海外でエビ大量死⇒輸入冷凍エビの価格が高騰している…エッ!さっそく調べてみた…

9/17更新、エビ高騰の記事追加】 輸入冷凍エビの価格が高騰しているという。 低価格で大量養殖が可能だとして養殖されている「バナメイ」(vannamei)という種類のエビが、バクテリアを介した病気が広がり、大量死していることが影響しているという。 NHKのニュースで報道していたのでさっそく調べてみると、日経が9月に記事を配信していた。 「海外でエビ大量死⇒輸入冷凍エビの価格高騰」、さてその原因となっているのが「早期死亡症候群」(EMS = Early Mortality Syndrome)というもので原因ウイルスに感染したエビは消化器官が破壊され、成長前に白く変色して死んでしまうのだそうだ。 「バナメイエビ」はクルマエビ科のエビで、人気の回転ずしのエビのほとんどが「バナメイエビ」なのだそうだが…..

海外でエビ大量死 輸入冷凍エビの価格高騰

海外でエビ大量死 輸入冷凍エビの価格高騰

回転寿司で人気のバナメイ・えび
では前述のNHKニュースから――

海外でエビ大量死 輸入冷凍エビの価格高騰(NHK)海外でエビ大量死 輸入冷凍エビの価格高騰
(NHK 10月6日18時5分)

世界各国に輸出している東南アジア地域のエビの養殖場で、病気が原因の大量死が深刻になっており、この影響で日本向けの冷凍エビの卸売価格が高騰し、国内のスーパーや外食業界などの間で影響が広がっています。

タイやベトナムにあるエビの養殖場では、「バナメイ」という種類のエビでことし4月ごろから、バクテリアを介した病気が広がり、大量死が深刻になっています。 大手商社によりますと、世界最大の輸出国のタイでは、この影響で年間50万トンあった生産量が、ことしは半分にまで落ち込むとみられています。

日本で、エビフライなどの加工食品や蒸しエビなどに使われる冷凍エビはタイなどから輸入されていますが、卸売価格は輸入量が落ち込んでいる「バナメイ」だけでなく、同じような用途に使われる「ブラックタイガー」も、4割から5割程度高騰しているということです。

タイ産のエビの高騰を受けて東京・練馬区にあるスーパーでは、冷凍エビをインドやバングラデシュ産に切り替えましたが、仕入れの価格は比較的安かった去年の同じ時期に比べると2倍になっているということです。 このスーパーの秋葉弘道社長は、「パックの大きさをやや小さくして数を減らすことで、価格を据え置いているが、ほとんど利益は出ていない。このままの状態が続くのは厳しい」と話しています。

また、大手の回転ずしチェーン店では、長期間の契約で冷凍エビを調達しているため、今のところ影響は出ていないということですが、次の契約では仕入れ価格が上昇すると見ています。 「くら寿司」の辻明宏マネージャーは、「エビは女性や子どもに人気があり、店に欠かせない商品なので、値上げは難しい。問題が長期化しないよう願っている」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131006/k10015070631000.html


冷凍エビ“高騰” その原因は…
冷凍エビ高騰の原因は..1タイやベトナムなどで広く養殖されているエビ “バナメイ”
冷凍エビとして世界各国に輸出されている
同じく冷凍エビとして使われる「ブラックタイガー」に比べてやや小ぶりだが
一つの池でより多く養殖できるほか、病気にもかかりにくく生産効率が高い事から
養殖業者が増えている
冷凍エビ高騰の原因は..2その“バナメイ”、タイの養殖場などで今年4月頃から
バクテリアを介した病気が広がり、大量死が深刻になっている

冷凍エビ高騰の原因は..3その影響で、大手商社によると、年間50万トンあった生産量が、ことしは半分に減る見込み
冷凍エビ高騰の原因は..4という事で

海外でエビ大量死 輸入冷凍エビの価格高騰

海外でエビ大量死 輸入冷凍エビの価格高騰

調べてみると、日経が9月21日と9月30日にそれぞれ「タイのエビ養殖半減 食卓を直撃、店頭5割高 病害で世界供給の5%消える」、「冷凍エビ、病害で高騰 アジア産地供給減で8割高~2倍」と題する記事を配信していた。 では、そのクリップ記事――

