シーチキン672万缶回収、はごろもフーズ⇒ヒスタミン検出、同社基準値を上回るアレルギー原因物質「ヒスタミン」が検出されたためだそうだ…

10/14更新】 はごろもフーズ(静岡県静岡市)は11日、同社の「シーチキン マイルド」シリーズで、同社基準値を上回るアレルギー原因物質「ヒスタミン」が検出されたとして、流通している672万缶を自主回収すると発表した。 同社によると、「シーチキン マイルド」を食べた人から「味に違和感を感じた」と申し出があり、検査した結果、同社基準値を上回るヒスタミンが検出されたとのこと。 社内の基準値50ppmに対し200―500ppmを検出したという。 ヒスタミンは国内には法令で定める基準値はないが、同社が米国と同様の自主基準値を設けている。

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追記2013-10-14】 <シーチキン、ツナ何が違う?はごろもフーズ回収騒動に際し誤解を解いてみようと思う…>(投稿日:2013/10/14)をスピンオフ投稿、タイトルクリックで記事へジャンプ。 ちなみに、この追記をした時点で、今あなたがご覧のこの投稿記事の閲覧数は48,627回を超えています。 訪問・閲覧、ありがとうございます。
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はごろもフーズ、シーチキン672万缶回収 ⇒ ヒスタミン検出

はごろもフーズ、シーチキン672万缶回収 ⇒ ヒスタミン検出

ヒスタミンは魚肉中に多く含まれるアミノ酸から、酵素によって生成されるもので、アレルギーに似た症状が出る場合があるとしている。 (<ヒスタミンによる食中毒>については後段に掲載。

◆ はごろもフーズの回収対象商品は以下の3種類:

シーチキン・マイルド
■ シーチキン マイルド
内容量⇒70グラム、
賞味期限⇒2016.7.7‐2016.8.27、
ふたに記載の製造所固有記号⇒「SO28」

素材そのままシーチキン マイルド■ 素材そのままシーチキン マイルド
内容量⇒70グラム、
賞味期限⇒2016.7.7‐2016.8.27、
ふたに記載の製造所固有記号⇒「SO28」

■ シーチキン マイルド(キャノーラ)
シーチキン マイルド(キャノーラ)内容量⇒70グラム、
賞味期限⇒2016.7.7‐2016.8.27、
ふたに記載の製造所固有記号⇒「SO28」

☛ ふたに記載されている賞味期限が上記の期間内で、かつ、記載されている製造所固有記号が「SO28」のものが対象となる。

☛ はごろもフーズが発表した<シーチキン・マイルドシリーズ 回収対象商品 バーコード一覧リスト>は以下の通り

出典: はごろもフーズ発表「自主回収対象製品の一覧(バーコード情報)」(平成25年10月12日) http://www.hagoromofoods.co.jp/files/irnews/100.pdf/131012.pdf

出典: はごろもフーズ発表「自主回収対象製品の一覧(バーコード情報)」(平成25年10月12日) http://www.hagoromofoods.co.jp/files/irnews/100.pdf/131012.pdf

同社では、手元に対象商品がある場合には、「シーチキン マイルド係」まで送料着払いで送り返してほしいとしている。

◆ 製品送付先
〒424-8750 静岡県清水区島崎町151
はごろもフーズ株式会社 シーチキン マイルド係

◆ 問い合せ先
はごろもフーズ お客様相談室 フリーダイヤル 0120-856004
10月14日(月)までの間は午前9時から午後9時まで受付。
以降については、平日午前9時から午後5時まで受付。
はごろもフーズ お客様相談室

(参照: ハザードラボ「シーチキンに基準値超のヒスタミン 672万缶自主回収」(2013-10-11 19:53)http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/3/3301.html;ロイター「はごろも、「シーチキンマイルド」672万缶を自主回収」(2013年10月11日19:33)http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99A06X20131011)

■ シーチキン、私はよく買ってツナサンドを作って食べるのだが。 今回の「はごろもフーズ」の「シーチキン・マイルド」シリーズ自主回収騒動の原因は一体なんだったのか? メディアの報道を読み比べてみると――

シーチキン マイルド自主回収(朝日)● 朝日新聞の報道によると――
☛ 「同社によると、猛暑のため、原料のツナを保管する工場の冷蔵庫の温度が上がり、ツナに含まれる酵素が増殖したため、ツナに含まれるアミノ酸がヒスタミンに変質したとみられるという。「味に違和感を感じる」「舌がピリピリする」という問い合わせが計6件寄せられた」という事らしい。  http://www.asahi.com/national/update/1011/TKY201310110379.html

シーチキン マイルド自主回収(NHK)● NHKニュースの報道によると――
☛ 「缶詰は、ことし7月から8月にかけて、焼津市の委託業者が製造したもので、原料のカツオを保存する温度が適切でなかったことが原因とみられるということです」と報道されている(「シーチキン672万缶余を自主回収へ」(10月11日20時35分)http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131011/t10015227691000.html

