アシアナ航空機事故、「原因は韓国文化にある」と米メディア⇒反発する韓国|朝鮮日報、ナショナルジオグラフィック、フォーリンポリシー、CNBCの記事をクリップ

アシアナ航空機(214便)事故、「原因は韓国文化」との米メディアに反発する韓国> 米国サンフランシスコ国際空港で発生したアシアナ航空の着陸失敗事故をめぐり、米国メディアでは韓国の序列中心文化と事故との関連を指摘する報道が相次いでいる――序列を重んじる韓国文化では、緊急事態に陥ったとき、上下関係が災いし操縦士たちの間で意思疎通がうまくいかない――と米国の外交専門誌フォーリンポリシー(FP)、 米国経済専門TV局のCNBCやナショナルジオグラフィック・ニュースなどが電子版記事で相次いで指摘している。 朝鮮日報電子版はFPやCNBCの概要を掲載し「サンフランシスコ空港の構造問題や機体の欠陥の可能性には触れず、事故原因が韓国文化にあるとするなど突拍子もない報道がみられる」と反発している。

韓国の文化が関係しているのではないかとする見方で引用されているのが、2008年にベストセラーとなったマルコム・グラッドウェル氏の『Outliers: The Story of Success』(邦題:『天才! 成功する人々の法則』)だ。 グラッドウェル氏は同書の中で1章を割いて、大韓航空の1980~90年代の状況を取り上げ、「同社は韓国最大の航空会社だが当時は死傷者を出す墜落事故を複数起こすなど、安全性に問題があった」とし、「大韓航空の問題は序列を重んじる韓国文化の“遺産”だ」と2008年11月の「Fortune」誌のインタビューで語っていた。

さて、この件に関し下記の朝鮮日報の記事とナショナルジオグラフィック・ニュース日本語版をクリップし掲載――

● アシアナ機事故:米国メディア「原因は韓国文化にある」(朝鮮日報 2013/07/11)

● アシアナ機事故、背景に韓国文化? (ナショナルジオグラフィック 2013/07/11)

また、アシアナ航空機事故の原因は韓国文化にあるとする前述の米国メディアの英文記事タイトル並びに書き出し部分と記事リンクを後段に掲載する。 では、朝鮮日報とナショナルジオグラフィック・ニュースのクリップ記事本文――

アシアナ機事故:米国メディア「原因は韓国文化にある」
(朝鮮日報 2013/07/11 10:42)

アシアナ機事故_米国メディア「原因は韓国文化にある」(朝鮮日報)米国サンフランシスコ国際空港で発生したアシアナ航空の着陸失敗事故をめぐり、米国メディアでは韓国の序列中心文化を指摘する報道が相次いでいる。位階秩序を重んじる文化では、緊急事態に陥ったとき、操縦士たちの間で意思疎通がうまくいかないというわけだ。サンフランシスコ空港の構造問題や機体の欠陥の可能性には触れず、事故原因が韓国文化にあるとするなど突拍子もない報道がみられる。

米国の外交専門誌フォーリンポリシーは8日「韓国はなぜ航空安全面で遅れているのか」という内容の記事で、経営学関連の書籍を執筆した作家マルコム・グラッドウェルの主張を基に「序列を重んじる文化が安全を脅かす可能性がある」と報じた。同誌は「通常は経済成長と共に航空安全度が高まるが、韓国やシンガポール、台湾など新興富裕国・地域は安全度が後進国に比べややましな程度で、先進国の隊列には入れない」と指摘した。

同誌は「その理由はさだかではない」としながらも、グラッドウェルをはじめ多くの人が文化的違いを挙げていると報じた。操縦室内の権威的文化により、機長が決定すると副機長は異議を申し立てにくいというわけだ。同誌によると、今回の事故の場合、機長の判断に副機長が異議をとなえ着陸取り消しを求めたが、これは衝突1.5秒前のことだという。ただし、同誌は記事の最後で「韓国の航空会社はこれまで自浄努力をしてきたし、アシアナ航空も今回の事故が発生するまで、最も安全な航空会社と評されてきた」とした。