タイのエビ養殖半減 食卓を直撃、店頭5割高
病害で世界供給の5%消える
(日経 2013/9/21 11:51)

タイのエビ養殖半減 食卓を直撃世界最大のエビ輸出国・タイが生産激減に直面している。養殖場に病害が広がった影響で、今年の生産が例年の半分に落ち込む見通し。世界供給の5%分が消える計算となる。すし用の食材などとして消費する日本だけでなく世界中で価格の高騰を招いている。

生産急減をもたらした病害は「早期死亡症候群」(EMS)と呼ばれる。原因ウイルスに感染したエビは消化器官が破壊され、成長前に白く変色して死んでしまう。2010年以降、中国やベトナム、マレーシアで次々と流行し、昨年末ごろからタイにも上陸した。

国連食糧農業機関(FAO)によると11年の養殖エビの世界生産量は496万トン。最大の生産国である中国は大半を国内で消費する。一方、2位のタイは生産シェアは約1割の53万トンだが、8割が外国向け。ブラックタイガーに加えバナメイと呼ばれる品種の生産が多く、先進国の食卓を支えている。

タイ政府は、病害により今年の生産量は25万トンに落ち込むとみている。加えて6~7月に病害が再流行した中国が、自給の不足分を補うために輸入を増やし、需給逼迫に拍車がかかった。品不足は消費国を直撃し、日本の小売店では例年より価格が5割以上上昇している。

飼料や稚エビの供給、養殖、製品加工まで一貫して手掛ける食品最大手チャロン・ポカパン・フーズ(CPF)などはウイルス耐性の強い品種改良を進めるなど対策を打ち出した。

だがウイルスの感染経路も分からないなかで、タイが元通りの活況を取り戻せるかは不透明だ。バンコク近郊に工場を持つある日系の水産加工大手は、原料価格の高騰を受けて、売上高の2割を占めるすし用エビの加工ラインを7月から停止した。日本や欧州では仕入れ先をインドネシアなどに変更する動きも出ている。  (バンコク=高橋徹)

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM21008_R20C13A9MM0000/

冷凍エビ、病害で高騰 アジア産地供給減で8割高~2倍
(日経 2013/9/30 23:27)

エビの国内需要の9割超を占める輸入冷凍エビが高騰している。アジアでの生産が病害などで大幅に減少し、供給が不足しているためだ。需要期のクリスマスシーズンを控えて米国や中国が東南アジアでの調達を急いでおり、指標となるインドネシア産ブラックタイガーの産地価格は過去最高値を更新した。調達難や高値の影響は小売店や外食店にも及んでいる。

インドネシア産ブラックタイガーの産地価格は一部で1キロ25ドル(無頭殻付き、1匹25グラムサイズ)。ここ1カ月半で2割超上昇し、1998年に付けた過去最高値を超えた。国内卸値は1.8キロ3600~4千円弱と同2~3割上がった。前年同期に比べ8~9割高い。

高騰の主因は養殖エビの主流であるバナメイの供給不足にある。世界最大の輸出国タイでは昨年秋以降、エビの消化器官を破壊するバクテリアがもたらす病害が広がった。

一時は有効な対策がみつかったと伝わり、今夏には生産が回復すると期待されていたが、養殖業者は再発の恐れから生産量を抑制した。今年の生産量は例年の半分程度にとどまる可能性が高い。

さらにここ数カ月は世界最大の生産国である中国でも天候不順や病害により生産が減少している。「最大の消費国でもある中国が自給自足できなくなり、東南アジアからの買い付けを始めた」(水産商社)という。タイ産バナメイ(無頭殻付き、1匹13グラムサイズ)の国内卸値は1.8キロ2200~2400円。前年同期のほぼ2倍で過去最高値だ。

