<グーグル自動走行車(グーグル・カー)ネバダ州で免許取得、公道試験へ> 日本は開発しているのだろうか?

Googleは2010年から自動運転カーの開発を続けており、3月には20万マイル(約32万キロ)のテスト走行を行ったと発表していた。 走行試験のYoutube動画をみると、「ホントかよ」と唸ってしまった。 今回ネバダ州が公道試運転免許をGoogleに交付した。 公道走行試験が始まる。 使っている車はトヨタの「プリウス」を改良した自動走行車だ。 [追記。 グーグルカー開発の背景を末尾に追加。]

米グーグルの自動走行車がネバダ州で免許取得、公道試験
(ロイター 2012年 05月 8日 12:26 JST)

[7日 ロイター] 米ネバダ州の自動車管理局(DMV)は7日、自動運転システムを採用した車を開発中の米グーグルに対し、公道で試運転できる免許を全米で初めて交付した。

発表によると、DMVの担当者がグーグルの自動走行車に試乗し、カーソンシティー郊外やラスベガスの大通りを走行したという。同州議会は昨年、自動走行車を公道で走らせる法律を初めて制定。今年3月1日に施行されていた。

グーグルによると、同社が開発した自動走行車は、ビデオカメラやレーダーなどのほか、ドライバーが運転する車によって集められた道路情報をもとに走行するという。

今回免許が交付されたのは、トヨタの「プリウス」を改良した自動走行車。開発にはスタンフォード大学の教授も参加している。

ネバダ州では将来的に、個人が所有する自動走行車にも免許を出す計画。このほかにも、グーグルが本社を置くカリフォルニア州も自動走行車のための法整備を準備している。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE84702720120508

グーグル自動走行車 試験走行へ
(NHK 5月9日 6時57分)

アメリカのIT企業、グーグルは、車のハンドルやアクセルを操作しなくても位置情報などのデータを解析しながら自動で走らせることができるシステムを開発し、公道で試験走行を始めることになりました。

「グーグル・カー」とも呼ばれるこの自動走行システムは、グーグルが5年前からアメリカのスタンフォード大学と共同で開発を進めているものです。

車にレーザーを使って距離を測定する機器や衝突を防ぐセンサーを取り付け、ハンドルやアクセルを操作しなくても自動で走行できる仕組みで、まずは視覚障害者向けに商用化を目指しています。

システムにあらかじめ行き先を登録しておけば、グーグルが収集した膨大な地図データや車両の位置情報を解析し、歩行者や車との衝突を避けながら目的地まで運転してくれるということです。

グーグルの開発を受けて、アメリカのネバダ州は自動で走行する車を公道で走行させることができる法律を全米で初めて施行し、7日、グーグルに対して2人以上が車に乗り込むことを条件に免許を交付しました。

グーグルは、今後、試験走行を重ね、将来的にはこのシステムを一般の人に広く提供したいとしており、IT企業が生み出した革新的な技術が、車の概念を変えることになるのか注目されそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120509/k10014984951000.html

NHKがニュースで流したビデオはYoutubeに投稿されているこの動画を編集したもののような気がするが….

英字新聞報道を拾ってみた――

Google Gets First Licenses For Driverless Cars
(Forbes 5/08/2012 5:54PM)

Driving on long, lonely desert roads through the state of Nevada, sometimes the only hint of other human beings comes in the form of a single car, speeding in the opposite direction and passing for only a second.

Only now, that car might not have anyone inside of it.

Nevada has officially issued licenses to Google for its driverless cars, meaning that the tech company is free to experiment with their creations in the state. The cars will be marked by a distinctive red license plate with an infinity symbol on the side.

“I felt using the infinity symbol was the best way to represent the ‘car of the future’.” Department Director Bruce Breslow said. “The unique red plate will be easily recognized by the public and law enforcement and will be used only for licensed autonomous test vehicles. When there comes a time that vehicle manufacturers market autonomous vehicles to the public, that infinity symbol will appear on a green license plate.

The future of automated cars might seem scary from a safety perspective, especially if we’re living with paranoid video games like Call of Duty: Black Ops 2. But considering how many human beings are barely capable of getting behind the wheel, either from being intoxicated or on a cell phone, automation definitely seems like a step up. Google’s autonomous cars are still regular cars, just with special electronics. So the driver can control the car manually by tapping on the brakes and taking over.

The press release indicates that while Google is the first company to get licenses, other manufacturers have expressed the desire to test their automated cars in the state.

http://www.forbes.com/sites/davidthier/2012/05/08/google-gets-first-licenses-for-driverless-cars/

Wikipedia日本語版には「グーグルカー」はまだ掲載されていないようだ。 英語版では掲載されているが――

Google driverless car

The Google Driverless Car is a project by Google that involves developing technology for driverless cars. The project is currently being led by Google engineer Sebastian Thrun, director of the Stanford Artificial Intelligence Laboratory and co-inventor of Google Street View. Thrun’s team at Stanford created the robotic vehicle Stanley which won the 2005 DARPA Grand Challenge and its US$2 million prize from the United States Department of Defense. The team developing the system consisted of 15 engineers working for Google, including Chris Urmson, Mike Montemerlo, and Anthony Levandowski who had worked on the DARPA Grand and Urban Challenges.

