ご神木立ち枯れ、幹には多数の不審な穴、一体何が起きているのか?希少となった巨木を狙う卑劣な犯罪が横行している… 

更新2013-5-11】 ご神木立ち枯れ事件が多発、幹には多数のドリルで開けられた穴が発見されている。 「狙われる、ご神木」いったい何がが起きているのか? 日本では希少となった巨木、それは木材市場では高値で取引される。 今、日本では巨木はほとんど手に入らない、神社などで大切に守られてきた「ご神木」を除いては…..

「ご神木立ち枯れ」、2005年以降に愛媛、徳島、高知、和歌山4県の神社7か所で報告のあったもの(読売2012年12月19日)

「ご神木立ち枯れ」、2005年以降に愛媛、徳島、高知、和歌山4県の神社7か所で報告のあったもの(読売2012年12月19日)

☛[12/26追加]  「ご神木」が、何者かの手で人為的に枯死させられたケースの緊急調査を林野庁が今月実施した。それによると、被害は愛知以西の5県にある過疎地の神社に集中しており、計14本に上る。巨木が多い神木を建材として高値で売る狙いがあるとみられ、同庁は注意喚起文書を都道府県に送付しており、警察との連携も強化する方針。県別では、高知の7本が最多。次いで徳島3本、愛媛2本、愛知、和歌山が各1本。いずれも薬剤を注入するためとみられる穴が幹に開けられていた。(参照:共同ニュ―ス


神社の境内に立つ「ご神木」、地域の信仰の対象として大切にされており、中には樹齢数百年というものも珍しくない。 今、そのご神木が各地で不自然な枯れ方をするケースが、四国を中心に相次いでいる――

 [ご神木が枯れた]  今年7月に愛媛県東温市で、ご神木が枯れているのが見つかった。 約1300年の歴史を持つ神社「総河内大明神社」の境内で2本のヒノキだけが枯れていただ。 いずれも樹齢500年を超え、幹周りは4メートル前後の大木で、地元では当初、老木なので寿命で枯れてしまったのではないかと考えられていた。

狙われる“ご神木”1ところが約1か月後、神社の管理を任されている地域住民のもとに、ある木材業者が訪ねてきたのだ。 業者は「枯れた木は危ないから早く切ったほうがいい。 自分たちが伐採して買い取ろう」と話した。 ご神木を見守ってきた地域の人たちは慌てた、「ご神木が倒れるかも」という懸念や「何とかしてあげたい」という思いに加えて、「自分たちには木を切リ倒す費用を出せるのだろうか」という不安もあった。 地域で話し合った末に、2本のご神木を550万円で業者に売却する契約を結んだ。

 [“木に複数の穴” 発覚]  しかし木の伐採直前に大きな問題が発覚した。 木の根元に、直径5ミリほどの穴が複数見つかったのだ。 不審に思った神社側が警察に相談し、穴は人がドリルのようなもので開けたものだと判明した。 さらに警察の捜査で、穴の中から除草剤に含まれる成分の一種、「グリホサート」が検出された。 総河内大明神社の綿崎祥子宮司は、「そんな事をする人がいるとは、ことばにならなかった」と話す。

狙われる“ご神木”2 [誰が?何のために?]  ご神木は、誰が何のために枯らしたのか。 現場を独自に調査した愛媛県林業研究センターの豊田信行さんは、木材に詳しい人物が関わっていると推測した。 根拠は木に彫られた穴の深さが4センチほどだったことだ。

木は表面から4センチほどの部分に、根が吸った水分を運ぶ管が通っている。 穴はその管まで的確に掘られ、そこから入れられた除草剤が枝へと行き渡り、枯れたとみている。 このような方法をとると、枯れるのは葉や枝だけで幹の中心部に影響はなく、木材としての質は下がらない。 県林業研究センターの豊田信行さんは、「効率的に薬を入れようとすれば、4センチ前後入れる。木を扱っている人達は常識的に知っている話です」と指摘する。

狙われる“ご神木”3● [広がるご神木被害]  ご神木が枯らされる被害は愛媛県内の別の神社でも起きていた。 その神社には以前からご神木を売って欲しいと複数の業者が訪ねていた。 去年(2011年)、ご神木4本が枯れ、2つの業者に売却されたが、これらの木でも同じような穴が見つかっている。
狙われる“ご神木”4狙われる“ご神木”5こうした被害は愛媛県だけにとどまらない。 不自然な枯れ方をしたご神木は、四国を中心にここ10年で、少なくとも25本にのぼっている。

