<急性骨髄性白血病>がん幹細胞、死滅に成功と発表(理研)|理化学研究所が特定の化合物を使って「がん幹細胞」を死滅させることに成功した!スゴイゾ、

理化学研究所の石川文彦グループディレクターや虎の門病院などは、急性骨髄性白血病に効く化合物を見つけた。マウスを使った実験で、白血病を引き起こす元凶となる細胞を死滅させ、異常な細胞がほぼ全て消えた。2~3年後の臨床試験の開始を目指す。 スゴイゾ!
私の高校の時の1年後輩は、34才の時にしんでしまった、骨髄性白血病だった。 他人事ではない。 薬の早期の実用化、頑張ってほしい「理化学研究所」!――

がん幹細胞 死滅に成功と発表
(NHK 4月18日4時26分)

がん幹細胞 死滅に成功と発表1がん幹細胞 死滅に成功と発表2がん幹細胞 死滅に成功と発表3がん幹細胞 死滅に成功と発表4血液のがん、白血病の再発の原因とされる「がん幹細胞」を、特定の化合物を使って死滅させることに成功したと理化学研究所などのグループが発表しました。 白血病の根本的な治療法の開発につながるとしています。

横浜にある理化学研究所などのグループは、大人に多い血液のがん、急性骨髄性白血病の治療法を開発するため、がんを作り出し、再発の原因とされる「がん幹細胞」に注目しました。 そして、がん幹細胞の増殖に関係するたんぱく質を分析し、このたんぱく質に強く結びついて働きを抑える化合物を特定したということです。 この化合物をヒトのがん幹細胞を移植して白血病になったマウスに毎日、投与したところ、およそ2か月で、血液や、血液が作られる骨髄で、がん幹細胞を死滅させることに成功したとしています。

研究グループは、今回、特定した化合物を使えば、毎年、国内で5000人余りが発症する急性骨髄性白血病のうち、およそ30%を占める再発率の高いタイプの根本的な治療法の開発につながるとしています。

理化学研究所の石川文彦主任研究員は、「実験を繰り返して効果や安全性を確かめ、できるだけ早く薬として患者に届けられるよう研究を加速させたい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130418/k10013996651000.html

日経の記事も参照したい――

急性骨髄性白血病に効く化合物、理研などマウスで確認
(日経 2013/4/18 3:00)

理化学研究所の石川文彦グループディレクターや虎の門病院などは、急性骨髄性白血病に効く化合物を見つけた。マウスを使った実験で、白血病を引き起こす元凶となる細胞を死滅させ、異常な細胞がほぼ全て消えた。2~3年後の臨床試験の開始を目指す。

成果は米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(電子版)に18日掲載される。

急性骨髄性白血病は抗がん剤でもある程度治療できるが、2~3割の患者は薬が効かず再発しやすい。見つけた化合物は、白血病の細胞を生み続ける「白血病幹細胞」を死滅させるため、こうした悪性度の高いタイプの治療に効果が期待できるという。

研究チームは、白血病幹細胞に特に多く存在するたんぱく質に着目。数万個の化合物の中から、この働きを抑える化合物をコンピューターによる計算などで探し出した。

患者から取り出した白血病幹細胞をマウスに移植して人間の白血病を再現させた。このマウスに化合物を投与したところ、2カ月後にはがん細胞がほぼ全て死滅し、正常な血液が戻った。頻繁に投与しても重い副作用は表れなかったという。

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO54102010Y3A410C1CR8000/

動画・理化学研究所】 白血病再発の主原因「白血病幹細胞」を標的とした低分子化合物を同定

【発表者】理研免疫・アレルギー科学総合研究センター(谷口克センター長:現 統合生命医科学研究センター 小安 重夫センター長代行)ヒト疾患モデル研究グループの石川文彦グループディレクター、齊?藤頼子上級研究員と、創薬・医療技術基盤プログラム(後藤俊男プログラムディレクター?)、生命分子システム基盤研究領域(横山茂之領域長、現 横山構造生物学研究室 上席研究員)、国家公務員共済組合連合会虎の門病院血液科(谷口修一部長)との共同研?究グループ

