ドライアイス、今夏はピンチ、なぜ?⇒化学工場の相次ぐ閉鎖で炭酸ガス供給不足が起きているのだ…

ドライアイス不足が起こる懸念が浮上している。国内で化学工場や製油所の閉鎖が相次ぐのに伴い、ドライアイスの原料に使われる炭酸ガスの供給力が低下するためだ。 炭酸ガスは、石油精製やアンモニア合成の製造工程で出る副生成物で、これをエア・ウォーターや大陽日酸などの工業用ガス会社が純度を高めて出荷している。 しかし、石油・化学業界では、旭化成が昨年3月に水島製造所(岡山県倉敷市)でアンモニアなどの生産を停止。7月にはコスモ石油が坂出製油所(香川県坂出市)を閉鎖する。 そのため、ドライアイスの原料となる炭酸ガスの供給量が不足する見通しだ。 以下、日経記事――

ドライアイス、今夏はピンチ(日経)
ドライアイス、今夏はピンチ 炭酸ガス供給不足 化学工場閉鎖響く
(日経 2013/6/7 2:00)

食品保存のドライアイスや自動車部品の溶接などに使われる炭酸ガスが今夏、不足する可能性がでてきた。炭酸ガスは製油所や化学工場で出る副生成物だが、国内拠点の閉鎖が相次ぐからだ。ドライアイスなどの生産に支障が出かねない。

炭酸ガスは石油精製やアンモニア合成で出る副生成物で、エア・ウォーターや大陽日酸など工業用ガス会社が純度を高めて出荷する。国内需要は年約100万トンで、ほぼ横ばいが続く。主な用途はドライアイスなど冷却向けが約35%、金属の溶接向けが35%、炭酸飲料向けが15%を占める。

業界では今年夏は需要に対し数%程度の供給不足になるとみられている。供給では7月に西日本有数の大型拠点であるコスモ石油・坂出製油所(香川県坂出市)が閉鎖されることが大きい。一方、円高修正で自動車部品などの生産が回復し需要が増える可能性がある。

ガス大手では大陽日酸の子会社が昨年、岡山県の工場で設備を増強。エア・ウォーターも今年3月、子会社が山口県で新工場を稼働させた。周囲の工場から調達する副生成物で増産を急ぐが、供給不足を解消できるかは不透明だ。韓国からドライアイスを輸入するような動きも広がりそうだ。

ガス大手は昨年以降、東日本の工場から特に品不足の西日本の顧客へ長距離輸送を増やし、そのコストを転嫁するために1割弱の値上げに動いている。自動車部品メーカーなども量確保のために値上げを認めつつある。

今後も宇部興産が14年3月末に堺工場(堺市)でアンモニア工場を停止、JX日鉱日石エネルギーも同月までには室蘭製油所(北海道室蘭市)の石油精製をやめるなど供給量は減っていく。ガス大手は火力発電所から生じる低濃度の炭酸ガスの精製も含めて供給量拡大を検討している。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD0101F_W3A600C1TJ0000/

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