狙われる“ご神木”6木材業界の事情に詳しい人物によると――「薬剤で木を枯らす手法は、持ち主に木を手放させるためのもので、かつては九州などでも見られた」という。 業界関係者は、「木を枯らせば神社は売るから、それで枯らす。『売ってくれ、売ってくれ』と来て、そのうち枯れる。 『あのとき売ればよかった』、『今になったら枯れた』、それで安く買う。」

 [高まる“ご神木”の価値]  ご神木は木材としてどれほどの価値があるのか?  奈良県にある、大木を専門に扱う木材市場――国内では木材価格が低迷しているが、直径1メートルを超えるような大木はほとんど出回らず、高値での取り引きが続いている。
奈良県銘木協同組合・林秀樹課長によると、「去年売らしてもらったやつは600万、700万という木もあった、1本単価。 もっと太いのになってくれば、もっと(高価な木も)あると思う。」
狙われる“ご神木”7狙われる“ご神木”8特に質のいい大木は、歴史的建造物の再建や文化財の修復などで、常に一定の需要がある。 しかし、国産の大木はすでに多くが伐採されていて、神社や寺の境内にしか残っていないという。

何者かの手によって枯らされた、愛媛県東温市のご神木。 契約では、年内に伐採されることになっているが、神社側は一連の経緯が不透明だとして、伐採に「待った」をかけている。

● [枯れる“ご神木” 警察は 警察の捜査はどこまで進んでいるのか? 警察によると、「検出された成分を含む除草剤は、市販されていて誰でも手に入れられることができるので、枯らした人物の特定は難しいというのが現状」。 目撃証言などもなく、捜査は難航している。

● [枯れる“ご神木” 背景に大木不足]  文化財の補修などに使う大きな木材が不足していることもその背景にある。 神社やお城、お寺などの大修理や再建に使う大木は、国内にはほとんど残っていないと言われている。 例えば国宝・阿修羅像で知られる奈良県の興福寺では、現在、江戸時代に焼失した『中金堂』(ちゅうこんどう)という建物の再建工事が行われているが、国内ではなかなかいい木材が見つからず、カメルーン産の木材を輸入して使っている。

(情報源: NHK 特集まるごと――狙われる“ご神木” 2012年11月26日(月) http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2012/11/1126.html)

上記掲載「NHK特集まるごと――狙われる“ご神木”」は愛媛県東温市(とうおんし)の総河内大明神社(そうかわちだいみょうじんじゃ)の事件として報道されているが、愛媛新聞の報道によると同市にある惣河内神社(そうこうちじんじゃ)の事件が報道されている。愛媛県神社庁のウエッブ情報 <http://ehime-jinjacyo.jp/?cat=80> によれば隣接している神社である。どちらなのか定かではないが、以下に愛媛新聞の一連の報道を掲載する――

愛媛新聞9-22● 『神木の立ち枯れで捜査』 (愛媛新聞2012/9/22)
東温市滑川の惣河内神社で樹齢数百年の神木2本が立ち枯れた。根元に小さな穴が計11カ所開いており、松山南署は薬物で故意に枯らされた可能性があるとみて器物損壊容疑で捜査している… https://www.ehime-np.co.jp/weekly_news/wn2012092228.html)

愛媛新聞9-27● 『根元に穴立ち枯れ 同様被害の調査開始』 (愛媛新聞2012/9/27)
薬物が注入されたとみられる東温市滑川の神木が立ち枯れした器物損壊容疑事件で、県内1240の神社を包括する県神社庁(同市南方)は26日、神職474人に注意を促す文書を送付し、境内や周辺地域での同様被害の調査を始めた…. http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20120927/news20120927913.html

愛媛新聞10-13● 『神木伐採神社に催促 東温・立ち枯れ』 (愛媛新聞2012/10/13)
薬物が注入されたとみられる愛媛県東温市滑川の神木が立ち枯れた器物損壊容疑事件で、松山南署が神木の根元に11カ所の穴を確認して捜査を始めた後の9月26日、買い取り契約をしていた高知県の男性(54)側が惣河内神社側に対し、司法書士作成の「通告書」を送付するなど、2本のヒノキの伐採と搬出を強く求めていることが12日、分かった…. http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20121013/news20121013103.html

