オー!<日本の金山、健在>鹿児島・菱刈鉱山、世界一の金山|トンあたり40gの金産出量は世界トップクラス、埋蔵量は約180トン(9千億円分)…知らなかった…

鹿児島・菱刈鉱山、世界一の金山今日の朝日朝刊8面「経済」の「地域発・企業発」欄に鹿児島県の菱刈鉱山の話が載っていた。 かつて黄金の国・ジパングと言われた日本で、大規模な金山がただ一つ、鹿児島県に残る。 日本国内産出量最多の金山だという。 金山としての「質」では世界一ともいわれるそうだ。

普通の金山では金の量は鉱石1トンあたり4~5グラムなのだが、菱刈(ひしかり)鉱山は1トンあたり40グラムの金を産出する。 操業中の金鉱山では世界トップ級といわれる。 金産出量は年間7.5トンだ。 埋蔵量は約180トン、現在の金価格で9千億円分はある。 不明の至りだが、日本にこのような現役の金山が残っているとはついぞしらなかった。 朝日紙面版の朝刊記事をクリップして掲載(写真は朝日電子版をクリップ)――

黄金のヤマ健在 埋蔵9千億円分、地元潤す
産出量最多 鹿児島・菱刈鉱山
(朝日朝刊8面「経済」 2013-4-2)

鹿児島・菱刈鉱山、世界一の金山1 かつて黄金の国・ジパングと言われた日本で、大規模な金山がただ一つ、鹿児島県に残る。江戸時代の小判にも使われた佐渡の金山の2・4倍の量を産出し、国内最多をなお更新する。新たな鉱脈も見つかり、金価格の高騰とあわせて地元の期待はふくらむ。
鹿児島・菱刈鉱山、世界一の金山2
菱刈鉱山は、山と田んぼが広がる農村地帯の地下に、「迷宮」のように広がっていた。全長約100キロの坑道はアリの巣のようで、最も深いところは地下300メートルもある。

ふだんは公開していない内部を、運営する住友金属鉱山に案内してもらった。山肌に開いたトンネルから、ワゴン車で幅4メートルの長い坂道を下る。坑内をLEDランプが照らし、地上から送られる空気で、それほど蒸し暑くない。

鹿児島・菱刈鉱山、世界一の金山330分ほどで、地下約200メートルにある掘削の最先端の「切り羽」に着いた。岩盤に最大数十センチほどの幅の白い筋がタテに入っている。鉱脈だ。触ってみると、すべすべしている。

白い部分は石英で、金はこの中に含まれる。1日4回の発破で崩し、鉱石を30トンダンプで地上へ運び出して選別する。鹿児島・菱刈鉱山、世界一の金山4それを愛媛県の工場で製錬して、ようやく金塊になる。

鉱石1トンのなかに、金はたった40グラムしかない。それでも、世界の鉱山の平均は数グラムというから、「ピカイチ優秀な金山」〈後根(うしろね)則文・資源事業本部副本部長〉と言える。毎年、ほぼ一定の7トンの金を産出する。

人口約3万人の地元・伊佐市の金山にかける思いは特別だ。産出された金の価格の1%は、「鉱産税」として市税収入の1割を占める。金の平均小売価格は右肩上がりに伸び、2012年は10年前の3・3倍、最近は約4倍の1グラム5千円を超す。11鹿児島・菱刈鉱山、世界一の金山5年度の鉱産税もこの恩恵で、約2億8千万円と10年前の4倍に増えた。高齢化で福祉予算がふくらむ時代に貴重な財源だ。

隈元新(しん)・市長は、もう一つの主要産業の畜産を支える子牛の価格と金の価格をいつもチェックする。「このまま高値が続いてほしい」と期待は大きい。

鹿児島・菱刈鉱山、世界一の金山6昨年10月、菱刈で新たに30トン分の鉱脈が見つかり、埋蔵量は計約180トンに増えた。1グラム5千円の小売価格で換算すると9千億円分が眠る。さらに新たな鉱脈が見つかる可能性も、なお秘めている。

■ 現存4カ所、鹿児島に集中

菱刈鉱山は1750年ごろ発見され、長らく山田金山と呼ばれていた。住友金属鉱山が採掘を始めた1985年から約27年間だけでも、産出量は計203トンにのぼる。産出量2位の佐渡金山は、江戸時代から89年の閉山までの388年間で約83トンだから、断トツだ。

日本の金山開発は戦国時代から盛んで、明治には外国から採掘技術を採り入れて近代化が進んだ。昭和の半ばまでは、小規模なものを含めて100ほどあった。だが、次第に資源が枯渇し、70年ごろには鴻之舞(北海道)や土肥(静岡県)など大規模な金鉱山が次々と閉山した。

現在、国内に残る金山は四つとされ、いずれも鹿児島県にある。太古の火山活動が豊かな鉱脈を生んだようだ。赤石(あけし)、春日、岩戸の産出量は、それぞれ菱刈の数十分の1以下と小さい。

■ 日本の技術、海外にも 記者の視点

海外の鉱山開発に力を入れる住友金属鉱山にとって、菱刈は異国の採掘現場などに巣立つ若い技術者を育てる場でもある。菱刈で長期間にわたって採掘を続ける意義は大きい。

最近、メタンハイドレートなど、資源開発の関心は海底に集まる。だが、ヤマの技術も輝きを失ってはいない。鉱脈探しや公害防止といった日本の優れた技術は、海外でも十分生かせるはずだ。 (平林大輔)

