ニコニコ超会議2で戦車初披露、情報発信する自衛隊の思い|幕張メッセの会場には10万3561人が訪れ、ニコ生中継を延べ509万人が視聴した。「ニコニコ超会議2」、安倍総理も各党の党首も参加したが…

4月27、28日に幕張メッセ(千葉市)で開催された「ニコニコ超会議2」。 今年は昨年に比べ約1万人増の10万3561人が訪れ、「ニコニコ生放送(ニコ生)」を通じた会場各所からの生中継には延べ509万人もの視聴者が集まった。 この巨大イベントでひときわ注目を集めたのが自衛隊ブース。 。今年は陸海空から30人以上の現役自衛官も参加し、ブース中央には民間イベントでは初披露となる最新鋭の「10式」戦車を展示。イベントには三菱重工業などの納入メーカーも参加し、初めて公の場で戦車などについて語った。

君は、ニコ動が主催した「超会議」を知っていいるか? もし知らないならば、このブログ投稿を読もう、先ずは日経の記事から(画像クリックで拡大するものとしないものがある、悪しからず)――

リアルからネットへ「逆侵攻」、自衛隊の思い
「ニコニコ超会議」で戦車初披露 納入メーカーも参加
(日経 2013/5/6 12:00)

超会議は「ニコニコ動画(ニコ動)」のすべてを地上に再現することをコンセプトに昨年から始まったイベント。今年は昨年に比べ約1万人増の10万3561人が訪れ、「ニコニコ生放送(ニコ生)」を通じた会場各所からの生中継には延べ509万人もの視聴者が集まった。

この巨大イベントでひときわ注目を集めたのが自衛隊ブース。そのはず、単なるネットサービスのイベントの枠を超え、自衛隊・防衛省として初の試みが詰まった陣容となっていたのだ。

■ 最新鋭の「10式」戦車を2晩かけて搬入

「10式」戦車と浦松丈司自衛官自衛隊の参加は昨年の超会議に続いて2回目。しかし、今年の規模は昨年を大きく上回る。昨年は陸上自衛隊のみの参加だったが、今年は陸海空すべてが参加。30人以上の現役自衛官が質問に答えたり、記念撮影に応じたりと、来場者と気軽に接していた。

装備品の展示も昨年は装甲車などに限られたが、今年は装甲車に加え、最新鋭の戦車まで登場した。2010年度から調達が開始された第4世代目の10(ひとまる)式だ。まだ全国に26両しか配備されておらず、民間イベントで披露されたのは、これが初めてである。

10式の最大の特徴は、戦闘時の情報通信能力が極めて高い「IT戦車」であること。戦車はコンピューターネットワークで結ばれ、敵やゲリラを見つけると瞬時に情報を共有しあうことができる。この精度と速度において世界のトップをゆくとされる。IT能力のほかにも、スラローム走行しながらでも砲撃できるという機動力、世界のどの戦車の砲撃にも耐えられる防御力なども備えている。

もちろん、それだけ防衛機密も詰まっており、重さが44トンもある10式は輸送だけでも大変だ。大型トレーラーに乗った10式はまず1晩かけて富士駐屯地(静岡県駿東郡)から朝霞駐屯地(東京都練馬区)に搬送され、翌晩、一般道の環状八号線を通って会場の幕張メッセまで運ばれた。

■ 「見てもらって安心を」、変わる広報姿勢

防衛省広報室長・大塚裕治1等陸佐この最新鋭戦車が超会議で披露されたのはなぜか。防衛省で広報室長を務める大塚裕治1等陸佐はこう説明する。

「戦車展示は異例。今まではあまり軍事を前面に出さない方が保全につながると、自分たちでそう思っていたところがあるんですけれど、いろんな難しい国際情勢があるなかで、逆に見ていただいて安心感を持っていただく、そっちの方が大事じゃないかと考えが変わってきました」

「特にこういうイベントは、若い人が多く、ネットを通じて情報も広まりやすい。自衛隊員や装備品に触れてもらうことで自衛隊を理解していただき、最終的には何かあったとき、こういう装備が日本を守るんだなと思ってもらい、より安心を感じてもらえたらと思っています」

■ 若年層へ浸透、ネット中継で拡散

ニコ動の登録会員数は3078万人(昨年12月時点)。10歳代と20歳代で全体の約6割を占めるなど若年層へ広く浸透しており、10歳代男性ユーザーの視聴時間はテレビを超えているという調査結果もある。テレビを超えつつある新たなメディアはネットというバーチャルに閉じず、超会議などリアルの場とも融合しつつあり、リアルで起きた事象がまた、ネット中継を通じてバーチャルに拡散するという好循環も生まれている。

「超乗合馬車」アピールする海上自衛隊2日間で10万人を動員するイベントは国内では数えるほど。ましてや、ネット中継を通じて500万人以上もの視聴者が群がるイベントなど、ほかにはない。「見てもらうことで安心感を」という自衛隊の広報姿勢の変化と、超会議が持つほかにない特性が合致した、ということだ。

もう1つ。自衛隊は超会議2で、異例の試みを実施した。自衛隊ブースで開催されていたトークショーに、その答えはある。

自衛隊ブースでは潜水艦「たかしお」の元艦長が知られざる潜水艦内での生活などを披露する「潜水艦よもやま話」など、いくつかのトークショーが行われ、その模様はニコ生を通じて終日、生中継された。ここに、三菱重工業など民間メーカーも参加した。

