<東電福島原発・国会事故調|枝野・参考人は何を語ったか?>今日、27日の国会の事故調査委員会の参考人は枝野氏、明日は菅直人前総理…

東京電力福島第1原発事故の発生時に官房長官だった枝野幸男経済産業相が27日、国会の事故調査委員会の参考人として出席し、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の試算結果公表の遅れが「(政府の)信頼を損なう大きな原因」だったと認めた。また東電の清水正孝社長(当時)から、作業員を全面撤退させる考えを電話で自らに伝えてきたと述べた。▼事故について国民に説明する役割を担った枝野氏は、炉心溶融(メルトダウン)を認めるのに時間がかかった問題などで、情報を出さないよう指示したのではないかと委員側から追及されたが、公表を止めたことはないと反論した。(共同) <http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052701001616.html&gt;

5月28日は、いよいよ菅直人前首相。

[5月28日更新済み] 以下は、NHKのニュース、東京新聞記事、YouTube「20120527 国会事故調 第15回委員会【参考人:枝野 幸男】」埋め込み動画、「国会事故調 枝野経産省の主なやりとり」(朝日紙面版 5/28 6面よりクリップ)の順で掲載――

追加情報 5/28 ブログ投稿 <東電福島原発・国会事故調|菅直人前総理は何を語ったか?>今日、28日の参考人は菅前総理。 ニコ動の生中継を視聴したが、ライブ・コメント…確かにTVは勝てないわ~。

枝野氏“情報発信十分でなかった”
(NHK 5月27日 18時15分)

東京電力福島第一原子力発電所の事故の際に、政府のスポークスマンの役割を担った枝野経済産業大臣は、国会の調査委員会に参考人として出席し、「情報を政府として集約すること、そしてその後の予想や想定ができなかったことこそ、反省だと思っている」と述べ、政府の情報発信が十分でなかったことを認め、陳謝した。

国会の原発事故調査委員会は、27日、事故当時、官房長官として、政府のスポークスマンの役割を担った枝野経済産業大臣を参考人として招致して公開で質疑を行った。

この中で、枝野氏は、政府の情報発信について、「情報発信そのものよりも情報を政府として集約すること、そしてその後の予想や想定ができなかったことこそ反省だと思っている。放射能の影響などについて、私の思っていたことと、特に被害を受けられた周辺地域のみなさんの受け止めとの間にずれがあったことは、改めて大変申し訳なく思っている」と述べた。

そのうえで枝野氏は、避難区域の設定について、「すぐに戻れるつもりで避難したものの、長期にわたり一時的にすら戻れない人がいる。避難が長期にわたるという問題意識を私だけでなく、皆さん、持っていなかったことが、結果的により大きな苦労をかけた。大変忸怩(じくじ)たる思いだ」と述べた。

また、枝野氏は、東京電力や原子力安全・保安院などとの連携について、「必ず発表することは、同時に総理大臣官邸にも報告してくれと言ったが、発表前に承認を求めるということではない。とにかく分かったことは全部出せと、政府内部や東電にも指示していたが、指示が徹底していなかったということで、忸怩(じくじ)たる思いだ」と述べた。

さらに、枝野氏は、菅前総理大臣が、事故直後に現地を視察したことについて、「『邪魔になったのではないか』という抽象的、感情的な政治的批判は免れないので、『とてもおすすめできない』という趣旨を進言した。しかし、菅総理大臣は『できるだけベストに近い対応をする動きが大事だ』という趣旨のことをおっしゃったので、政治的なリスクを分かったうえで対応されるならば、そこは総理の判断だ」と述べた。

このほか、枝野氏は、現場からの作業員の撤退を巡って、東京電力が総理大臣官邸に全員の撤退は打診していないとしていることについて、「清水社長との正確なことばのやり取りまでは覚えていないが、『そんなことしたら、コントロールできなくなり、どんどん事態が悪化する』と私が指摘したのに対し、清水社長は、口ごもった答えだったので、部分的に残すという趣旨でなかったのは明確だ」と述べた。

また、放射性物質の拡散を予測する「SPEEDI(スピーディー)」のデータの公表が遅れたと指摘されていることについて、枝野氏は「私がスピーディーというシステムがあるということを知ったのは、震災後の15日か16日くらいだったと思う。シミュレーションしていたのに、報告が上がらず、公表されなかったことが、まさに信頼を損なっている大きな原因になっていると思う」と述べた。

さらに枝野氏は、アメリカから、総理大臣官邸に常駐したいと申し入れがあったことについて、「アメリカは情報がないといらだっていた。官邸は、我が国の国家主権の意思決定をする場所であり、国家主権としての意思決定に、外国の政府関係者が直接関わるということはありえない。『官邸の中に、常駐というのは、勘弁してほしい』と申し上げた」と述べた。

