巨大地震可能性・近畿圏、9月前半発生警告は先延べされたようだ。 ZAKZAKによれば…

「“9・6巨大地震”警告」という話をご存じだろうか? ネットではかなり話題になっているが、事が事だけに大手メディは報道しない。 「早ければ9月前半にも近畿圏でM7以上の大型地震が発生する可能性がある」というものだが、ZAKZAK(夕刊フジ電子版)が<“9・6巨大地震”専門家が警告!「近畿圏でM8級の兆候が…」>と題して記事を8月31日に掲載し、SNSを通じて拡散した。 ZAKZAKは9月4日に<“9・6巨大地震”予測の専門家 「発生は下旬以降に」>と題して続報を掲載している。

「一体、何の話だ?」という方も多いだろう。 ZAKZAKの記事を9月4日と8月31日の順に掲載するので、先ずはそれを読んで見よう――

“9・6巨大地震”予測の専門家 「発生は下旬以降に」
(ZAKZAK 2013.09.04)

近畿圏で9月前半に巨大地震が発生する可能性を指摘していた「地震予報」の専門家が新たな兆候をつかんだ。幸いにも「今月下旬以前の発生の可能性はない」という。どういうことなのか。

専門家は山梨県八ヶ岳南麓天文台の台長、串田嘉男氏(55)。FM電波の異変で地震の予測を研究する一方、1994年の新彗星(串田彗星)をはじめ、これまで50以上の小惑星を発見した天文家としても知られる。

これまでの観測の結果、8月30日時点で9月6日を中心とした前後1日に近畿圏でマグニチュード(M)7・9以上の直下型地震が起きる可能性があると予測し、本紙も8月31日発行の紙面で伝えた。

その後、串田氏が継続してデータを分析したところ、9月2日夕現在、「9月5~6日は発生時期ではなく、今月下旬以前の発生の可能性はない」と結論づけたという。

ただ、引き続き警戒は必要とし、状況が急変した場合は緊急発表する予定。同氏は、日々の観測結果に基づく追加情報をホームページ(http://jishin-yohou.com)で公開している。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130904/dms1309041207012-n1.htm

▼ 8月31日の記事とはこうなのだが….

“9・6巨大地震”専門家が警告!「近畿圏でM8級の兆候が…」
(ZAKZAK 2013.08.31)

東日本大震災からもうすぐ2年半を迎えるが、大地震の恐怖はまったく収まっていない。マグニチュード(M)8級の巨大余震に、いつきてもおかしくない首都直下地震、太平洋沿岸を大津波が襲う南海トラフ連動地震…とリスクは高まるばかりだ。そんななか、FM電波を活用し、地震予知を試みる研究者が不気味なサインをとらえた。「早ければ9月前半にも近畿圏でM7以上の大型地震が発生する可能性がある」(研究者)という。一体どういうことなのか。

「ついに来たか」

今月8日、列島各地に緊張が走った。

午後5時前。帰宅ラッシュが始まろうかという時間帯に突如、鳴り響いた警告音。気象庁が「奈良県と大阪府で最大震度6弱から7程度の揺れが起きる」との緊急地震速報を出したのだ。

ところが、予告された大地震は起こらない。後で地震計のトラブルが原因で起こった誤報と判明し、日本中が胸をなで下ろした。

人騒がせな“空砲”だったが、ドタバタの舞台となった同じ近畿に不気味な前兆が現れていることを知る者は少ない。

「近畿圏でM7・9以上の揺れの兆候がみられる。早ければ9月6日の前後1日、5日から7日にかけて地中浅い場所での地殻地震、つまり直下型地震が発生するかもしれない」

こう警告するのは、山梨県八ヶ岳南麓天文台の台長、串田嘉男氏(55)だ。

串田氏は、著書『地震予報に挑む』(PHP研究所)で講談社出版文化賞科学出版賞を受賞した「地震予報」の専門家で、天文分野では、1994年に新彗星(串田彗星)を発見するなど、これまでに50以上の小惑星を発見したことで知られる。

そもそも地震の予測を研究対象にするようになったのは、同天文台(85年開設)でFM電波を利用した流星観測中に異変をとらえたことがきっかけだったという。

「流星観測では(FM電波を計測する)記録計を使うが、流星の出現時だけ変化がみられる記録計の基線に、その流星が出ていないのに異常(ギザギザの線)が現れたことがあった。すると、その2日後に北海道の奥尻沖を震源とするM6・5の地震(93年8月8日)が起きた。これを契機に地震と基線変動に相関関係があるのではないか、と研究を始めた」(串田氏)

この奥尻沖の地震は、93年7月12日に発生し、死者202人を出した北海道南西沖地震(M7・8)の大型余震だった。

一見、関連がなさそうなFM電波と地震。どういうメカニズムでつながっているのか。

串田氏は「地震発生前の段階として地殻で微少破壊が進行し、断層が形成される。これによって、地殻で電荷変動が発生し、これが電離層の電子密度を変化させているためではないかと考えられる」と解説する。

