東南海地震・南海トラフなどの地震発生確率の更新|地震調査委、1月1日基準の新計算値を公表…

政府の地震調査委員会は11日、今年1月1日を基準日とした全国の海溝や活断層で起こる地震の発生確率を発表した。 懸念される南海トラフ沿いでのM8.1クラスの地震の今後30年以内の地震発生確率は「70%程度」から「70~80%」に引き上げられている。
地震発生確率の更新図・南海トラフ1この発表に関する各新聞社の電子版報道は非常に簡単なものだった。 例えば、朝日や読売は――

「東南海地震の確率、70~80%へ引き上げ 地震本部」(朝日)
南海トラフ沿いで懸念されている巨大地震のうち、マグニチュード8・1前後と推定される東南海地震が今後30年間に起きる確率について、政府の地震調査委員会は11日、「70%程度」から「70~80%」に引き上げた。発生確率は長期評価に基づいて計算され、時間の経過とともに高くなる。年1回更新している。内陸の各活断層での地震の発生確率については、地震本部がホームページ(http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02_chouki.htm)に掲載した。 (2013年1月12日11時42分) http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY201301110349.html
地震発生確率の更新(朝日2013-1-12)

「東南海地震の発生確率、70~80%に引き上げ」(読売)
政府の地震調査委員会は11日、日本で起き得る地震の、最新の発生確率を発表した。紀伊半島沖の東南海地震が30年以内に起きる確率は、前年の「70%程度」から上昇し、「70~80%」と評価した。東北地方の三陸沖北部や、茨城県沖など、海溝沿いで起きる地震についてもそれぞれ評価を引き上げた。確率は毎年更新している。前回の地震が発生してからの時間などをもとに算定しているため、地震が起きなければ年々確率は上がる。同委員会は、南海トラフ沿いの地震の評価を今年度中に見直す方針のため、今回の東南海地震の値は「暫定」としている。活断層の地震では、大阪府北西部から兵庫県淡路島の「六甲・淡路島断層帯」での100年以内の発生確率が、前年の「ほぼ0~5%」から、「ほぼ0~6%」となった。
(2013年1月12日01時48分) http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130111-OYT1T01524.htm?from=ylist
地震発生確率の更新(読売2013-1-12)

この件でNHKもニュースを配信したが、こちらは動画の中に地図画像で地域と確率を表示しているので分かりやすい。 下記がそのニュース記事本文、地図画像は記事の後――

“南海トラフなどの地震確率高く”
(NHK 1月13日4時53分)
地震調査委・木村委員長
政府の地震調査委員会は、過去繰り返し起きている大地震が将来発生する確率をことしの元日を基準に新たに計算した結果を公表し、南海トラフや千島海溝沿いなどで想定されている地震の確率が高くなっている。

政府の地震調査委員会は、全国の活断層や日本周辺の海底で過去繰り返し起きている大地震が将来発生する確率を毎年、1月1日の時点で計算し、結果を公表している。

それによると、今後30年以内に発生する確率は、南海トラフ沿いの東南海沖で想定されているマグニチュード8.1前後の地震は、去年1月の時点で「70%程度」だったのが「70%から80%」となっている。

また、千島海溝沿いの色丹島沖で想定されているマグニチュード7.8前後の地震は、去年1月の時点で「50%程度」だったのが「60%程度」となっている。

おととし3月の巨大地震の震源域に近い三陸沖北部で想定されているマグニチュード8前後の地震は去年1月の時点で「0.7%から10%」だったのが「1%から20%」となっている。

地震調査委員会の本蔵義守委員長は、「過去繰り返し起きているので時間がたつにつれて地震の確率は上がっていく。建物の耐震化や家具の固定などの防災対策を進めてほしい」と話している。  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130113/t10014769871000.html

▼ 南海トラフ沿いの東南海沖
地震発生確率の更新図・南海トラフ1

30年以内のM8.1前後の地震確率 70%程度 ⇒ 70%から80%に更新
地震発生確率の更新図・南海トラフ1

▼ 千島海溝沿いの色丹島沖

地震発生確率の更新図・色丹島沖1

30年以内のM7.8前後の地震確率 50%程度 ⇒ 60%程度に更新
地震発生確率の更新図・色丹島沖2

▼ 三陸沖北部

地震発生確率の更新図・三陸沖1

30年以内のM8前後の地震確率 0.7~10%程度 ⇒ 1~20%に更新
地震発生確率の更新図・三陸沖2

補足

  • 今回の大地震が将来発生する確率の更新資料は政府・地震調査委員会のHPの「長期評価による地震発生確率値の更新について」というページで公開されている  http://www.jishin.go.jp/main/chousa/13jan_kakuritsu/index.htm
  • そのページの「活断層で発生する地震および海溝型地震の発生確率値の更新前後の比較」(算定基準日 平成25年(2013年)1月1日) (PDF 70 KB)をクリックすると閲覧・ダウンロードできる。 ダイレクト・リンクは http://www.jishin.go.jp/main/chousa/13jan_kakuritsu/p01_hikaku.pdf
  • その資料は1ページのリストになっているが、前出の地図画像がに表示してある地震発生確率値をどこから取ったのかは分かりにくいので、該当する表を抜粋キャプチャしてここに掲載する(画像クリックで拡大)――
    • 南海トラフ沿いの東南海沖地震の発生確率値の更新前後の比較表地震発生確率地・東南海地震(2013-1-1)● 千島海溝沿いの色丹島沖地震の発生確率値の更新前後の比較表
      地震発生確率地・三陸沖北部地震(2013-1-1)● 三陸沖北部地震の発生確率値の更新前後の比較表地震発生確率地・色丹沖地震(2013-1-1)
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