シーチキン マイルド自主回収(日経)● 日経22:16配信の記事だと割と詳しくなり、なんかこれが本当ポッイ――
☛ 「回収対象の製品は、ことし7月8日から8月28日にかけて、静岡県焼津市にある委託先の工場が製造した。材料のカツオを加工して冷蔵庫で一時保存した際に、多く入れ過ぎたため庫内の温度にむらができ、カツオのアミノ酸がヒスタミンに変化したとみられる。 9月26日~10月3日にかけて「舌がぴりぴりした」といった消費者からの連絡が3件あったが、この時は製品が残っておらず検査できなかった。その後4~6日にも3件の連絡があったため、在庫の商品など約100個を調べた結果、約3割から基準を超えるヒスタミンが検出された」 (「はごろも、シーチキン672万個回収 アレルギー物質で」(日経 2013/10/11 22:16) http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1105L_R11C13A0CR8000/

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☛ まっ、報道とはこんなもんで、各メディアでこうも違うものなのだ。 ネットが発達して、新聞が売れなくなるのも当然だ。 ネットユーザーは電子版記事を各紙比較して読んでいる。 新聞記者もそれを肝に銘じて取材し、記事を書かんとな~、特に朝日の記者はよくよく気を付けんといかんな~。 「猛暑のため…」としか書いていないので猛暑だけが原因かと思ってしまう書き方だ。
(苦言 by Hashigozakura)
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さて、はごろもフーズのHPのニュースリリースへ行ってみよう

そうすると「平成25年10月11日 お詫びとお知らせ」が掲載されている

はごろもフーズの「お詫びとお知らせ」のpdfにアクセスが集中して閲覧が難しいようなのでpdfをキャプチャしたものを掲載しておこう(画像クリックで拡大)――

はごろもフーズ「お詫びとお知らせ」1 はごろもフーズ「お詫びとお知らせ」2

はごろもフーズ「お知らせ」キャプチャ画像の追加 2013-10-14
左は「平成25年10月12日 自主回収対象製品の一覧(バーコード情報)
右は「平成25年10月13日 ヒスタミンについて
はごろもフーズ・自主回収対象製品の一覧(バーコード情報)  はごろもフーズ・ヒスタミンについて

では、【ヒスタミンによる食中毒について
(はごろもフーズのお知らせ「ヒスタミンにつて」よりこれの方が丁寧だと思いますが….)

☛ ヒスタミンはマグロやブリ、サバなど赤身魚に含まれるアミノ酸が変化してできる。ヒスタミンが多く含まれる魚肉やその加工品を食べると、アレルギーに似た症状の食中毒を起こすことがある。食物アレルギーと異なり、だれでも発症する可能性がある。東京都福祉保健局のHPによると、かゆみや頭痛、吐き気、下痢などの症状が出るものの軽症のことが多く、死亡事例はないという。加熱調理しても分解されない。 では、東京都福祉保健局のHPの「魚を食べたら、じんましんが・・・ ~ヒスタミンによる食中毒~」から抜粋して要点を掲載――

■ 1 ヒスタミンによる食中毒ってどんな症状なの?

多くの場合、食べた直後から1時間以内に、顔面、特に口の周りや耳たぶが赤くなったり、じんましん、頭痛、おう吐、下痢などの症状が出ます。重症の場合は、呼吸困難や意識不明になることもありますが、死亡事例はありません。

■ 2 どんな食品で起きているの?

原因となる食品は、ヒスチジンというアミノ酸が多く含まれる赤身魚とその加工品がほとんどです。平成12年から平成20年までに都内で起こった事例では、カジキマグロが原因となった事例が最も多く、ブリ、マグロがそれに続いています。 海外では鶏肉、ハム、チェダーチーズが原因となったこともあります。

ヒスタミンによる食中毒の原因魚種

ヒスタミンによる食中毒の原因魚種

■ 3 なぜ赤身魚が原因になるの?

赤身魚(マグロ、ブリ、サンマ、サバ、イワシ等)に多く含まれるヒスチジンは、ヒスタミン産生菌が産生する酵素の働きで、ヒスタミンになります。ヒスタミンとして100ミリグラム以上食べると、食中毒を発症するとされています。 ヒスタミン産生菌の中には、海水中に存在して漁獲時にすでに魚に付着している可能性があるものがあります。

<ヒスタミン>魚種別ヒスチジン含有量

<ヒスタミン>魚種別ヒスチジン含有量

■ 4 アレルギー体質だと、ヒスタミンの食中毒になりやすいの?

ヒスタミンによる食中毒もアレルギーと同じような症状が出ますが、食品中にできたヒスタミンを食べたことが原因なので、アレルギー体質とは関係ありません。誰にでも起こる可能性があります。

参考:花粉症や食物アレルギーの人は、体内にアレルゲン(花粉、食物等)が入ると免疫反応によりヒスタミンが出てくるために、アレルギー症状を起こします。

■ 5 加熱すれば防げる?

ヒスタミンは加熱調理しても分解しないため、一度ヒスタミンができてしまうと、煮ても焼いても減ることはありません。

■ 6 冷蔵すれば大丈夫?