■ 「千社で戦車を作っています」、納入メーカーが初登場

超会議2・納入メーカーによるトークショー「10式戦車開発者によるトークショー」と題されたミニイベントの冒頭。10式の納入メーカー、三菱重 特殊車両事業部の織田隆夫事業部長がこう軽妙に語り始めた。

「10式は純国産。しゃれじゃありませんけれど、日本の千数百社、千社で戦車を作っています」「情報通信ネットワークを備えたIT戦車として、間違いなく世界一ですよ」――。

織田事業部長がリードし、三菱重で技術と営業を担当する2人が補足する。その隣には、国産戦車として初めて純国産の砲身を納入した日本製鋼所の子会社、日鋼特機の広島事業所長が。そこに、自衛隊や防衛省の関係者はいない。

自衛隊の装備品について、納入した民間メーカーが表に立ち、開発の舞台裏などを語るのは極めて異例なこと。今回、自衛隊ブースに参加した民間企業関係者は、三菱重や日本製鋼所に加え、オートバイを納入する川崎重工業など10人ほど。引き連れてきた大塚1等陸佐は、こう話す。

「これも広報姿勢を変えていこうという方針の現れ。自衛隊だけでは防衛はできない。自衛隊と防衛関係企業はクルマの両輪であり、国産技術があって初めて、安全が保たれているということを見ていただこう、知っていただこう、という狙いです」

 「若い人にも防衛のことを考えてほしい」

連れてこられたメーカー関係者はどういう思いなのか。「我々が戦車を作りましたよ、と話すのはこれが初めて。こっちがやりたくても、勝手にやったら『このやろう』と大変なことになりますからね」と話す三菱重の織田事業部長は、こう続ける。

「今回、防衛省からいわれて、協力しますよっていったのは、我々が出ていっていろんな話をすることで、防衛への理解が深まるだろうし、いろんな議論にもつがなると思ったから。そもそも防衛って何なんだろうか、とか、若い人にも考えてほしいんですね。防衛産業の一員として、そういう機会があるんだったら、話してもいいんだったら、(超会議に)いこうよって」

超会議2・納入メーカーによるトークショー2国内の防衛産業は、毎年、軍事関連の国際展示会などでアピールしている欧米の防衛産業とは違い、裏方、黒子に徹してきた。一方で、自分たちも防衛の一翼を担う者として世間とかかわりを持ちたい、という思いも抱いてきた。その場が、超会議で初めて与えられた。

では、実際に参加してみてどうだったのか。織田事業部長はいう。

■ 「若い人の世論形成に少しでも役立てるんだったら」

「息子や娘にいったら、なんでお父さん、そんなのに出るのって驚かれましたけれど、僕はニコ動や超会議のことは何も知りませんでした。大学生とか高校生の世代にしてみれば当たり前かもしれないけれど、僕ら50を超えたおっさんにしてみれば、何それ、っていう世界」

「でも、きてみて、若い人が戦車の周りで写真を撮ったりしているのを見て感じたのは、みんながどれだけ防衛のことを理解しているか知らないけれども、実際に見て分かることってあると思うし、聞いてなるほどねって思うこともあると思う。いまの中高生、大学生、若い人の世論形成に少しでも役立てるんだったら、僕らもどんどん協力したい。そういう気持ちですよ」

若い人と接点を持ちたい。若い人にも話を聞いてもらいたい。根底にある思いは自衛隊も納入メーカーも同じだ。会場を訪れていた、日本製鋼所で特機本部副本部長兼特機営業部長を務める服部健一理事は、こう話していた。

「国防を担う技術基盤を国民に知ってもらうのは大切なこと。同時に、モノを作るということがいかに大事か。家でネットでボタンを押せばモノって手に入るんだと思ってる若い人たちに、汗水流して一生懸命作ってる人がいるから、あなたはそれを買って使うことができる、そういうありがたさも知ってもらいたい」

■ リアルからネットに逆侵攻できる場

超会議2・納入メーカーによるトークショー3(ニコ動・生コメント)果たして、若い人に伝わったのか。一端を、ニコ生の中継に流れる視聴者のコメントから、垣間見ることができた。

トークショーに出た日鋼特機の森本一志広島事業所長がこう話す。「戦車の銃砲に携わり、この道40年。人前で話すのは初めてです。緊張しています。ですけれど(10式は)自分の誇りだと思っています。ありがとうございます」

画面にはこんなコメントが流れた。「かっこいい」「苦労が報われたね」「日本を支える方たちだ!」「日本の技術のすごさを知ってほしい」「こちらこそありがとうございます」……。

若者の興味関心がない。若者は何を考えているからわからない。そう嘆く、リアルの世界の重鎮がいる一方で、新たなネット文化を形成する若者の世界に飛び込もうとする者もいる。超会議の意義は単なるネットの映し鏡、ネットからリアルへの進出にとどまらない。リアルからネットに「逆侵攻」できる場でもある。そんな意味があることを、自衛隊ブースは教えてくれた。
(電子報道部 井上理)
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO54708190W3A500C1000000/

ニコニコ超会議2 公式サイト
http://www.chokaigi.jp/

ニコニコ超会議 Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%82%B3%E8%B6%85%E4%BC%9A%E8%AD%B0

(書きかけ中….)

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