やった! メタンハイドレート、世界初の海底ガス採取へ|燃える氷「メタンハイドレート」、愛知県の沖合の埋蔵量だけでも日本の天然ガスの使用量の14年分埋蔵量!

<燃える氷「メタンハイドレート」> 将来の国産天然ガスの資源として期待され、政府が開発が進めている「メタンハイドレート」について、愛知県の沖合で、世界で初めて海底からのガスの採取が実現する見通しとなった。

メタンハイドレート・世界初の海底ガス採取1メタンハイドレートは「燃える氷」とも呼ばれる天然ガスと水が結び付いてシャーベット状になった天然資源。

メタンハイドレート・世界初の海底ガス採取2メタンハイドレート・世界初の海底ガス採取3日本近海の海底にも埋蔵が確認されていて、政府はこのうち愛知県の沖合で、ことし1月から試験採取の準備を進めてきた。 関係者によると、現場では海底より数百メートルの深さの地層から天然ガスを取り出すためのパイプを装着する準備などがほぼ完了し、週明けにもガスを採取できる見通しになった。 資源エネルギー庁によると、成功すれば、海底にあるメタンハイドレートからの天然ガスの採取は、世界でも初めてのケースになる。

メタンハイドレート・世界初の海底ガス採取4 メタンハイドレート・世界初の海底ガス採取5日本は原発事故以降、火力発電向けの天然ガスの輸入が増大し、巨額の貿易赤字の要因ともなっていて、国産のエネルギー資源の確保が重要性を増している。 日本近海のメタンハイドレートは、愛知県の沖合の埋蔵量だけでも日本の天然ガスの使用量の14年分に相当すると見込まれ、政府は将来の商業生産に向けて、安定的な採取ができるか調査を急ぐことにしている。

(参照: NHKニュース「メタンハイドレート 初の海底ガス採取へ」(3月8日12時11分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130308/k10013046851000.html

(このブログでは昨年、「<日本の大陸棚拡大、国連が認定> 国土面積の8割に当たる拡大!」(2012-4-28)を投稿しその後段でこのメタンハイドレートの件を掲載している。 一読をおススメする。)

海洋資源は
日本を資源大国に
変えられるか!?

メタンハイドレートや海底熱水鉱床など、日本でも海洋資源への注目が高まっている。 一方で、海洋資源は世界でも開発実績が少なく、実用化へのハードルは決して低くない。果たして日本近海に眠る資源は、日本を資源大国へと導く救世主となりえるのか?

海洋資源は日本を資源大国に変えられるか!?

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◎メタンハイドレートとは?
メタンハイドレート・燃焼写真☛ 天然ガスの主成分であるメタンをカゴ状の水分子が取り囲んだ物質で、低温高圧の深海の海底面下や永久凍土層地帯に存在します。 人工のメタンハイドレートの結晶は、白く冷たい氷の様な形状で、火を近づけると燃焼することから、「燃える氷」ともいわれている。 メタンハイドレートは様々な形態で存在するが、MH21(本文参照)は、石油・天然ガス開発の機器や生産手法を活かせる可能性があることから、深海底下の砂層の孔隙中に存在する「砂質層孔隙充填型メタンハイドレート」に着目し、商業化に向けた開発研究を行っている。
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■ メタンハイドレート、世界初の海洋産出試験がスタート

2012年2月、第二渥美海丘において、次世代のエネルギー資源として期待が高まるメタンハイドレートの海洋産出試験がスタートした。 海洋におけるメタンハイドレートの産出試験は、世界初となる取り組みです。

メタンハイドレート・jogmec1-1

メタンハイドレート・BSR分布図

■ 約20年前からメタンハイドレートの開発を実施

メタンハイドレート・jogmec2日本におけるメタンハイドレート開発は、今から約20年前に開始さた。 1990年代前半から基礎研究が始まり、2001年7月には経済産業省が「我が国におけるメタンハイドレート開発計画」を発表。JOGMECやAIST等を中心とした産学官共同の「メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム(通称:MH21)」が組織され、商業化に向けた本格的なメタンハイドレートの開発研究がスタートした。

プロジェクトは大きく3つのフェーズに分かれており、2001~2008年度に実施されたフェーズ1では、東部南海トラフ海域(静岡県から和歌山県の沖合にかけた海域)をモデル海域として、地震探査や試掘などの調査を実施。 調査対象海域において、約40兆立方フィート(約1.1兆?)のメタンガスに相当するメタンハイドレートの賦存を確認している。 また、メタンハイドレートの効率的な生産手法の検証のため、カナダで2度にわたる陸上産出試験を行った結果、「減圧法」が有効なメタンハイドレート生産手法であることを実証した。

■ 世界でも前例のないメタンハイドレート海洋産出試験

こうした研究結果を基に、2009年度からフェーズ2がスタート。 メタンハイドレートを天然ガスとして取り出す技術の開発を目標に、2015年度までに日本周辺海域で2回の海洋産出試験の実施を計画しる。 海洋におけるメタンハイドレートの産出試験は世界でも前例がなく、国内外の資源エネルギー関係者の関心を集めている。

2012年3月現在は、地球深部探査船「ちきゅう」を用いて、第1回海洋産出試験の事前掘削として、産出試験井(1坑井)と温度観測井(3坑井)の坑井掘削を実施中。 2013年1~3月(予定)には、この坑井を利用して第1回産出試験を実施する計画になっており、減圧法による海底面下のメタンハイドレートの生産状況や地層の変化の把握などを行いう。

■ メタンハイドレートの実用化に向け、大きな一歩に

今回の産出試験は、調査段階の試験作業であり、商業生産に直結するものではない。 しかし、将来のメタンハイドレートの実用化に向けた貴重なデータが得られることから、メタンハイドレートの資源開発研究にとって、大きな前進となることが期待される。 第1回海洋産出試験終了後は、その成果を活用し、第2回海洋産出試験の計画や、将来の商業生産に向けた技術基盤の整備(フェーズ3:2016~2018年度を予定)を進めていく予定。

(参照:JOGMEC NEWS Vol.28(2012年3月)http://www.jogmec.go.jp/news/publish/docs/JOGMECNEWS_vol28.pdf

続報、2013-3-19

メタンハイドレートのガス産出量、カナダの9倍
経産相「思ったより出る」
(日経 2013/3/19 22:46)

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は19日、愛知・三重県沖の海底のメタンハイドレートから産出したガスが6日間で12万立方メートル(速報値)だったと発表した。 2008年のカナダの陸上で生産実験をしたときの約9倍を産出。茂木敏充経済産業相は閣議後の記者会見で「思ったより出る。想定してたより出ている」と今後の開発に期待を示した。

「燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレートを分解して海底からガスを取り出したのは世界で初めて。12日からの6日間で一日平均2万立方メートルを産出した。5年前にカナダで陸上実験をしたときには5日半で1.3万立方メートルだった。

当初は2週間生産を続ける予定だったが、水をくみ上げるポンプの不調と天候不良で18日に実験を終了していた。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF19016_Z10C13A3000000/?dg=1




桜吹雪

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