同定した候補分子の中から、HCKと呼ばれるリン酸化酵素(キナーゼ)※4を標的に選?び、HCKの酵素活性を最も強く阻害する低分子化合物「RK-20449」を数万の化?合物の中から同定しました。

理化学研究所のプレスリリース http://www.riken.jp/pr/press/2013/20130418_1/ へ行くと詳細が掲載されている ⇒ 「白血病再発の主原因「白血病幹細胞」を標的とした低分子化合物を同定-急性骨髄性白血病に対する生体内での効果をマウスで確認-」(2013年4月18日 独立行政法人理化学研究所)

【2013-4-20 追加】

「2013年4月19日 白血病幹細胞を死滅させる化合物」
(サイエンスポータル・ニュース 2013-4-19)

成人の血液がん「急性骨髄性白血病」の発症と再発の“主犯格”となる「白血病幹細胞」を死滅させる化合物を見つけたと、理化学研究所や虎の門病院などのグループが発表した。急性骨髄性白血病の中でも最も予後不良な症例に対する新しい治療薬として、開発が期待されるという。研究論文は米科学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(Science Translational Medicine)」(オンライン版、17日)に掲載された。

理研の免疫・アレルギー科学総合研究センター、ヒト疾患モデル研究グループの石川文彦グループディレクターらは、抗がん剤に耐えながら骨髄と骨の境界に潜み、活動を再開しては多くの白血病細胞を作り出す「白血病幹細胞」こそが、急性骨髄性白血病の再発の主原因であることをつかんだ。この「白血病幹細胞」で働くさまざまなタンパク質のうち、細胞の増殖に関わる「リン酸化酵素(キナーゼ)」を標的に最も強く活性を阻害する低分子化合物「RK-20449」を特定した。

RK-20449は、試験管内で患者由来の「白血病幹細胞」を低濃度で死滅させただけでなく、ヒトの白血病モデルマウスに単剤で投与しても「白血病幹細胞」に対する有効性を示した。特に「Flt3」という遺伝子の異常によって抗がん剤に抵抗性を示す悪性度の高い白血病症例では、数週間、毎日投与すると白血病モデルマウスの血液中から全てのヒト白血病細胞がなくなり、2カ月後には、骨髄にある「白血病幹細胞」と白血病細胞のほぼ全てを死滅させることができたという。

急性骨髄性白血病が発症すると、骨髄では赤血球などの正常な血液の産生ができず、貧血状態(真っ白になった骨髄)となる。さらに脾臓(ひぞう)ではヒト白血病細胞が充満し、脾臓の腫大(脾腫)が認められる。白血病モデルマウスに従来の抗がん剤を投与しても貧血と脾腫に改善は認められなかったが、RK-20449を6日間毎日投与したところ、貧血・脾腫ともに速やかに改善した。52日間の毎日投与では、血液中で白血病細胞が再び増加することはなく、骨・脾臓ともに正常に近い外観を示した。

白血病幹細胞を死滅させる化合物(化合物投与による骨髄での白血病細胞減少・正常造血回復・脾腫消失|提供:理化学研究所)

☛ (上段)     急性骨髄性白血病が発症すると、骨髄では赤血球など正常な血液の産生ができず、貧血(真っ白になった骨髄)になる(中)。脾臓ではヒト白血病細胞が充満し、腫大する(右)。
☛ (中段)     従来の抗がん剤を投与しても貧血と脾腫に改善は認められない(中上・右上)。一方、RK-20449を6日間毎日投与すると、貧血・脾腫ともに速やかに改善した(中下・右下)。
☛ (下段)     RK-20449を52日間毎日投与すると、骨・脾臓ともに、正常に近い外観を維持した。

http://scienceportal.jp/news/daily/1304/1304191.html

Science Translational Medicine」に掲載の英文論文へのリンク ⇒ http://stm.sciencemag.org/content/5/181/181ra52.short?rss=1

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