NHK 11月15日 23時12分)ノーベル平和賞 授賞式に日本人
(NHK 11月15日 23時12分)

ことしのノーベル平和賞に選ばれたOPCW=化学兵器禁止機関の初代の査察局長を務めた日本人が、来月行われる授賞式にOPCWの代表の1人として出席することになりました。

ことしのノーベル平和賞には、化学兵器の廃棄に必要な査察や検証を世界各地で行っている国際機関、OPCW=化学兵器禁止機関が選ばれ、来月10日、ノルウェーのオスロで授賞式が開かれます。

関係者によりますと、この授賞式に出席するOPCWの代表の1人として、日本人でOPCWの初代の査察局長を務めた秋山一郎氏(64)が選ばれました。

秋山氏は、陸上自衛官だったころ、設立されたばかりのOPCWに1997年に初めて派遣され、通算10年にわたり200人余りの査察官を束ねるトップとして、3000回に渡る現地視察を指揮してきたことが評価され、授賞式の出席者として推薦されたということです。

秋山氏はOPCWのウズムジュ事務局長と共に、メダルや賞状の授与に臨むことになります。

秋山氏は、陸上自衛隊の化学学校長として後進の指導に当たってきたほか、自衛隊を退職した後は、旧日本軍が中国に残した化学兵器の廃棄事業にも携わっています。

秋山氏はNHKの取材に対して、「化学兵器を世界から無くすため、地道な査察活動を積み重ねてきたことが評価されて光栄です。今回の受賞が目の前のシリア問題の解決の後押しになることを期待したい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131115/k10013102491000.html

それにしても、秋山一郎氏の映像はないのか、NHK!!! 仕方がないので、ネットを調べたら、防衛省のサイトと全国防衛連合会の会報紹介のサイトでなんとか写真を発見。 検索キーワドは「秋山一郎陸将補」でした。 これです――

秋山一郎氏(64)|元陸将補、OPCW初代査察局長_写真1 秋山一郎氏(64)|元陸将補、OPCW初代査察局長_写真2

出典:
(左の写真) 防衛省HP「化学兵器禁止機関(OPCW)への職員派遣」ページ
⇒ http://www.mod.go.jp/j/approach/fukakusan/despatch_opcw.html
(右の写真) 全国防衛連合会の会報紹介のサイト 101号 20.01.01 オランダ 秋山 一郎氏(元陸将補 前陸自化学学校長)
⇒ http://www.ajda.jp/ajda0306kaigaiburari.html

■ 秋山一郎氏とはどういう経歴の持ち主なのか?

☛ 秋山 一郎(あきやま いちろう、1949年(昭和24年)3月26日 – )は、日本の兵庫県出身の元陸上自衛官。兵庫県立尼崎高等学校、防衛大学校卒。在職間米国イリノイ大学大学院に5年間留学、化学防護の専門家として同分野における指揮官・幕僚として勤務する。また、防衛省職員として初めて化学兵器禁止機関(OPCW)に派遣された人物である。

  • 防衛大学校を卒業(第15期)後、1971年(昭和46年)陸上自衛隊に配属。1972年3月幹部任官。
  • 1979年(昭和54年):イリノイ大学大学院修了(理学博士号を授与される) 帰国後、師団司令部付隊化学防護隊長として勤務
  • 1982年(昭和57年)7月:3等陸佐
  • 1986年(昭和61年)7月:2等陸佐、第101化学防護隊長等
  • 1990年(平成2年)1月:1等陸佐に昇任 主な職歴として新潟地方連絡部長、陸上幕僚監部装備部武器・化学課化学室長。
  • 1997年(平成9年)6月29日:同年4月に設立されたOPCWの初代技術事務局査察局長として外務省へ出向(外務事務官兼陸将補) 日本国内においてはオウム真理教第7サティアンの解体・撤去に際し査察を統括
  • 2002年(平成14年)7月2日:第24代陸上自衛隊化学学校長兼大宮駐屯地司令
  • 2004年(平成16年)8月1日:OPCW技術事務局査察局長として再度派遣。2007年8月1日UC転官。
  • 2009年(平成21年)7月31日:任期満了に伴い退職
    (出典: Wikipedia 日本語版 「秋山一郎」

「陸上自衛隊化学学校長 秋山一郎さん」(丹波新聞2003-6-8)参照】 秋山氏の人柄を偲ばせる記事 ☛
2003年06月08日の丹波新聞の記事 「陸上自衛隊化学学校長 秋山一郎さん」 http://tanba.jp/modules/about/index.php?page=article&storyid=115

■ OPCW(化学兵器禁止機関)とは何なのか?