国会の原発事故調査委員会は、28日は、菅前総理大臣を参考人として招致して、質疑を行うことにしている。

東電の撤退問題に関する発言

「全員撤退打診は明確」 枝野氏 東電の主張否定
(東京新聞 2012年5月28日07時00分)

福島第一原発事故の発生当時に官房長官だった枝野幸男経済産業相が二十七日、国会の事故調査委員会に参考人として出席し、東京電力が福島第一からの「全員撤退」を政府に打診したとされる問題について、清水正孝社長(当時)との電話の内容から「部分的に残す趣旨でなかったのは明確」だと述べた。当時の海江田万里経産相らも同様に説明する一方、東電の勝俣恒久会長らは一部退避だったとしており、官邸と東電の見解の対立があらためて浮かんだ。

 枝野氏によると、3号機で水素爆発があった後の昨年三月十五日未明、清水氏から枝野氏に電話がかかった。枝野氏が「そんなこと(全員撤退)をしたらどんどん事態が悪化して、止めようがなくなる」と言うと、清水氏は口ごもり、反論できなかったという。

枝野氏はこのやりとりから、清水氏が全員撤退を訴えたことは明らかだと話した。

事故から一夜明けた三月十二日早朝に菅直人首相(当時)が福島第一を視察する際は、「客観的に正しかったとしても感情的な政治的批判は免れない。お勧めできない」と進言したと証言。ただ、現場を見る利点もあるとして、最後は首相の判断に委ねたという。

菅氏が、自らの人脈から内閣官房参与を登用したことにも「政治的にはプラスでないと思い、公式任命には反対した」と証言。一方で「別のアンテナを持っていないと裸の王様になる」と、首相が独自の情報源を持つことには理解を示した。

放射性物質拡散を予測するSPEEDIの試算結果公表が遅れた問題では「放出源(原発)の情報がないので使えない」と説明されたと証言。後に一定量が放出されたとの仮定で試算していることが分かり公表させたが、この間の遅れが「(政府が)信頼を損なった大きな原因」になったと述べた。

官邸が経産省や東電の発表に待ったをかけたのではとの質問には「発表するなら同時に官邸にも報告してくれと言った」「発表するなということは一切ない」と反論した。

官房長官が官邸の記者会見の担当を兼ねる今の体制は、自身の経験から「平時でも無理がある。分けた方がいい」と指摘。会見担当者は専門的な訓練も必要だと提案した。  <http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012052890070002.html>


Youtube 動画 2012年5月27日  国会事故調 第15回委員会 【参考人:枝野 幸男】



Youtube 動画 2012年5月27日 国会事故調 第15回委員会後の記者会見【委員長:黒川 清】


◆国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会
【委員長】
・黒川 清   医学博士、東京大学名誉教授、元日本学術会議会長
【委員】
・石橋 克彦  理学博士、地震学者、神戸大学名誉教授
・大島 賢三  独立行政法人国際協力機構顧問、元国際連合大使
・崎山 比早子 医学博士、元放射線医学総合研究所主任研究官
・櫻井 正史  弁護士、元名古屋高等検察庁検事長、元防衛省防衛監察監
・田中 耕一  分析化学者、株式会社島津製作所フェロー
・田中 三彦  科学ジャーナリスト
・野村 修也  中央大学大学院法務研究科教授、弁護士
・蜂須賀 禮子 福島県大熊町商工会会長
・横山 禎徳  社会システム・デザイナー、東京大学エグゼクティブ・ マネジメント・プログラム企画・推進責任者)
【参与】
・木村逸郎(京都大学名誉教授、財団法人大阪科学技術センター顧問)
・児玉龍彦(東京大学アイソトープ総合センター長)
・八田達夫(大阪大学名誉教授、政策研究大学院大学名誉教授<http://www.naiic.jp>

この動画を視聴すると彼が官房長官だった事故当時の発信がいかに軽かったか、そして無責任だったかが分かる。 「よく覚えていないが…」とかよく言えたものだ。 元々が弁護士が故にレトリックを駆使して自己弁護を展開するのには長(た)けている。 福島のジーちゃん、バーちゃんも「ニコ動」の生中継をみているんだぞ、「ファクト」となどとカタカナ英語を使わずに国民万人が分かる正しい日本語で話すべきではないか。 そういう所からして、シモジモの国民を考えていないのが露呈している。

(5月28日追加)

国会事故調 枝野経産省の主なやりとり (朝日紙面版 5/28 6面よりクリップ)

情報発信のあり方

黒川清委員長  大部分の国民が「やっぱりあれはメルトダウン(炉心溶融)だったんだ」と、(事故から2カ月後に情報が)出てきた。

☛ 枝野幸男経済産業相  (昨年)3月13日の会見で炉心溶融の可能性があると説明し、その後、意識的に隠そうとか、小さく見せようというつもりはなかった。 その後、可能性を否定することは申し上げてないし、溶けていることは前提になっていると思い込んでいた。 結果的に間違った印象を与えたとすれば申し訳ない。 私なりにベストを尽くしたつもりだ。