経済専門局CNBCも、電子版で「韓国文化がアシアナ航空の事故の手掛かりを示すことになるかもしれない」という内容の記事を掲載した。マサチューセッツ工科大学(MIT)のトーマス・コーチェン教授は「韓国文化は目上の人に対する尊敬と位階秩序という特性を持っている。この二つが結合した場合、意思疎通は一方的にならざるを得ない」と語った、とCNBCは報じた。

CNBCはまた、尊敬語を話す文化も問題点の一つとして挙げた。上級者と話をするとき遠回しな言い方をすることにより、1分1秒を争う状況で操縦士間の対話が非効率的になるというわけだ。同局は「調査官たちが『韓国文化』という信じがたい手掛かりを研究すれば、操縦室内で何が起こっていたのか知ることができるだろう」と報じた。

しかし、こうした米国メディアの視点は、韓国の操縦士社会を歪曲(わいきょく)するものだと指摘されている。実際に今回の事故当時、操縦室で後部に座っていたポン・ドンウォン副機長はイ・ガングク機長とイ・ジョンミン機長に何度も「降下スピードが速い」と話していたことが分かっている。これについて航空業界の関係者は「後輩のポン副機長が先輩たちに積極的に意見を出すということは、権威主義的な操縦室文化では不可能なこと」と語った。ある機長は「過去には操縦室内で機長による権威的な行動文化がみられたが、今はほとんどない。例えば、緊迫した状況で機長が副機長の意見を無視したりすることは想像できない」と話した。

ニューヨーク= 張祥鎮(チャン・サンジン)特派員

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/11/2013071101169.html

アシアナ機事故、背景に韓国文化?
((ナショナルジオグラフィック 2013/07/11)

サンフランシスコ国際空港に横たわるアシアナ航空214便アメリカのサンフランシスコ国際空港(SFO)で7月6日(現地時間)、アシアナ航空214便(ボーイング777型機)が着陸に失敗し炎上した。この事故によって、乗客乗員307人のうち2人が死亡し、180人以上が重軽傷を負った。

事故当時の天候は良好であり、アシアナ航空の社長兼CEOの尹永斗(ユン・ヨンドゥ)氏は、事故機にエンジンなどの機械的な異常はなかったと述べた。このため、事故の原因が人為的ミスにあったかどうかが調査の焦点となっている。

今回の事故には、アシアナ航空が拠点を置く韓国の文化が関係しているのではないかとする見方もある。こうした議論の中で引用されているのが、2008年にベストセラーとなったマルコム・グラッドウェル氏の『Outliers: The Story of Success』(邦題:『天才! 成功する人々の法則』)だ。同書では1章を割いて、大韓航空の1980~90年代の状況を取り上げている。同社は韓国最大の航空会社だが、当時は死傷者を出す墜落事故を複数起こすなど、安全性に問題があった。

グラッドウェル氏のコメントは得られなかったが、2008年11月の「Fortune」誌のインタビューでは、グラッドウェル氏は当時の大韓航空の問題を、序列を重んじる韓国文化の“遺産”であったと語っている。現代の航空機は、クルーがチームとして対等に共同作業を行い、機長のミスを気兼ねなく指摘できる関係であることを前提に設計されているため、そこに序列意識を持ち込むのは危険なのだという。

グラッドウェル氏は、1997年に起きた大韓航空801便墜落事故の原因もここにあったと考えている。事故機はグアム国際空港への着陸に失敗して手前の丘に墜落、乗客乗員223人が死亡している。悪天候や計器着陸装置の運用停止などのさまざまな不運が重なったことに加え、機長の判断ミスに副操縦士が異論を挟めなかったことが決定打となったとグラッドウェル氏は書いている。

1990年のアビアンカ航空52便墜落事故も、やはり文化的背景に起因する人為的ミスによるものとグラッドウェル氏は見ている。アビアンカ航空はコロンビアの航空会社で、事故機はジョン・F・ケネディ国際空港への着陸を待機して旋回中に燃料切れを起こして墜落、乗客乗員73人が死亡した。