化学兵器禁止機関(OPCW)への職員派遣OPWC (Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons 化学兵器禁止機関)とは、1997年4月に発効した化学兵器禁止条約(Chemical Weapons Convention)に基づき設立された国際機関であり、1997年5月に本部がオランダのハーグ市に設置され、それ以降、世界的な化学兵器の全面禁止及び不拡散のための活動を行っている。

OPCW技術事務局は、化学兵器禁止条約に基づき化学兵器の廃棄のために化学兵器及び生産施設の廃棄の進捗を申告と査察という検証を通じてモニターし、また化学兵器の再出現防止のために毒性化学物質を扱う産業施設等に対しても検証を行っている。設立以来計約5,300回の査察を実施(2013年9月末現在)。

また化学兵器禁止条約に基づき、セミナー開催や訓練コースの開設等により、普遍化(締約国数の増加)、国内実施措置の強化、化学技術分野における締約国間の協力を積極的に推進する等の活動を行っている。その他、締約国会議や執行理事会等の会議の補佐やOPCWの予算案及び活動計画案等の作成、さらにOPCWの活動についての締約国への情報提供や締約国との調整等も行う。職員数は総勢約490名であるが、そのうち約140名が査察官からなる組織である。2013年10月現在、5名の日本人が勤務している。
(参考: 外務省 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bwc/cwc/opcw.html

清野慎太朗1等陸尉_OPCW査察員現在、清野慎太朗(せいの・しんたろう)1等陸尉が、防衛省から4人目のOPCW査察員として2013年8月から派遣されている。 任期は3年の予定。

(出典: 朝雲新聞社 http://www.asagumo-news.com/homepage/htdocs/news/newsflash/201309/130924/13092403.html

ノーベル平和賞2013発表時のメディアの報道記事のクリップ――

ノーベル平和賞: 化学兵器禁止機関に…80カ国査察を評価
(毎日新聞 2013年10月11日)

【ロンドン小倉孝保】 ノルウェー・ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は11日、化学兵器の禁止・不拡散のための活動を行う化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)に2013年のノーベル平和賞を授与すると発表した。国際機関の受賞は昨年の欧州連合(EU)に続き2年連続。OPCWは内戦が激化しているシリアの化学兵器廃棄プロセスにも深く関与している。

委員会はOPCWへの授賞理由として、「化学兵器廃絶へ向けた広範な活動」を挙げたうえで、シリアでの最近の出来事は化学兵器廃絶に向けた努力の必要性を示した▽化学兵器禁止条約の未加盟国や、米国やロシアを含む兵器全廃の期限を順守していない国に向けたメッセージとなる▽軍縮はノーベル賞創設者の意思??といった点に言及した。

授賞式は12月10日、オスロ市庁舎で行われる。今年の賞金は800万スウェーデン・クローナ(約1億2000万円)。

OPCWのウズンジュ事務局長は受賞決定を受けた記者会見で、「シリアは化学兵器の恐ろしさ、我々の仕事の重要性を思い起こさせてくれた。シリアで過酷な環境で働いている仲間と(受賞決定の)ニュースを分かち合った」と喜んだ。賞金は今後の活動に役立てるという。

OPCWは化学兵器の開発、生産、保管などを全面的に禁止した化学兵器禁止条約に基づいて1997年に設立され、189カ国が加盟、今年9月にはシリアが加入手続きを済ませた。

2012年4月までに化学兵器全廃を目指し、過去16年間で約80カ国以上の生産関連施設などで査察を行い、申告された8割にあたる5万8200トンを廃棄させることに成功した。日本へも1997?98年、オウム真理教のサリン製造プラントとされ、山梨県の旧上九一色村にあった教団施設「第7サティアン」に査察官を派遣している。

