生理痛薬・ヤーズ配合錠(バイエル薬品)服用後に3人死亡⇒厚生労働省、注意呼びかけ|薬の服用との因果関係が否定できない。

生理痛薬・ヤーズ配合錠(バイエル薬品)服用後に3人死亡⇒厚生労働省、「薬の服用との因果関係が否定できない」と注意呼びかけ> 厚生労働省は17日、重い生理痛の治療薬として処方される低用量ピル「ヤーズ配合錠」(バイエル薬品)について、2010年11月の販売以降、副作用とみられる血栓症で3人が死亡したと発表した。 利用者は延べ18万7千人にのぼり、バイエルに対し、添付文書に警告欄を設けて注意喚起するよう指示した。

生理痛薬・ヤーズ配合錠(バイエル薬品)服用後に3人死亡低用量ピルは生理痛の治療や避妊目的で利用者が増加。ピルは血栓が起こるリスクを3~5倍引き上げるとされ、厚労省によると、ヤーズ以外のピルでも04年以降、因果関係が不明なものも含め10人の死亡が報告されている。 以下、ニュース記事のクリップと「ヤーズ配合錠」に関する詳細情報――

生理痛薬の服用後に3人死亡 注意呼びかけ
(NHK 1月18日4時47分)

生理痛薬・ヤーズ配合錠(バイエル薬品)服用後に3人死亡⇒厚生労働省、注意呼びかけ_01重い生理痛を抑える治療薬を服用したあと血のかたまりができる症状で、この1年間に3人が死亡していたことが分かり、厚生労働省は薬の服用との因果関係が否定できないとして、足の急激な痛みや激しい頭痛など前兆とみられる症状が出た場合、救急医療機関を受診するよう呼びかけています。

生理痛薬・ヤーズ配合錠(バイエル薬品)服用後に3人死亡⇒厚生労働省、注意呼びかけ_02この薬は大阪に本社があるバイエル薬品が販売する重い生理痛の治療薬「ヤーズ配合錠」です。

生理痛薬・ヤーズ配合錠(バイエル薬品)服用後に3人死亡⇒厚生労働省、注意呼びかけ_03生理痛薬・ヤーズ配合錠(バイエル薬品)服用後に3人死亡⇒厚生労働省、注意呼びかけ_04

厚生労働省によりますと、去年2月と6月、それに12月にこの薬を服用していた10代から40代の女性3人が肺や脳の血管が詰まる症状で死亡したということです。この薬には、血液のかたまり「血栓」ができやすくなる成分が含まれていて、厚生労働省は薬の服用との因果関係が否定できないとして、17日に安全性速報を出して注意を呼びかけています。

生理痛薬・ヤーズ配合錠(バイエル薬品)服用後に3人死亡⇒厚生労働省、注意呼びかけ_05この中では、医療機関に対して、この薬を服用する患者に、足の急激な痛みやむくみ、突然の息切れや胸の痛み、激しい頭痛やまひなどが出た場合には、すぐに救急医療機関を受診させるよう呼びかけています。

また、薬の添付文書についても製薬会社に改訂を指示し、医師が患者に処方する際、副作用の症状や対処方法について説明するよう求めました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140118/k10014580981000.html

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バイエル薬品のHP <http://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/index.php&gt; へ行ってみると、この件に関する「お知らせ」が1月17日付けで二つ掲載されていた――

生理痛薬・ヤーズ配合錠(バイエル薬品)服用後に3人死亡⇒バイエル薬品HP☛ 一つ目のお知らせは患者向けで―「バイエル薬品 月経困難症治療剤「ヤーズ?配合錠」に関する重要なお知らせ 患者様とご家族の皆様へ」(2014/01/17)―というものでPDF<http://byl.bayer.co.jp/html/press_release/2014/news2014-01-17-b.pdf>へリンクされている。 以下はそのPDFを画像ファイルに変換したもの(クリックで拡大)――

バイエル薬品のお知らせ「月経困難治療剤ヤーズ配合錠を服用される患者の皆様へ」(キャプチャ画像)■ そのお知らせで「他の診療科、医療機関を受診する時には、本剤を服用している旨を伝えてください。その際、患者携帯カードを提示してください」と注意を促している。 「患者携帯カードの情報」と称してURL <http://byl.bayer.co.jp/scripts/pages/jp/yaz-bhv2.html&gt; が表示されているが、そこへ行ってもカード情報を直ぐには探せない。

私が調べたところカード情報へのダイレクト・アドレスは ⇒ http://byl.bayer.co.jp/html/pdf/yards_patient_mobile.pdf。

最初から私が掲載したダイレクト・アドレスを表示掲載すればいいものをと思ってしまった。Hashigozakura 曰く「このお知らせを作ったヤツは融通の利かないアホだ」。 ちなみに、「患者携帯カード」とはこのようなもの(画像クリックで拡大)――

ヤーズ配合錠を服用している患者携帯カード_画像1ヤーズ配合錠を服用している患者携帯カード_画像2■ また、お知らせには「患者向医薬品ガイド」としてURL <http://www.info.pmda.go.jp/guide_ippan/guide.html&gt; が掲載されているが、この場合もヤーズ配合錠の患者向医薬品ガイドに辿りつには慣れていない人にはかなりの手間がかかる。

ということで、私が調べたダイレクト・アドレスは ⇒ http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/GUI/630004_2482011F1020_1_05G.pdf

やはり、「このお知らせを作ったヤツはkなり融通の利かないアホだ!」

二番目のお知らせは――「バイエル薬品 月経困難症治療剤「ヤーズ?配合錠」に関する重要なお知らせ 月経困難症治療剤ヤーズ?配合錠による血栓症について 医療関係者の皆様へ」――というもので、医療関係者向けのものだ ⇒ http://byl.bayer.co.jp/html/press_release/2014/news2014-01-17-a.pdf

「医療関係者向けのお知らせ」のへキャプチャ画像は以下の通り(クリックで拡大)――

バイエル薬品_月経困難症治療剤「ヤーズ配合錠」血栓症に関する重要なお知らせ_医療関係者(キャプチャ画像1)  バイエル薬品_月経困難症治療剤「ヤーズ配合錠」血栓症に関する重要なお知らせ_医療関係者(キャプチャ画像2)
バイエル薬品_月経困難症治療剤「ヤーズ配合錠」血栓症に関する重要なお知らせ_医療関係者(キャプチャ画像3)  バイエル薬品_月経困難症治療剤「ヤーズ配合錠」血栓症に関する重要なお知らせ_医療関係者(キャプチャ画像4)

血栓症ってなに(図解)血栓症】 ☛ 血のかたまり(血栓)で血管が突然つまる病気。 外傷を受けていない血管内での血液凝固を血栓症という。 どこの血管がつまるかによって、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓、深部静脈血栓症など病名が変わる。 症状は、どこの血管がつまるかによって変わるが、ほとんど何の前触れもなく突然発症することが共通した特徴。 「血栓症」は、医薬品によって引き起こされる場合もあり、何らかの薬を服用していて、次のような症状がみられた場合には、放置せずに、ただちに医師・薬剤師に連絡――

「手足のまひやしびれ」
「しゃべりにくい」、
「胸の痛み」、
「呼吸困難」、
「片方の足の急激な痛みや腫れ」

(参照: Wikipedia 「血栓症」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E6%A0%93%E7%97%87

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