0℃~10℃で保存していても、ヒスタミンができてしまうことがあります。冷凍保存中にヒスタミンができることはありません。ただし、冷凍する前にすでにヒスタミンの量が増えていると、食中毒が起こります。

■ 7 ヒスタミン食中毒予防のポイント

  • 生の赤身魚は常温で放置してはいけません。冷蔵でも、長期間の保存でヒスタミンの量が増えることがあります。冷蔵の場合でも、できるだけ早く食べてください。
  • 赤身魚の干物など加工品も、低温保存してください。
  • 冷凍した赤身魚を解凍する時は、冷蔵庫で解凍するなど、可能な限り低温で短時間のうちに解凍してください。冷凍と解凍の繰り返しは避けてください。
  • 食品中にヒスタミンができていても、外見の変化や腐敗臭はありません。しかし、ヒスタミンが大量にできていると、食べたときに舌がぴりぴりすることがあります。香辛料によるものでなければ、食べるのをやめてください。

(出典: 東京都福祉保健局のHP 「魚を食べたら、じんましんが・・・ ~ヒスタミンによる食中毒~」 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/anzen_info/others/his/

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シーチキン672万缶回収、はごろもフーズ⇒ヒスタミン検出、同社基準値を上回るアレルギー原因物質「ヒスタミン」が検出されたためだそうだ…」への5件のフィードバック

  1. ヒスタミン、怖いですね。
    3日ほと前から、体が痒くて、掻いたらミミズ腫れになり真っ赤に、体のあちこちが熱をもって、まだ体の痒みが残っていますが、薬局で痒みの軟膏とアレルギーの飲み薬を買って、少しずつ落ち着いてきています。今朝、ニュースでシーチキンマイルドのことを知り、びっくりしました。冷蔵庫に3個パックだったのであと2個残ってて、確認したら、まさに、報道にあった商品でした。
    わたしの、蕁麻疹、痒みがそれが原因なのかな?と思いました。私は、元々アレルギー体質なので、極端に、症状がでたのかと思いました。
    当分、シーチキン食べれませんね。

    • 私は該当のシーチキンマイルドをツナサンドにして食べてしまってからニュースを知り、この記事を投稿しました。 元来、野蛮にできておりまして食中毒とかアレルギーとか無縁で58年過ごしているもんで、アレルギー症の方には申し訳ないのですがツナサンド食後なんら異変はありません。 まあ、しかし、最近は食物アレルギーで小学生が死亡するなどの事件もありましたので、死亡することはないヒスタミン食中毒といえども注意にこしたことはないかと思い投稿しました。 アレルギー症でないといっても、生物学的には誰でも発症する可能性は持っている訳で、注意にこしたことはないかと思います。

      貴重なコメントありがとうございました。 コメントを頂いた時点で、この投稿記事は8334回閲覧されていました。 このブログ既に114万アクセスあるのですが、寄せられたコメントは68個です!? という訳で、瀬戸山さんのコメントは極めて貴重な68個目のコメントです。  シーチキン、当分ガマンされた方がいいかと思います。 症状が治まればいいのですが… Hashigozakura

      • ツナとカツオを混同して書いているのが気になりました。
        製品名にマイルドと付いた商品はツナ(マグロ)では無くカツオなので
        何となく誤解の拡散に繋がっている気がする

        ツナ缶回収と書いてた新聞社もあったり

      • ご指摘、痛み入ります。 はごろもフーズの製品で「シーチキン」はマグロで「シーチキン・マイルド」はカツオであることはご指摘の通りです。 ただ、ツナ缶のツナ(Tuna)という呼称は必ずしもマグロだけを指さないのをご存じでしょうか。 そのため新聞記事によって「ツナ」とか「ツナ缶」という言葉が出てきているのです。

        英語版Wikipediaの「Tuna」はこう解説しています――”A tuna is a saltwater finfish that belongs to the tribe Thunnini, a sub-grouping of the mackerel family (Scombridae) - which together with the tunas, also includes the bonitos, mackerels, and Spanish mackerels…”  これにあるように “bonitos” (カツオ)も学術的にツナに含まれるのです。 http://en.wikipedia.org/wiki/Tuna

        英語版Wikipediaの解説本文は長文で詳細ですが、日本版Wikipediaはそれを簡略化してこのように解説しています――

        「ツナ(英語: tuna)は、スズキ目サバ科マグロ族 Thunnini に分類される魚の総称。5属14-15種が含まれる。 「マグロ」と訳され通用しているが、後述のように学術的にはカツオ等を含む広い範囲を指す…」
        「ツナ缶:  ツナは、本来は生魚・魚肉の区別なく使う語だが、日本ではマグロの油漬け缶詰について言うことが多い…」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%8A

        ツナ(Tuna)が外来語として日本語に入ってきた時、「マグロ」を指すものとして一般的に理解されたようです。 カタカナ英語が日本語で使われるようになるとき、よくある事ですが、本来の意味からずれて一般概念が形成されて行くパターンかと思います。  Hashigozakura

  2. ご苦労様でした。
    ライトツナ・フレーク・チャンク等ツナ缶の種類に関して、良く分からなかった部分が理解できました。
    加えてヒスタミンの事も勉強させていただきました。
    有難うございました。

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