シリアでは今年8月21日、大規模に化学兵器が使用されたことが確認され、米仏が軍事介入する姿勢を強めたが、米露の交渉によってシリアの化学兵器を廃棄することを条件に軍事介入が回避された経緯がある。シリアも化学兵器廃棄を約束しており、OPCWの査察官が現在、シリアで査察を実施している。

ノーベル平和賞は、その年の2月1日までに各国の政府や国会議員、大学教授、過去の受賞者、国際機関の職員などによって推薦された候補者からノーベル賞委員会(5人)が選出する。

1901年から昨年までに候補になったのは計1084個人・団体で、計122個人・団体(複数回受賞の組織あり)が受賞している。今年は過去最高の259個人・団体に対する推薦があった。

化学兵器禁止機関(OPCW)◇

サリンなどの化学兵器の開発や生産、保有を禁止する化学兵器禁止条約(CWC)の加盟国に対し、監視や査察を行うため1997年に創設された国際機関。本部はオランダ・ハーグ。職員数は約500人で、うち日本人は5人。化学兵器の保有状況などを調査する査察官は約130人。内部機関としては締約国会議、執行理事会、技術事務局の三つがあり、執行理事会は地域ごとに選ばれた41カ国(任期は2年)で構成され、現在、日本も理事国に名を連ねている。

http://mainichi.jp/select/news/20131012k0000m030015000c.html

ノーベル賞:OPCWに平和賞 派遣自衛官も喜び 「化学兵器廃棄、誇り」
(毎日新聞 2013年10月12日 東京朝刊)

ノーベル平和賞の受賞が決まった「化学兵器禁止機関(OPCW)」には、1997年から7回にわたり計6人の陸上自衛隊員が派遣されている。8月にも1等陸尉の清野慎太朗さん(30)が、査察員としてオランダ・ハーグの本部に派遣されたばかり。経験者たちは喜びをかみしめた。

陸自隊員の派遣は、化学兵器の軍備管理を巡る国際協力の一環として97年6月に2人を派遣したのが最初。6人とも化学防護を専門とする自衛官たちで、特に最初に派遣された秋山一郎さん(64)=当時陸将補=は初代査察局長を務めた

「いやあ、今日はちょうど誕生日。うれしさも49倍です」と語るのは、2等陸佐の新開正則さん(49)。2005年7月から09年7月までの派遣中、3分の1から半分は査察員として各国を巡った。「化学兵器を持てないのが自衛隊。本物を扱う経験は不足していたので、最初はどきどきしました」と懐かしむ。現在も経験を生かし、陸上幕僚監部化学室で化学技術係長を務める。「以前は知人にOPCWと言っても分からなかったけれど、もうそんなことはありませんね」と笑顔を見せた。

陸自隊員だった02年10月から07年6月まで派遣された浦野重之さん(57)=城西大学(埼玉県坂戸市)職員=は「誇りを持って仕事をしてきた。本当にうれしい」と喜びを語った。ハーグのOPCW査察局の運用・計画部長として、査察団の編成などに当たった。米国とロシアが保有する化学兵器の廃棄が印象に残っており「地球が段々と平和になっていくと実感できた」と振り返る。

陸自第6師団(司令部・山形県東根市)第6特殊武器防護隊の鈴木実・2等陸佐(41)は09年1月から今年1月まで派遣された。査察や訓練で訪れた国は米国やロシアなど延べ17カ国。査察は軍事以外に、産業査察などもあり、鈴木さんは防毒マスクを付けて、現場の化学兵器の処理を担当した。

ロシアでは氷点下35度の中、化学兵器廃棄の現場に一日中立ち会ったこともある。「寒くてペンが握れず、テープで手のひらに巻き付けて記録を取った」と振り返った。【本多健、木村健二、前田洋平】

■ 防衛相「うれしい」

小野寺五典防衛相は11日、「これまで6名の自衛官を派遣してきたOPCWが名誉ある賞を受賞したことをうれしく思う。軍備管理・軍縮に関する国際的な取り組みに引き続き積極的に協力し、国際の平和と安定に寄与していきたい」とのコメントを発表した。

http://mainichi.jp/feature/news/20131012ddm041040041000c.html

2013-11-27 共同通信の秋山一郎氏インタビュー動画 追加

2013-12-10 記事追加

ノーベル平和賞授賞式がノルウェーの首都オスロで12月10日に行われるが、授賞式にOPCWのウズムジュ事務局長らとともにメダルや賞状の授与に臨む日本代表・秋山一郎・OPCW初代査局長(元陸将補)のことが、ここにきてようやくメディアに数多く報道され始めた。 9日にはNHKがインタビュー報道している。 また、大手各紙も記事に取り上げている。 では、NHKのインタビューと毎日新聞の記事をクリップして掲載――

