南鳥島沖のレアメタル、日本・15年間独占探査へ

<南鳥島の沖合の海底に存在するレアメタル(希少金属)>15年間にわたって日本が独占的に探査を行うことが国際機関である国際海底機構に承認された! 探査鉱区の面積は3,000平方キロメートル。 以下、NHKニュースのクリップと経産省報道発表のクリップ(後段に南鳥島沖レアメタル探査鉱区位置図を掲載)――

南鳥島沖のレアメタル探査へ
(NHK 7月20日12時27分)

南鳥島沖のレアメタル探査へ1経済産業省は南鳥島の沖合の海底に存在する希少金属=レアメタルついて、国際機関から探査の承認が得られたと発表し、今後、15年間にわたって日本が独占的にレアメタルの探査を行うことになりました。

南鳥島沖のレアメタル探査へ2経済産業省によりますと、南鳥島の南東の沖合、およそ600キロメートルの公海には、深さ1000メートルから2000メートルの海底に、コバルトやニッケルといったレアメタルを含む鉱物が多く存在していることがこれまでの調査で分かっているということです。

南鳥島沖のレアメタル探査へ3これについて、経済産業省からの委託を受けたJOGMEC=石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、公海で、埋蔵量などの本格的な探査を行うのに必要な手続きを、専門の国際機関である国際海底機構に申請していました。 その結果、19日、あわせて3000平方キロメートルの海域で日本が今後、15年間、探査を行うことが承認されました。

レアメタルはリチウムイオン電池や自動車のエンジンなどに使われ、日本は海外からの輸入に依存しています。

南鳥島沖のレアメタル探査へ4これについて、茂木経済産業大臣は「日本の資源開発の可能性を高めるうえで極めて意義深い。深海の鉱物資源の開発は、世界でも商業化の例がなく、技術開発など克服すべき課題は多いが、将来的な可能性を積極的に追求したい」というコメントを発表しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130720/t10013173391000.html


経産省・資源エネルギー庁の7月20日の報道発表資料によると――

南鳥島沖の公海域におけるコバルトリッチクラストの探査鉱区が承認されました

経済産業省の委託を受けたJOGMECは、南鳥島の南東沖約600 ㎞の公海域におけるコバルトリッチクラストの探査鉱区(面積3,000平方㎞)について、国連海洋法条約に基づき深海底の鉱物資源を管理する国際海底機構から承認を得ました。今回の承認は、我が国が海外に供給の太宗を依存するコバルト、ニッケル、白金等のレアメタル資源について、今後の我が国による探査活動の実施、将来の資源開発の可能性を高める観点から、極めて意義深いものです。

1.概要
経済産業省は、JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)を通じて、昭和62 年から西太平洋の公海域の深海底で、コバルトリッチクラストの賦存状況調査を実施してきました。

平成24年7月、国際海底機構でコバルトリッチクラスト鉱区の探査規則が採択され、鉱区申請が可能となったことを受け、直ちに南鳥島の南東沖の深海底で探査鉱区(面積3,000平方㎞)の申請を行い、今年2 月の国際海底機構法律・技術委員会の審査を経て今回承認されました。

今後、JOGMEC は、国際海底機構との調整を経て、本年度中を目途に同機構と契約を締結し,同機構から15 年間にわたり当該鉱区を探査する排他的な権利を取得した上で、コバルトリッチクラストの資源量を把握するための本格的な調査や環境保全に配慮した開発技術等の調査研究に取り組む予定です。

(参考1)コバルトリッチクラスト
水深1,000~2,000m の海山の頂部や斜面を厚さ数cm~数10cm でアスファルト状に覆っている、コバルト、ニッケル、白金等のレアメタルを含む鉄・マンガン酸化物です。 (画像クリックで拡大)
南鳥島沖のレアメタル探査へ6(参考2)深海底
国連海洋法条約第1 条に定義され、国の管轄権の及ぶ区域の境界の範囲の外の海底及びその下をいいます。

2.経緯の詳細
公海域の海底である深海底における鉱物資源の探査・開発は、国連海洋法条約及び同条約第11 部の実施協定に基づき、国際海底機構の定める規則に従って、鉱区の申請、活動の実施が求められています。

金属鉱業事業団(現:JOGMEC)は、日本政府が同条約に署名した翌年(昭和62 年)から、コバルトリッチクラストの調査を開始し、将来採択される探査規則に備え、有望海山の選定、賦存状況評価等を行い、鉱区申請の準備を行ってきました。

平成24年7月、国際海底機構が、マンガン団塊(平成12年)、海底熱水鉱床(平成22年)に続いて、コバルトリッチクラストの探査規則を採択したことから、JOGMECは、直ちに探査鉱区の申請書を同機構事務局に提出しました。

その後、JOGMEC が申請した探査鉱区については、平成25 年2 月に行われた同機構の法律・技術委員会の審査を通過し、同委員会からの承認勧告を得て、今回の国際海底機構理事会での正式承認に至りました。なお、我が国 の企業等が、国際海底機構から深海底における排他的探査権を取得すれば、昭和62 年にハワイ南東沖でマンガン団塊鉱区(面積75,000平方㎞)を取得して以来、26年ぶりとなります。

南鳥島沖のレアメタル探査へ7

<南鳥島沖のレアメタル>探査鉱区の位置図

南鳥島沖のレアメタル探査へ8南鳥島沖のレアメタル探査へ9南鳥島沖のレアメタル探査へ10(出典: 経産省・エネルギー庁7月20日報道発表「「南鳥島沖の公海域におけるコバルトリッチクラストの探査鉱区が承認されました」 http://www.meti.go.jp/press/2013/07/20130720001/20130720001.pdf

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