日本の金山の話をネットで当たってみるとAsahishinbun”Globe”の2012年3月18日の特集「金の魅力と魔力」(http://globe.asahi.com/feature/2012031500008.html)に鹿児島・菱刈鉱山の話が出ていた。 こうだ――

<日本にある「世界一」の金山>

「世界一」の金山は、日本にある。鹿児島伊佐市の菱刈鉱山だ。国内の金鉱石生産の大半を占める鉱山で、住友金属鉱山が操業している。

世界一というのは、量ではなく質での話だ。ふつうの金山では、金の量は鉱石1トンあたり4?5グラム。ポゴ鉱山では14グラムだが、菱刈では約40グラムが採れる。統計はないが、操業中の金鉱山では世界トップ級といわれる。金産出量は年間7.5トンだ。

ここで金が見つかったのは江戸時代中期の1750年ごろ。当時掘った跡がいまも残る。1969年に住友金属鉱山系列の会社が権利を取得。探鉱で高品質の鉱脈が見つかり、83年から本格的に開発を始めた。昨年末までに200トン近く掘り出し、いまは三つの鉱床を掘っている。毎年、掘った量に見合うだけの新しい鉱脈を見つけるようにしており、埋蔵量は150トンを保ち続けている。

鉱山長の前(まえ)一弥は「地元の安定した雇用をつくり、国内で鉱山技師が技術を継承していく場でもある。いまの埋蔵量があればあと20年はもつ」と話す。

http://globe.asahi.com/feature/memo/2012031500024.html

ついでに、そこに載っていた記事を二、三クリップ――

<金貨騒動>

財務省が今月売り出した個人向けの「復興応援国債」。東日本大震災の復興費をまかなうための10年物で、利率を低くおさえ、「国民の協力」としての性格をもたせている。

この国債を3年後の2015年時点で持っていれば、残高1000万円ごとに1万円の記念金貨が1枚、国からもらえる。額面1万円だが、現在の金価格で換算して約7万円分の金を使った貨幣になるという。「金の魅力」にあやかったアイデアだ。

金貨騒動過去には金の力にあやかろうとして、偽造事件に発展した例もある。

1986年、昭和天皇在位60年を記念して政府は金貨を発行。直径3センチ、重さ20グラムの金貨の原価は約4万3000円で、額面は10万円。抽選券を大量に配布するほどの「金貨フィーバー」になり、発行枚数は追加分を含め1100万枚にのぼった。

仕掛け人は、のちに「ミスター円」と呼ばれる大蔵省国庫課長の榊原英資。約300トンの金を調達した榊原は当時の朝日新聞で「金市場を乱さないよう、欧米の金ディーラーをひそかに東京に呼び、10社のシンジケートを組ませた」と語っている。

ところが、10万枚を超える偽造金貨がスイスなどから出回り、現金に換金されたあと日銀に還流。日銀は約68億円の損失をかぶった。評価は一転し、「大蔵省商法のツケ」などと批判され、国会などでもやり玉にあがった。

額面が原価より高いので、純金を使った偽物づくりでもうけることができた。このことを教訓に、復興応援国債を含め、最近の記念金貨は、額面以上の金が含まれるプレミアム金貨というかたちをとっている。

http://globe.asahi.com/feature/memo/2012031500026.html

<どこから金は来たのか?>

金は宇宙のどこで生まれたのか。

宇宙が誕生したビッグバンのあと、水素を燃料にした星が生まれ、それが燃える(核融合を起こす)なかで徐々に重い元素がつくられた。しかし安定性の高い鉄までで、その反応は終わった。

さらに重い元素ができる反応には主に二つの種類がある、とされている。一つはゆっくりと進むs(slow)プロセス。中小型の星が燃え尽きる直前に生まれる「赤色巨星」の中で起きる。

だが、金やプラチナは、sプロセスだけでは、実際に存在する量のうち5%程度しか説明できないという。残りの95%をつくるとされるのは、急速に進むr(rapid)プロセスだ。鉄などの元素がいったん陽子や中性子にバラバラにされたあと、ほんの1秒程度で金やプラチナが生まれる。

マックスプランク研究所の和南城(わなじょう)伸也によると、5年ほど前までは専門家の間で、大型の星が燃え尽きたあとに起こる「超新星爆発」の中で、このプロセスが進むと信じられていた。だが、最近の研究で、実際には難しいのではないか、という結果がでてきたという。

和南城らが代わりに注目しているのが、超新星爆発の後にできる中性子星、しかも二つの中性子星がお互いのまわりを回る「連星」だ。回りあううちに近づき、やがて合体する。そのときに吹き出す大量の中性子がrプロセスの舞台になり、金も生まれるという説だ。だが学界でも意見は割れているという。

生まれた金は宇宙を漂い、新しい星の材料になる。地球をつくった物質に占める金の割合も、宇宙の平均に近かった。首都大学東京の教授、海老原充によると、地球誕生後、ガスなど軽い物質が宇宙空間に逃げたので金の割合は高まり、現時点での比率は257ppb。物質1トンあたり0.257グラムだ。ただ、ほとんどは地球の核に沈み、地表に近い地殻やマントル内の平均的な比率は1ppbまで下がる。「だから、隕石(いんせき)のほうが、地表付近よりはるかに金の割合が高い」という。

http://globe.asahi.com/feature/memo/2012031500027.html

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