F35は日米ほぼ同時に配備へ、“完成機種”は間に合わず(産経)⇒量産型“完成機種”の実践配備は2018年以降になるだろう、ただし以前不透明…

F35は日米ほぼ同時に配備へ、“完成機種”は間に合わず(産経13-6-1)米国防総省は5月31日、最新鋭ステルス戦闘機F35の開発見通しに関する報告書を議会に提出した。航空自衛隊も次期主力戦闘機として採用する空軍仕様のF35Aについて報告書は、2016年12月までに「初期運用能力」(IOC)を獲得し、実戦配備が可能になるとの見通しを示した。

航空自衛隊は2017年3月末までに、米国から空軍仕様4機の引き渡しを受ける予定で、米国での配備とほぼ同時期に受け取る形となる。

しかし、調達計画に関する最新の内部報告書(SAR)によると、至近距離での空中戦に欠かせない短距離ミサイルなどの性能が発揮できる最終型ソフトウエア「ブロック3F」の納入は17年8月の見通しだ。

米国防総省は産経新聞の取材に、日本に売却するF35には3F型ではなく、至近距離の空中戦が不可能な「3I型」が搭載されると明言、日本側の要求を満たさない戦闘機しか納入できないことを認めた。

米国防総省は、IOCを獲得した段階で許可されるF35の量産承認はさらに遅れて19年夏以降になると見積もっており、完成品の量産開始と実戦配備の時期は依然、不透明なままだ。

報告書はまた、海兵隊仕様の垂直離着陸型F35Bについて、15年12月の配備を目指すとした。最初の国外配備先として、17年中の米軍岩国基地(山口県岩国市)に予定されている。

最新鋭ステルス戦闘機J20(殲20)の開発、配備を急ぐ中国軍に対し、航空自衛隊や嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の米空軍とともに、東シナ海での制空権維持と島嶼(とうしょ)防衛に備えるのが狙いだ。 【ワシントン=佐々木類】

(産経 「F35は日米ほぼ同時に配備へ “完成機種”は間に合わず」 2013.6.1 21:29 http://sankei.jp.msn.com/world/news/130601/amr13060109130002-n1.htm)

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注釈 by Hashigozakura
☛ IOCの意味  ⇒  記事の中で使われている「IOC」とは Initial Operating Capability または Initial Operational Capability の略称で「初期運用能力」、「初期作戦能力」と訳される。 完全運用能力を保持した場合は FOC = Full Operational Capability と表示される。
DoD News Release - SARs☛ SARの意味 ⇒ 産経の記事は「調達計画に関する最新の内部報告書(SAR)」と表現しているが。 SAR とはDoD Selected Acquisition Report の略称で 「選定調達報告書」とでも翻訳した方がいいかもしれない。 選定された調達品目に関して国防省が議会に提出する報告書を指す。 これは米国防省のHPで5月23日公開されている http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=16035

その報告書のF-35 Joint Striker Fighter の記述部分を抜粋すると、以下のように書かれている――

F-35 Joint Strike Fighter? The F-35 program is comprised of two subprograms, Aircraft and Engine.  Only the Aircraft subprogram had selected cost changes in the December 2012 SAR; however, the cost changes for the Engine subprogram are also provided.

F-35 Aircraft  ? Subprogram costs decreased -$4,942.4 million (-1.5 percent) from $331,855.2 million to $326,912.8 million, due primarily to decreases in the prime contractor and subcontractor labor rates (-$7,853.3 million) and revised airframe and subcontractor estimates that incorporate the latest actual costs from early Low Rate Initial Production (LRIP) lots (-$1,121.3 million).  There were additional decreases to correct cost allocations between the aircraft and engine subprograms that were established in the December 2011 SAR (-$981.0 million), lower estimates of required risk for initial spares (-$698.3 million), other support reductions due to maturation of the technical baseline and further definition of customer requirements and Service beddown plans (-$1,032.9 million).  These decreases were partially offset by the application of revised escalation indices (+$7,016.4 million).

F-35 Engine ? Subprogram costs increased $442.1 million (+0.7 percent) from $63,856.6 million to $64,298.7 million, due primarily to revised escalation indices (+$1,301.3 million), correction of cost allocations between the aircraft and engine subprograms (+$981.0 million), and a lower near-term ramp that extended completion from FY 2029 to FY 2032 (+$230.7 million).  These increases were partially offset by revised estimates to incorporate the latest actual costs from early LRIP lots (-$848.8 million), outyear offsets of new escalation indices (-$865.2 million), and lower estimates of required risk for initial spares (-$362.9 million).
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