野村修也委員  政府が責任持って公表するスタンスをとることが必要だったのでは。

☛ 枝野氏  炉心溶融がないという印象を与えたとすれば真意ではないし、伝える最終責任者だったから反省すべきだと思う。

野村氏  原子力安全F保安院が「炉心溶融の可能性」を発表した会見後に、官邸より先に発信するなと保安院に指示したのか。

☛ 枝野氏  必ず発表することは同時に入れておいてくれとは言ったが、発表前に何か承認を求めたことはない。 深夜、「夜中なので会見は明日の朝で十分だよね」ということはあったとしても、私が掌握している限りではファクトの発表にちゅうちよしたことはない。 とにかく分かったらすぐに出せ、一切隠すなと言っていた。 にもかかわらず(保安院と東電が)そういう対応だとすれば、指示が徹底していなかったということに、恒慌(じくじ)たる思いだ。

 枝野氏  情報発信より情報を政府として十分に集約することと、それに基づく予想と想定ができなかったことこそが反省すべきことだ。日本にはポジションが重い広報官という仕組みがなく、官房長官が広報官の役割を担う。 内閣全体をみる人問、総合調整の実務をやる人問、それを踏まえて国民に情報発信する人聞を本当は分けた方がいい。 専門的なトレーニングの揚が日本にはない。

避難指示

桜井正史委員  避難区域の設定に関与していたか。

☛ 枝野氏  最初、どういういきさつで3キロになったか記憶がない。 翌朝、10キロに広げた。 ベントが行われず圧力が上がり続ければ、「最悪爆発の可能性がある」として、(避難の範囲を)広げた方がいいというやりとりがなされていた所に一緒にいた。

桜井氏  長期間の屋内待避が続いた。

☛ 枝野氏  過大な負担をおかけすることは大変申し訳ないと思っている。 福島県飯舘村は非常に速くても高い線量があり、そこを見極めないと解除ができないという話になった。 結果的に計画的避難区域に整理したが、早くそうできなかったか反省材料だ。

菅直人前首相の現地視察

桜井氏  首相がヘリコプターで福島に行った。 どう進言したのか。

☛ 枝野氏  (昨年3月)11日深夜の段階で、首相官邸に情報が上がってこない。 (立場が)重たい人聞が行って現地から情報が上がってこない原因を把握し、解決しないといけないという問題意識があった。 そうした中で、首相が「自分で行く」とおっしゃった。 ただ、行ったことが客観的に正しくても、抽象的・感情的な政治的批判は免れない。 だから「おすすめできません」と進言した。 首相は「できるだけベストに近い対応が大事だ」という趣旨をおっしゃった。

東電撤退問題

桜井氏  撤退の動きを知ったのはどの時点か。

☛ 枝野氏  14日夜か15日未明か正確な記憶はないが、夜だった。 首相執務室の隣の応接室に呼ばれたとき、「東電の社長から全面撤退をしたい」という話があって「そんな話ない。ダメだ」という趣旨の報告を受7た。

桜井氏  東電から直接聞いたのか。

☛ 枝野氏  「私と話したい」という電話が(当時の清水正孝)社長からあって、全面撤退の趣旨の話があった。 「そんなことしたらコントロールできず、どんどん事態が悪化をして止めようがなくなるのではないか」と指摘した。 それに対して(清水氏は)口ごもった。 部分的に残す趣旨でなかったのは明確だ。

桜井氏  福島第二原発の吉田昌郎所長(当時)には確認しているのか。

☛ 枝野氏  (その前後)吉田氏と電話し、「現場はどうですか」と聞くと「まだやれることがある。 頑張ります」との趣旨の話をしていた。

内閣参与の起用

野村氏  民間事故調査委員会の報告書には、枝野氏は大勢の内閣参与を採用したことについて「その都度反対した」とある。

☛ 枝野氏  首相がセカンドオピニオンとして、行政府に入ってくる正規のルート以外のさまざまな情報を取ることは重要。 ただ、政治的にプラスとは思えない任命に反対だった。

米国人の官邸駐在

野村氏  米国から官邸に専門家を駐在させたいとの申し出を断ったのか。

☛ 枝野氏  ルース駐日米大使からだったと思うが断った。 米国と情報を共有しないといけないが、官邸は我が国の国家主権の意思決定をする場所。 外国の政府関係者が同盟国といえども直接関わることはありえない。 意思疎通の体制が不十分であれば強化するが、常駐はちょっと勘弁してほしいと申し上げた。 (拒否した)判断は私だ。

(追加投稿するかも知れない…)

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中