東南アジアのエビは夏場に水揚げが増える。「米国はこれまで相場が下がるのを期待して買い付けを控えていたが、これ以上待つとクリスマスに間に合わない。今は調達に躍起になっている」(輸入業者)

国内のスーパーでは値段の安い小さいサイズを仕入れて販売価格を据え置く例もある。首都圏の中堅スーパーでは十分に調達できず、9月のバナメイの売り上げが前年比7割減った。大手回転ずしチェーンでも「エビマヨをカニマヨに代えることや、相場が上昇していないアルゼンチン産赤エビや国産クルマエビを使ったメニューの開発を検討する」という。

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO60419430Q3A930C1QM8000/

■ 「バナメイ」はクルマエビ科のエビだというが、どんなエビなのか調べてみた。

バナメイ Litopenaeus vannamei クルマエビ科Litopenaeus属

バナメイ Litopenaeus vannamei
クルマエビ科Litopenaeus属

標準和名はまだ無い。 英名Whiteleg shrimp。 体長14cmほど。メキシコからペルーにかけての太平洋東岸に分布する。 ウシエビ(ブラックタイガー)同様、生活環の一部として汽水域にも生息し、塩分濃度の変化に強く、淡水での養殖に耐える。 2006年頃から日本の市場に登場した。ブラックタイガーに比べて安価なこともあって、輸入量は急速に伸びている。日本で消費されるこのエビの主な生産国はタイ、インドネシア、中国。 ブラックタイガーと比べて病気に強い。 形態⇒青味がかった灰色、足が白い。 クルマエビの仲間であるだけに味はよい。甘味があって、風味がある。 ゆでてもクルマエビ同様に鮮やかに赤く、香りがいい。

(参考: Wikipedia <クルマエビ>; 市場魚類図鑑<バナメイ>)

Wikipediaでクルマエビの項を読んでいて初めて知ったのだが、「大正エビ」「ブラックタイガー」もクルマエビ科だったのだ。 大正エビの本当の名前は「コウライエビ」でブラックタイガーは「ウシエビ」なのだそうだ。 知らなかった~。 ただ「ウマイ、ウマイ」と言って食べていただけした。

☛ コウライエビ Fenneropenaeus chinensis (Osbeck, 1765)
体長20cmほど。クルマエビに似るが体に模様はなく、尾だけが黒っぽい。黄海・渤海・東シナ海沿岸に分布し、秋から冬にかけて漁獲される。クルマエビ科としては分布が狭いが、漁獲量は多い。 「タイショウエビ」(大正海老)の別名でよく知られる。大正時代から多く漁獲されるようになったが、当時は商品名が複数あったため、主な水産会社が協議して「タイショウエビ」の商品名となった。

☛ ウシエビ Penaeus monodon (Fabricius, 1798)
体長30cmほど。クルマエビに似るが全身が黒っぽく、背中の溝は頭胸甲の前半部だけにある。東京湾以南の西太平洋とインド洋の沿岸域に分布する。「ブラックタイガー」という別名でよく知られる。クルマエビ科では最大種で成長も早く、各地でさかんに養殖され、日本に輸入されている。

■ 「早期死亡症候群」(EMS = Early Mortality Syndrome)については日刊水産工業新聞のこの記事がいいようだ――

養殖エビが生産減へ、エビ市況の高値推移は必至
(日刊水産経済新聞 2013/3/14)

爆発的な勢いで生産量を増加させてきた養殖バナメイだが、今年は大幅な減少が見込まれている。主要な生産国である中国やベトナム、マレーシア、タイ国に、「EMS」と呼ばれるエビの病気が、バナメイを中心にブラックタイガーにも広がっていることが理由だ。諸説あるが原因が解明されておらず、産地では養殖密度を下げるなどの対策がとられている。日本への最大の供給国であるタイ国では15~25%程度の減産が見込まれており、中国では半減するとの試算もある。右肩上がりできていたバナメイの生産は2012年をピークに下降線をたどることになるのか-。