グラッドウェル氏によると、事故機のクルーは待機の指示を出した管制塔に対して、緊急性を明確に主張できていなかったという。その原因としてグラッドウェル氏は、コロンビアでも韓国と同様に、権威に対して疑念を挟むことを良しとしない文化的規範があると指摘する。

アメリカの国家運輸安全委員会(NTSB)は、事故の背景に文化的要素があるかについてはコメントしなかった。NTSBへの取材からは、アシアナ航空の広報担当者もやはりコメントを避けていることがうかがえる。

◆韓国の航空会社は安全性向上に努めてきた

パイロットのパトリック・スミス(Patrick Smith)氏は、オンラインの日刊誌「Slate」に寄稿して、今回の事故が「2013年時点での韓国の航空安全文化に関係しているとする見方には、自分は懐疑的である」と書いている。

スミス氏は、かつて韓国では航空の安全性に問題があったことを認めつつも、今日では、民間航空の体制は、高額の資金を投じて抜本的に見直されていると指摘する。

グラッドウェル氏も、この刷新によって、コックピットのクルーが危険性を感じたら何でも口にできるような意識改革が行われたほか、英語力の試験も実施されるようになったと書いている。

こうした努力が実を結んで、韓国は2008年の国際民間航空機関(ICAO)の評定で、世界最高水準の安全性を認められたとスミス氏は書いている。

◆習熟訓練中だった副操縦士

アシアナ航空214便の墜落事故について、NTSBの広報担当者は取材に対し、現在は調査が始まったばかりで、原因について結論を出せる段階ではないと語った。

その一方で、NTSBはフライトデータおよびコックピットの音声記録から現時点で明らかになったことをメディアに公表している。それによると、事故機は着陸時の目標速度である時速約253キロを大幅に下回った状態だった。また、自動操縦装置は高度約488メートルの時点で解除されていた。

NTSBの発表によると、クルーは事故の7秒前に速度上昇を試みていた。事故の4秒前に警報が作動し、1.5秒前には着陸をやり直そうとしたが、手遅れだった。

事故機は滑走路手前の護岸にぶつかったと見られている。機体は滑走路をこすり、周囲に破片が散乱した。

事故当時に操縦桿を握っていた副操縦士はボーイング777型機の操縦に慣れるための習熟訓練中であった、とアシアナ航空が発表すると、メディアの報道はその点に集中した。報道によると、この副操縦士の総飛行時間は1万時間近いが、ボーイング777型機の操縦桿を握った経験はわずか43時間であったという。

ICAOの広報担当者は取材に対し、乗客を乗せた通常運行の路線で訓練を行うのは民間では一般的だと答えた。「この訓練方法は世界中の航空会社で採用されている」。

また、SFOは滑走路同士の間隔が近く、交通量も多いために着陸が難しいと問題視する報道もあるが、スミス氏はこれにも異を唱える。パイロットが訓練を重ねるのは、そうした条件に対応するためなのだから、というのがスミス氏の主張だ。

報道によると今回の副操縦士は、ほかの機体では無事に同空港に着陸した経験があるという。その中には、ボーイング777型機より大型の747型機も含まれている。

ICAOの広報担当者は、214便のコックピットの中で文化的圧力がはたらいていたかどうかは一切コメントできないとし、問題の副操縦士はこれまで長期にわたって安全にフライトを行っていると指摘した。韓国当局はAP通信の取材に対し、教官役の機長は総飛行時間が1万2390時間、ボーイング777型機による飛行時間だけでも3220時間になると答えている。

NTSBは今回の着陸失敗とその後の炎上について、引き続き調査を行うとしている。文化的問題の検討を視野に入れているかどうかは公表されていない。

グラッドウェル氏の著書によると、実は経験の浅いパイロットが操縦桿を握り、ベテランが監督している場合のほうが事故は起こりにくいのだという。役割が逆の場合、何か問題が起きても若手には指摘しづらいためだ。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130710001

