<顔面認識技術を手にしたフェイスブックの不気味> Face.comを買収しその技術を手にしたFacebookだが…

便利なSNS、しかし一方でプライバシーはモンスター化したSNSにどんどん取り込まれ行く…  Googleは「ネットにプライバシーはない」とかつて裁判で公言した。 Facebookは便利さと引き換えに、あなたのプライバシーをその手にしてしていることは確かだ….

電車や街角であなたの素性がバレる!?
顔面認識技術を手にしたフェイスブックの不気味
(Diamond Online 2012年6月28日)

フェイスブックがIPO後初めて買収した会社。それがフェイス・ドットコム(以下フェイス)である。

顔面認識技術を持つフェイスはイスラエルの新興企業で、創業は2007年。すでに数年にわたってフェイスブック用にアプリを提供してきた。今回の買収額は、5500万から1億ドルの間と見られている。

フェイスが現在提供しているサービスは、3つだ。

ひとつは、KLIK(クリック)。写真を撮る際に、フェイスブックの友達の顔を認識して、名前を出してくれる。写真をアップロードすれば、そのままタグになるわけだ。もうひとつは、写真アルバムの中から友達を見つけ出してタグ付けするPhoto Tagger(フォト・タガー)。さらにPhoto Finder(フォト・ファインダー)は、タグが付いていない写真をフェイスブックの中から探し出して、自分や友達を見つけてくれるものだ。

フェイスブックの中の写真にタグがたくさんつけば、フェイスブックのユーザーだけでなく、フェイスブックにとってもいいことばかりだ。人々がますます縦横につながり合うので、フェイスブックの利用が高まり、また何らかのブランドが広告を出せばその口コミ度も広がるからだ。

公衆でのプライバシーも脅かす
フェイスブックの恐ろしい企み

だが、ここでのポイントは、フェイスブックがフェイスの技術でこれからさらに何を企んでいるのかという点だろう。

顔面認識技術は、グーグルやアップルも導入している。だが問題はフェイスブックがその技術を手にしたことである。フェイスブックは今や「人間データベース」化しており、それが顔面認識技術と合体すればどうなるか。

もっとも簡単に予想されるのは、スマートフォンを使って街角で見知らぬ人の写真を撮れば、またたく間にその人物の名前や素性、友達が明らかになってしまうというものだ。しかも、撮られている本人は、そんなことをまったく知らないままに、である。

何とも恐ろしいことではないだろうか。折しも、フェイスブックは今、ユーザーに実名を使用するように強く働きかけている。そうすると、写真だけで実名もフェイスブックのページも呼び出されてしまう。公衆ではアノニマス(匿名)の存在でいられると思っていたのに、そんな権利もなくなってしまうということだ。

現在のところ、フェイスのアプリは自分や友達の写真に使えるだけで、知らない人の写真には使えないとしている。だが、この場合の「使える」と「使えない」の間は紙一重でしかない。電車の中で、レストランの中で、誰かがこっそりとあなたのことを知り始めているかもしれないのだ。

もちろん、これにはプライバシー擁護派からの大きな反対が出るだろう。しかし、なし崩し的にこうした使い方がされる可能性は、残念ながら小さくない。

もうひとつ、フェイスブックにとっての顔面認識技術の利点は、顔面に限らず他のいろいろなものを認識できることである。ブランドのバッグ、大手飲料メーカーのドリンク、あるいは街の中の建物など、今後こうした画像認識技術がマスターしていく対象は無限にある。フェイスブックのユーザーがアップロードした写真に、そうしたモノや建物が写っていたら? いわずもがな、フェイスブックはそれをネタにしてさらなる収入を稼ぐということである。

フェイスの買収は、これまでインターネットのサイト内にだけ留まっていたフェイスブックの手が、現実の世界にまで伸びてきたという感を起こさせる。興味深いビジネスの展開であると同時に、ひどく気味の悪い動きでもあるのだ。

http://diamond.jp/articles/-/20673

http://face.com/ のホームページへ行くと、”Facebook has acquired Face.com!” (フェイスブックはフェイス.コムを買収しました)と表示されている。

ITmediaニュースはフェイスブックによるフェイス.コムの買収をこのように報じている――

Facebook、顔認識カメラアプリのFace.comを買収
(2012年06月19日 07時18分)

米Facebookがイスラエルの顔認識技術企業Face.comを買収した。Face.comが6月18日(現地時間)、公式ブログで発表した。取引の詳細は公表されていないが、米TechCrunchによると買収総額は5500万~6000万ドルという。

Face.comは2007年創業のテルアビブに拠点を置く非公開企業。Webにアップロードされたりモバイルアプリで撮影した写真の顔認識技術を提供する。同社のFacebookユーザー向け無料カメラアプリ「KLIK」(iOS版のみ)は、Facebookの友達の顔をあらかじめ認識させておくことで、写真を撮ると同時に友達にタグ付けできる。

 Face.comは発表文で「Facebookと同様、われわれはモバイルが人々の生活の重要な要素だと考えている。Facebookチームに参加することで、さらに楽しい(モバイル)製品を構築する機会を持てて非常にうれしい」と語った。

同社は顔認識技術をface.com APIとしてサードパーティー開発者にも提供しているが、これについては少なくとも当面は提供を続けるようだ。

Facebookは写真共有アプリのInstagramやLightbox(のチーム)を買収した他、モバイル機能強化を目的として多数の企業を買収している。また、オリジナルのカメラアプリ「Facebook Camera」を公開した。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1206/19/news024.html

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