このEMS(Early Mortality Syndrome)は、稚エビを池入れしてから10~30日の内に斃死してしまう症状から名付けられ、09年に中国で報告されており、10年にはベトナム、11年にはマレーシア、12年にはタイ国へと広がってきた。

日本の輸入業者にとっても深刻な事態として伝わったのは、日本への昨年の冷凍エビの輸入量が最多だったタイ国での供給量の減産が伝えられてからだ[….]

http://www.suikei.co.jp/%E9%A4%8A%E6%AE%96%E3%82%A8%E3%83%93%E3%81%8C%E7%94%9F%E7%94%A3%E6%B8%9B%E3%81%B8%E3%80%81%E3%82%A8%E3%83%93%E5%B8%82%E6%B3%81%E3%81%AE%E9%AB%98%E5%80%A4%E6%8E%A8%E7%A7%BB%E3%81%AF%E5%BF%85%E8%87%B3/

続報 2013-10-17】   輸入エビの高騰が続くなか、関東を中心に展開している「天丼てんや」は、十分な利益が得られないなどとして、ベトナム産のブラックタイガーを使った上天丼や、海老天そばなどの販売を今月20日で取りやめると、17日、発表した。 以下、NHKニュースのクリップ――

エビ高騰 上天丼の販売中止へ
(NHK 10月17日16時44分)
エビ高騰 上天丼の販売中止へ01輸入エビの高騰が続くなか、関東を中心に展開している「天丼てんや」は、十分な利益が得られないなどとして、上天丼などエビを使った一部のメニューの販売を取りやめることになりました。

タイやベトナムなど、東南アジア地域の養殖場では、ことし4月ごろからバナメイという種類のエビでバクテリアを介した病気による大量死が起き、この影響で、ブラックタイガーという種類も含め輸入エビの高騰が続いています。
エビ高騰 上天丼の販売中止へ02こうしたなか、関東を中心に専門店を展開している天丼てんやは、十分な利益が得られないなどとして、ベトナム産のブラックタイガーを使った上天丼や、海老天そばなどの販売を今月20日で取りやめると、17日、発表しました。

エビ高騰 上天丼の販売中止へ03この店では、エビを少なくして、代わりにイカの天ぷらをのせた天丼や、野菜のかき揚げを使ったそばやうどんなど、新たなメニューを販売することにしています。 バナメイやブラックタイガーなど日本に輸入される冷凍エビは、スーパーなどでの小売価格も上昇しており、今後は、すし店など外食業界でも影響が広がりそうです。

上天丼中止は残念

上天丼など、エビを使った一部のメニューの販売が取りやめになることについて、70代の男性客は「天ぷらの中でもエビが大好きなので、エビが2つ載った上天丼がなくなってしまうのは残念です」と話していました。 また、40代の女性は「輸入エビの価格が高騰しているとは知りませんでした。このままの値段で販売を続けてほしい」と話していました。
エビ高騰 上天丼の販売中止へ04天丼てんやの山下良孝エリアマネージャーは「一部のメニューは販売を取りやめさせていただきますが、エビの天ぷらを1つだけ使ったメニューは、価格を据え置きます。早く問題が解決して仕入れ値が落ち着くことを願っています」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131017/k10015353231000.html

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☛ 確かにエビの価格は上がっている! 今夜は鍋焼きうどん、という事で妻とスーパーに買い物に出かけた。 我が家の鍋焼きうどんは⇒うどんは讃岐うどん、ホタテにエビ天、トリのモモ肉にシイタケとカマボコにネギがが入る。 それがだ、先週まで1本100円だったエビ天が150円に値上がりしていた! ジェジェジェだよ….  ナールホド、「天丼てんや」が上天丼やエビ天そばをやめるわけだ~。  Hashigozakura
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