以下、このブログ投稿で引用した米メディアの記事書き出しをクリップ。 続きはリンクをクリックして読んで下さい――

Why Flight Safety in South Korea Lagged Behind Its Economic Boom
(Foreign Policy: July 8, 2013)

Why Flight Safety in South Korea Lagged Behind Its Economic BoomBy 1999, South Korea was already well on its way to joining the world’s most advanced economies. Companies like Samsung and Hyundai were fast becoming household names and, at a little less than $10,000, the country’s GDP per capita — having taken a hit during the Asian financial crisis in 1997 — was not far off from those of poorer Western European countries such as Malta and Greece. Overall life expectancy in South Korea was soaring.

But the country’s aviation safety record was abysmal. Its national carrier, Korean Air, had a reputation as one of the worst in the business — so bad that U.S. Department of Defense personnel were banned from taking its flights. The airline ranked among the worst in fatalities in the 1990s, with 311 over the course of the decade compared to American’s 171 and United’s 147. Three of Korean Air’s partner airlines — Delta, Air France, and Air Canada – refused to continue booking their passengers on its flights……(続きはリンクをクリック ⇒ http://blog.foreignpolicy.com/posts/2013/07/08/why_flight_safety_in_south_korea
_lagged_behind_its_economic_boom
)

Korean culture may offer clues in Asiana crash
(CNBC 9 Jul 2013)

Korean culture may offer clues in Asiana crashInvestigators combing through the debris and data recordings from the Asiana Airlines jet that crashed in San Francisco Saturday may learn more about what happened inside the cockpit of the Boeing 777 aircraft by studying an unlikely clue: Korean culture.

South Korea’s aviation industry has faced skepticism about its safety and pilot habits since a few deadly crashes beginning in the 1980s. But despite changes, including improved safety records, Korea’s aviation sector remains rooted in a national character that’s largely about preserving hierarchy?and asking few questions.

“The Korean culture has two features?respect for seniority and age, and quite an authoritarian style,” said Thomas Kochan, a professor at the Sloan School of Management at the Massachusetts Institute of Technology. “You put those two together, and you may get more one-way communication?and not a lot of it upward,” Kochan said………(続きはリンクをクリック ⇒ http://www.cnbc.com/id/100869966)

Could Malcolm Gladwell’s Theory of Cockpit Culture Apply to Asiana Crash?
(National Geographic Daily News July 9, 2013)

On July 6, Asiana Airlines Flight 214 crashed while attempting a landing at San Francisco International Airport (SFO). Two people were killed in the Boeing 777 accident, and more than 180 of the 307 people on the flight were injured.

The weather was clear. The president and CEO of Asiana, Yoon Young-doo, told media that the plane did not have engine or mechanical problems. This has left officials to focus their attention on whether pilot error is the root cause of the disaster. (See “Q&A With a Pilot: Just How Does Autopilot Work?”)

Since the airline involved, Asiana, is based in Korea, some observers have asked if the crash might have a cultural connection, as discussed in a chapter in the 2008 bestseller Outliers by author Malcolm Gladwell. In the book, Gladwell pointed out the poor safety record of Korean Air?the Asian country’s largest carrier?in the 1980s and 1990s, including several fatal crashes.

Gladwell did not return a request for comment, but in summarizing his ideas for Fortune magazine in November 2008, he said Korean Air’s problem at the time was not old planes or poor crew training. “What they were struggling with was a cultural legacy, that Korean culture is hierarchical,” he said……..(続きはリンクをクリック ⇒ http://news.nationalgeographic.com/news/2013/07/130709-asiana-flight-214-crash-korean-airlines-culture-outliers/)

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アシアナ航空機事故、「原因は韓国文化にある」と米メディア⇒反発する韓国|朝鮮日報、ナショナルジオグラフィック、フォーリンポリシー、CNBCの記事をクリップ」への5件のフィードバック

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