タロ・ジロよ、行くところはあるのか?東京タワー下の南極観測隊・カラフト犬の銅像が撤去される!東京五輪招致キャンペーンがからんでいるというが…

南極から奇跡の生還をしたたタロ・ジロの話を知っているだろうか? 第一次南極観測隊(1956~1957年)に同行した15頭の樺太(からふと)犬の中の2頭だ。観測隊はやむにやまれぬ状況下の撤退で、15頭の樺太(からふと)犬を南極に置き去りにせざるを得なくなる。 一年南極物語・映画後、次の南極観測隊が南極・昭和基地に到着したとき15頭のうちタロとジロは生存していたのだ。 この話は高倉健さん主演で「南極物語」として1983年(昭和58年)に映画化、公開され観客1200万人を動員し、当時の日本映画の歴代映画興行成績(配給収入)1位を記録した。 この記録は1997年公開の宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」に抜かれるまで14年間破られなかった。 また、この映画はディズニーがリメイクして『南極物語』(英語題名 Eight Below)として2006年に公開された。

その第一次南極観測隊の15頭の樺太(からふと)犬の銅像を日本動物愛護協会が寄付を募って作り、1959年に東京タワーの足元に設置した。 しかし、東京五輪招致キャンペーンにからんで撤去されるという。 朝日新聞と東京新聞の記事では撤去の背景が微妙に違うが、どちらにしても5月15日には撤去が始まるようだ。 東京タワー運営会社の日本電波塔さん、何とかならんのか! 猪瀬東京都知事さん、何とかならんのか! 銅像とはいえ、行き場所がない15頭の樺太(からふと)犬が不憫でならない…. 多くの人が反発するに違いないことをして「東京五輪誘致に貢献する訳がない」という事が分からないのだろうか?

15頭の樺太犬銅像・東京タワー01 15頭の樺太犬銅像・東京タワー02

ところで、奇跡の生還をしたジロと「忠犬ハチ公」とは縁がある。 どちらも亡骸(なきがら)は剥製(はくせい)にされて、上野の国立博物館に2匹が上下段で並んで展示されている。 見たことある方もいると思うが… 以下、朝日と東京新聞の記事――

タロ・ジロより五輪招致 東京タワー下の像、撤去へ
(朝日 2013年05月11日16時31分)

15頭の樺太(からふと)犬銅像50年以上前、第1次南極観測隊に同行したタロ・ジロなど15頭の樺太犬をたたえて東京タワーの足元に建てた像が、周辺の改修工事のため15日から撤去されることになった。1958年にタワーができた翌年、日本動物愛護協会が建てたもの。協会は移転費用が工面できず頭を抱えている。

15頭は57年、1次隊とともに南極に入り、そりをひいて活躍した。だが翌58年2月、物資を運ぶ観測船が昭和基地にたどり着けず、観測隊は一人残らず引き揚げた。15頭は無人の基地に置き去りに。1年後、タロとジロの2頭だけが生きて見つかった。像はその年、協会が募金を呼びかけて製作。東京・渋谷駅前の忠犬ハチ公像を造った彫刻家、安藤士(たけし)が手がけた。

像の撤去が急に必要になったのは、2020年の東京五輪招致を応援するため、像の場所を使って招致のシンボルマークを花で描くことになったからだ。

今年12月の東京タワー55周年を前に施設や周辺を全面改修するため、タワー運営会社の日本電波塔(東京都港区)は昨年夏、協会に像の移転を要請。そのときは期限を示さなかったが、今月9日になって至急撤去するよう求めた。五輪開催地決定まで100日となる30日に間に合わせるためという。

ただ、像を傷つけずに撤去して移転するには、解体処分するよりも850万~600万円程度多く費用がかかりそうだという。協会の内山晶事務局長は「すぐ払える額ではない。寄付を呼びかけるか何かしなければ」と困惑する。

日本電波塔は1頭ずつ土台から切り離し、移転可能な状態で敷地内の建物に保管したうえで協会と話し合う方針だ。移転先には国立極地研究所(東京都立川市)が挙がっているが、協会が費用負担することが前提となっている。 【中山由美】

http://www.asahi.com/olympics/articles/TKY201305110054.html

東京タワー下緑化 15日から撤去 タロ、ジロ像どこへ行く
(東京新聞 2013年5月12日 朝刊)

15頭の樺太(からふと)犬銅像撤去(東京新聞)第一次南極観測隊(一九五六~五七年)に同行し越冬したエピソードで知られるタロ、ジロなど十五頭の樺太犬を記念し、東京タワーのふもとに設置された銅像が、周辺の改修工事で十五日から撤去される。銅像を建てた日本動物愛護協会は「急なことで残念だが、移転を目指して寄付を呼び掛ける」としている。

十五頭は観測隊に同行して五七年に南極に上陸したが、翌年の悪天候で隊員が引き揚げ、無人の基地に置き去りにされた。一年後にタロとジロの二頭だけが奇跡的に生きて見つかった。

像は二頭の生存と他の犬への慰霊の意を込めて協会が五九年、東京タワーの敷地約三十平方メートルに設置。JR渋谷駅前の忠犬ハチ公像を造った彫刻家、安藤士(たけし)が制作した。

しかしタワーを運営する日本電波塔(港区)が昨年夏、緑地計画の一環でこの場所を花壇にしようと、協会に銅像を撤去する意向を伝えた。さらに今月九日には「二〇二〇年東京五輪招致のキャンペーンに使いたい」と急きょ、撤去することを決めた。

同社は十五日から一頭ずつコンクリートの土台ごと外す形で撤去し、一時保管して協会に引き渡す。六百万~八百五十万円の撤去費用を求められた協会は「予想以上の金額。親しまれてきた銅像なので、周知する時間もほしかった」と話す。

同社は跡地に花で五輪招致のシンボルマークを描き、招致決定日の百日前に当たる今月末に間に合わせる計画だった。しかし招致委員会から今月十日、使用権やデザインの面から難しいと回答があったため、「通常の花壇として整備する」(広報担当者)という。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013051202000113.html

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