串田理論による地震の前兆には共通の特徴がある。

「変動の出現期間は普通、地震発生前の1~7日以内に現れる。まず微弱な変動が出て、やがて強い極大変動に移行。変動が収まる静穏期を迎えて地震が発生する-というのがひとつの流れだ」(串田氏)

八ヶ岳や秋田、高知などに設置した観測点でのデータを集め、変動の出現継続時間などから、発生が予測される地震の規模、発生日を導き出している。

95年1月17日の阪神・淡路大震災(M7・3)の前にも3日前から変動を観測。2008年7月24日の岩手県沿岸北部地震(M6・8)や、11年3月11日の東日本大震災(M9・0)以降頻発する大型余震など、多くの前兆をFM電波でつかんできたという。

冒頭で串田氏が指摘した「近畿圏の地震」も、この研究の流れに沿って浮かび上がってきた。看過できないのは、この未知なる大地震の前兆とみられる現象が、過去に例のない動きをみせていることだ。

「実は、この前兆現象を初めて観測したのは08年7月初旬。これまでは、1つの地震に極大変動も1つなのが典型的なパターンだった。ところが、今回の前兆に関しては、複数の極大が現れたり収束したりを繰り返している。前例のない特殊な前兆現象が5年以上も続いている」(串田氏)

推定される震源域は、近畿2府5県に加えて三重、愛知両県の広い範囲にまたがる。

同氏は、発生が懸念される「近畿圏の地震」について、日々の観測結果に基づく追加情報をホームページ(http://jishin-yohou.com)でも公開している。

ひとたび、起きれば未曾有の災害をもたらす巨大地震。この前兆が、空振りに終わることを願うばかりだ。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130831/dms1308311448000-n2.htm

● 8月31日のこの記事は2700回以上ツイートされ、ファイスブックの「いいね」は6900以上だ。 ネットでの注目は非常に高い。

9・6巨大地震(ZAKZAK)

現段階での科学では地震予知はほとんど不可能というのが科学者の結論だ。 山梨県八ヶ岳南麓天文台の台長・氏の場合は、「大地震発生の可能性の予測」であって地震予知ではない。 それも研究段階のものであって、それ以上の何物でもない。 報道の仕方、あるいはツイートの書き方によって、串田氏の研究の意図とはかけ離れた情報拡散がなされることがある…これがネットの怖さ、負の側面だろう。 ツイートやフェイスブックなどのSNSによる拡散が、情報の未検証の連鎖によってともするとデマゴーグになってしまう危険性を忘れてはいけない。

記事にもあるが、串田氏はPHP新書で「地震予報」という著書を2012年11月15日に出している ⇒ http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-79806-6

地震予測(PHP親書・串田嘉男著)串田氏のHP<八ヶ岳南麓天文台 FM(VHF帯域)電波伝搬モニター観測(串田法)による「地震予報」フォローページ>http://www.jishin-yohou.com/99_blank003.htmlに行けば、長期前兆の情報がPDF版で随時掲載されている。 そのサイトには注意書きがあり、こう記されている――

「以下の内容は、PHP新書「地震予報」をお読みくださった読者の皆様に対するフォロー内容です。
従いまして、PHP新書「地震予報」をお読みいただいていない方には理解できない形になっております。
未読の方は、ぜひPHP新書「地震予報」をお読み頂ければ幸いです。」

ということで、彼の著書を読んでから、串田氏の「長期前兆」報告PDFを閲覧した方がいいようだ。ちなみに、ZAKZAKの8月31日の記事基のもとになったのは串田氏の8月30日の「長期前兆」報告PDFのようだ ⇒ http://www.jishin-yohou.com/1778_zokuhou_040.pdf

「長期前兆」報告PDF(2013-8-30)2013-9-02  「長期前兆No.1778」続報No.041(http://www.jishin-yohou.com/1778_zokuhouz_041.pdf)が9月2日に出されて、9月5日/6日の地震発生の可能性が低くなったことが報告されている。 さらに、ZAKZAKの9月4日の続報記事のもとになった「長期前兆No.1778」続報No.042(9月4日)では「9月下旬以前に発生する可能性はなくなった」ことが報告されている ⇒ http://www.jishin-yohou.com/1778_zokuhou_042.pdf

「長期前兆」報告PDF(2013-9-4)

ようするに、地震の可能性はなくなったということだ。

しかし、最初の夕刊フジ(ZAKZAK)の記事だけが独り歩きし、串田氏のサイトをチェックしないままツイートが繰り返され、さらにツイート内容を検証せずにリツートされ、あれよあれよという間に拡散しているようだ。

串田氏の「FM波による地震予知研究」に対してアカデミズムの研究者も大きな関心を持っているようだが、現段階では「地震発生可能性の予測」の研究であってそれ以上のものではない。 Wikipediaの「串田嘉男」の解説を参考に読んで見ては?

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