愛媛新聞10-26● 木片から除草剤人為的犯行確定 神木立ち枯れ』 (愛媛新聞2012/10/26)
薬物が注入されたとみられる愛媛県東温市滑川の神木が立ち枯れた器物損壊容疑事件で、松山南署の捜査で木片から除草剤の一種「グリホサート」が検出され、人為的な犯行が確定的になったことが25日、関係者への取材で分かった。県農林水産研究所によると、グリホサートは全ての草を枯らす非選択性の除草剤で、主に植物のタンパク質の合成を阻害する… http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20120927/news20120927913.html

愛媛新聞12-5● 『東温の神木売却無効と神社側が提訴 神木は伐採へ』 (愛媛新聞2012/12/5)
薬物により愛媛県東温市滑川の神木が立ち枯れた事件で、既に交わしていた神木の売買契約は法的手続きを経ておらず無効などとして、惣河内神社と総代3人が4日、神木2本の買い取り契約をした高知県の男性に木を引き渡す義務のないことを確認する訴訟を松山地裁に起こし、男性に「(契約の)合意を解除する」との内容証明郵便を送付した。▽神社側は、立ち枯れが進行するため神木の再生は不可能と判断し、売買契約合意や訴訟とは関係なく、2本の伐採を決めた。神社は4日までに「財産処分承認申請書」を県神社庁(東温市南方)に提出しており、神社本庁(東京)で承認されれば、宗教法人法上の手続きで公告後に伐採が可能になる…. http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20121205/news20121205880.html

愛媛新聞12-21● 『東温立ち枯れ 神木を26・27日に伐採』 (愛媛新聞2012/12/21)
薬物により愛媛県東温市滑川の神木が立ち枯れた器物損壊容疑事件で、惣河内神社は20日、「滑川のヒノキ」として知られる樹齢500~600年を超えるヒノキ2本を26日から2日間かけて伐採することを決めた。松山地裁で係争中の民事裁判に勝訴すれば公開入札で売却予定…. http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20121221/news20121221112.html

愛媛新聞12-26● 『神木の立ち枯れ、根元に苗 保管・植樹へ 東温』 (愛媛新聞2012/12/26)
愛媛県東温市滑川の惣河内神社の樹齢500~600年を超える神木が立ち枯れた器物損壊容疑事件で、ヒノキ伐採の準備をしていた関係者が25日、神木の根元付近で、高さ約10センチに育った同じヒノキを見つけた。神社は鉢に植え替えて苗として保管し、来年春に同じ場所に植えることを決めた。同神社の綿崎祥子宮司は「薬物注入など暗いことばかりだったが、本当にうれしい。2代目の神木として長い時間をかけて大事に育てたい」…. http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20121226/news20121226176.html

伐採されたご神木【動画】 東温市・薬物注入で立ち枯れの神木伐採 (愛媛新聞 12/12/26)

また、「ご神木立ち枯れ」事件に関し毎日、読売も以下のような報道をしている――

● 『麻衣神社:ご神木ヒノキ枯れ、人為的か 県調査で判明–美馬/徳島』
ご神木(毎日12-12)(毎日2012/12/12)
美馬市木屋平の麻衣(あさぎぬ)神社で昨年、市の天然記念物に指定されていた「ご神木」のヒノキが人為的に枯らされた恐れがあることが、県の調査で分かった。四国を中心に全国で神社などの巨木が枯れる事案が相次いでおり、県は注意を呼び掛ける。sa▽県が11月下旬から調査したところ、同神社境内にあった樹齢350?400年のヒノキ3本(直径最大127センチ)が昨年11~12月ごろに突然、枯れたことが判明。いずれも幹の根本に直径約5ミリのドリルで開けた穴が複数確認されたが、県警の薬物検査では薬剤は検出されなかった。同神社は「宝物として守ってきたので非常に残念」と話している。林野庁によると、ご神木の被害は5県の計14本が報告されているという…. http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20121212ddlk36040451000c.html