平和賞授賞式前に元OPCWの秋山さん抱負
(NHK 12月9日 4時44分)

ノーベル平和賞の授賞式が10日、ノルウェーのオスロで開かれます。授賞式に出席するOPCW=化学兵器禁止機関の初代の査察局長を務めた秋山一郎さんは、世界の化学兵器の全廃に向けて日本の役割に期待を示しました。

平和賞授賞式前にOPWC初代査察局長・秋山一郎さん抱負を語る(NHKニュース)1ことしのノーベル平和賞には、内戦が続くシリアなどで化学兵器の廃棄に向けて活動するOPCW=化学兵器禁止機関が選ばれ、10日、ノルウェーのオスロで授賞式が開かれます。

平和賞授賞式前にOPWC初代査察局長・秋山一郎さん抱負を語る(NHKニュース)2授賞式には、OPCWの初代の査察局長を務めた元自衛官の秋山一郎さん(64)も代表の1人として出席する予定で、出発前、NHKのインタビューに応じました。

秋山さんは、化学兵器という難しい対象に向き合ってきた機関が受賞したことについて、「機関の性格上、あまり表だってできない仕事で、秘密も守らなければいけないので、成果を認めてもらうのは大変だろうと思っていました」と受賞の喜びを語りました。

平和賞授賞式前にOPWC初代査察局長・秋山一郎さん抱負を語る(NHKニュース)3  平和賞授賞式前にOPWC初代査察局長・秋山一郎さん抱負を語る(NHKニュース)4

そして、「化学兵器は貧者の原爆と呼ばれ、今や研究者であれば誰でも作ることができます。だからこそ全廃させる必要があります。日本は古い化学兵器の処理の経験など技術を持っています。人と物、それに資金の援助で貢献できると思います」と述べ、世界の化学兵器の全廃に向けてOPCWの活動での日本の役割に期待を示しました。

平和賞授賞式前にOPWC初代査察局長・秋山一郎さん抱負を語る(NHKニュース)5  平和賞授賞式前にOPWC初代査察局長・秋山一郎さん抱負を語る(NHKニュース)6

秋山さんは10日の授賞式で、OPCWのウズムジュ事務局長らとともにメダルや賞状の授与に臨みます。

平和賞授賞式前にOPWC初代査察局長・秋山一郎さん抱負を語る(NHKニュース)7http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131209/k10013675441000.html

ノーベル平和賞:OPCW 元査察局長の秋山一郎さん出席
(毎日新聞 2013年12月10日 12時42分)

ノーベル平和賞、OPCW元査察局長の秋山一郎さん出席(毎日新聞)【オスロ斎藤義彦】 化学兵器禁止機関(OPCW)へのノーベル平和賞授賞式に出席する元OPCW査察局長で元陸将補、秋山一郎さん(64)が9日、オスロで取材に応じた。秋山さんは「表に出にくい軍縮への取り組みが評価された」と述べ、シリアの化学兵器廃棄に「積極的平和主義を掲げる安倍政権がさらに貢献すると期待している」と話した。

秋山さんは1997年からと2004年からの各5年、OPCWに在籍し査察局長などを務めた。97年にはオウム真理教事件でのOPCWの査察を指揮。日本が中国と協力して行っている旧日本軍の遺棄化学兵器廃棄にも助言しており、「日本にとって化学兵器は身近な問題」と語る。中国での遺棄兵器処理は条約で定めた昨年の期限を守れなかったが「現場では安全性を重視し日中が協力し泥まみれで処理している。OPCWも大変さを理解してくれた」という。

また、「OPCWは安倍首相の唱える積極的平和主義を97年の発足当初から実施し、自衛官はじめ官民学のさまざまな日本人が貢献してきた」と述べ、日本がシリアの化学兵器廃棄に「さらに貢献ができるはずだと期待している」と語った。

http://mainichi.jp/select/news/20131210k0000e030167000c.html