● 『神木 謎の立ち枯れ 除草剤注入?…四国など』
ご神木(読売12-19)(読売・関西 2012/12/19)
四国などの山間部の神社で樹齢数百年の直径1メートルを超えるご神木のスギやヒノキなどが突然枯れる現象が相次いで起きている。愛媛県では今夏、枯れたご神木の根元に数か所の穴が開けられているのが見つかり、除草剤の成分を検出した。県警は、手口から木材に詳しい者が人為的に枯れさせたとみて器物損壊容疑で捜査。全国8万の神社を束ねる神社本庁(東京)も警戒を呼びかけている。▽読売新聞が各地の神社庁に取材したところ、2005年以降、少なくとも愛媛、徳島、高知、和歌山4県の神社7か所で、計20本のご神木が枯れたという報告があった。うち6本で人為的な穴が確認され、3本から除草剤が検出された。▽愛媛県東温(とうおん)市の惣河内(そうこうち)神社では今年8月頃、参道を挟んで立つご神木2本の葉が赤茶色になり、根元の11か所に穴(直径5ミリ、深さ4センチ)があるのに住民が気付いた。県警と県の調査で、穴はドリルのようなもので開けられ、除草剤の「グリホサート」を検出した…. http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121219-OYO1T00270.htm


以下は「ご神木立ち枯れ」が頻発している高知県の例です。 ぜひ掲載の動画ニュースも視聴して下さい(腹が立ちますが、何が起きているかを知るために)――

名木枯れるナゾ1動画ニュース】 樹齢300年のご神木が枯らされる、四国・高知県 ⇒ 地主神社(いの町)、北川神社(仁淀川町)、古城八幡宮(四万十町)、五台山(高知市) (NNN 2012/06/10)↓

追加 2013-5-11

NHK総合TV『目撃!日本列島』で『“ご神木”が狙われる』とういう番組が朝11時30分~11時54分に放送されます。 ぜひ番組をみて下さい。 皆で今起きている「ご神木立ち枯れ」事件を知り、身近に神社があるなら不審者に注意を払い、ご神木を守りましょう! ――
目撃!日本列島「“ご神木”が狙われる」(NHK 2013-5-11)いま四国の神社で“ご神木”に穴が開けられ人為的に枯らされる被害が相次いでいる。 一体、誰が何のために?取材を始めると奇妙な共通点が浮かび上がってきた…。

穴を開けられるなど、不審な枯れ方をしたご神木。 四国各地では、この10年間で20本を超える。 中には開けられた穴から除草剤が検出され、人為的に枯らされたと推測されるご神木もある。 ほとんどのケースで木が枯れた直後に買い取りたいという木材業者が現れている。 実は直径1メートルを超える大木は希少価値が高まり、一本数百万円での取引される例も珍しくない。 四国で頻発する「ご神木被害」を追跡取材。 木材業界の闇を追う。
【語り】永松隆太朗, 【リポーター】田畑佑典

http://www4.nhk.or.jp/mokugeki/x/2013-05-11/21/8031/

(続報があれば追加していきます。 この「狙われるご神木」、「ご神木立ち枯れ」の件をご存じない方がまだ一杯います。 お願いですが、ご賛同いただけるならばこのブログ投稿を拡散して頂ければ幸いです。 許せません、あってはならない事です。 先祖代々、何百年にもわたって日本人が守ってきた日本の美と日本人の心を象徴する「ご神木」です、私達の子孫に伝えなければならないものです。 Hashigozakura by Bunji94)


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ご神木立ち枯れ、幹には多数の不審な穴、一体何が起きているのか?希少となった巨木を狙う卑劣な犯罪が横行している… 」への2件のフィードバック

  1. upありがとうございます。
    命はみな平等。木材として扱うにあたっても「命をいただいている」
    ということを忘れてはならないと思います。
    このようなことをするやからの気が知れません。最悪です。
    自然に生かされているということをまったく理解していない。
    続報がないことを期待します。

    • コメント、ありがとうございます。 同感です。 続報のないことを私も願っています。 しかし、この問題・事件を知らない人も多いのも事実です。 こういう事があるのだということを、みんなに知ってもらえれば少しでも抑止になるのではないかとブログにのせました。 Hashigozakura

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