The U.S. state of Nevada passed a law in June 2011 concerning the operation of driverless cars in Nevada. Google had been lobbying for driverless car laws. Contrary to popular belief, this does not make it legal to drive an autonomous car in Nevada. Rather, the Nevada Department of Motor Vehicles is now responsible for setting safety and performance standards and for designating areas where driverless cars may be tested. Until the regulations are devised, the legality of operating a driverless car system in Nevada, including possibly a self-parking car, will remain questionable at best…… <http://en.wikipedia.org/wiki/Google_driverless_car>

なぜグーグルが自動走行車の開発に乗り出したのか? グーグルカーの背景は? と、疑問に思っていた所、NHKのWeb特集が非常に分かり易い解説記事を載せていた。 さっそクリップして紹介したい――

夢の車?グーグル・カー実用化へ
(NHK Web 特集 5月9日 18時00分)

■ グーグル・カーとは

「グーグル・カー」とも呼ばれる、この自動走行システムは、アメリカのIT企業、グーグルが開発したものです。 トヨタ自動車のハイブリッド車、プリウスを使っていますが、まず目を引くのが屋根の上に置かれた回転式の機器。 実はこれ、レーザーを使って距離を測定し、周囲60メートル以上を立体的に把握する特殊な機械です。 また、バックミラーの近くにビデオカメラが、正面と後部にはセンサーが取り付けられ、歩行者や車を認識して衝突を防ぐ仕組みになっています。

■ 膨大なデータを利用

これだけでは、最新の自動車でも見られる衝突防止装置などとあまり変わりませんが、グーグル・カーの強みは、これまでに収集した膨大な地図データを利用できることです。 グーグルは上空から撮影した航空写真やストリートビューと呼ばれる道路沿いの風景写真など、さまざまな情報を集め、正確な地図データの作成に役立てています。 こうした地図データと車の位置情報を重ね合わせることで、車を目的地まで正確に導くことができるとしています。 さらに、センサーを使って衝突を防ぎ、交通法規に基づいて移動するようプログラミングすることで、車を自動で走行させることができるようになりました。

■ グーグル・カー誕生物語

自動走行車のアイデアは、グーグルがストリートビューのサービスを始めた5年前の2007年に誕生しました。 創業者のラリー・ペイジ氏、今のCEO=最高経営責任者がスタンフォード大学の人工知能研究所を訪れたのがきっかけです。 大学の研究者だったセバスチャン・スラン氏と地図情報を活用した未来の車のアイデアについて話し合ったと言われています。 スラン氏は、18歳のときに親友を自動車事故で亡くしてから、人間のミスによる事故を技術の力で防ぐことができないかと考え、大学で研究を重ねてきました。 その後、スラン氏は、グーグルが未来の技術を研究するプロジェクトのリーダーとなり、自動走行車の開発チームを率いることになります。 実はこのスラン氏、グーグルが最近公表したメガネ型の端末、プロジェクト・グラスの開発のリーダーでもあります。

■ なぜグーグルが車の開発?

グーグルのエリック・シュミット会長は「車は自動で走行するようになる。車がコンピューターより先に発明されたのは間違いだった」と述べ、未来の車は人間が運転しなくてもコンピューターで制御できるようになるという見通しを示しています。 なぜ、グーグルは車に関心を持ち、既存の車の概念を変えるような自動走行車の実用化に挑戦しているのでしょうか。

そもそもグーグルは、高度な検索技術をもとに世界中の情報にどこからでもアクセスできるようにするという壮大なビジョンをもとに事業を進めてきました。 私は2006年にシュミット会長(当時CEO=最高経営責任者)にインタビューしたことがあります。 「グーグルにあなたの情報を預け、検索できるようにすれば、情報を格段に効率的にやりとりできるようになります」と力説していた姿が印象的でした。 その際にグーグルが描いていた未来のビジネスのイメージは、あくまで検索が中心。 文字情報から映像、音声まで検索できる対象を拡張し、パソコンからモバイルに利用シーンを広げていくという戦略でした。 そのときには、よもやグーグルが車の開発に乗り出すとは考えられませんでした。

その後、グーグルは、太陽光発電や風力発電、スマートグリッドや電気自動車など環境や社会インフラの分野に投資対象を広げていきます。 検索できる範囲を増やすための情報収集に飽きたらず、技術の力で既存の仕組みを変えていくという野心的な取り組みです。 今回の自動走行車のプロジェクトは、システムそのものを新しいものに置き換えるという、こうした挑戦の延長線上にあるといえそうです。

■ 実用化に向けて

グーグルは自動走行車の実証実験を、これまで地元のカリフォルニア州で行ってきました。 ただ、従来、自動車はドライバーがハンドルやアクセルを操作するのが当たり前だと考えられてきたためにアメリカ国内では自動走行車を規制したり、許可の条件を定めたりする法律がありませんでした。 こうしたなか、ネバダ州がことし3月、自動走行車の公道での運転を認める法律を全米で初めて施行し、7日、グーグルに対して2人以上が車に乗り込むことを条件に免許を交付しました。 ネバダ州の交通局によりますと、3台のグーグル・カーが、今後、公道で試験走行を始めるということです。

グーグルは、さらに安全性を検証したうえで、将来的にはこの自動走行システムを一般に広く提供したいとしていますが、アメリカのメディアの中には技術的に確立されるのは早くても6年後の2018年になるという見方も出ています。 IT企業が生み出した革新的な技術が、今後、車の概念を変えることになるのか注目されそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0509.html

 

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<グーグル自動走行車(グーグル・カー)ネバダ州で免許取得、公道試験へ> 日本は開発しているのだろうか?」への2件のフィードバック

  1. とてもいい車ですね。日本での視覚障害者のテストドライバーの募集があれば私が応募したいです。ちなみに私は5級視覚障害者です。障害を持つ前は 大型 けん引免許を取得していました。

    • もし募集があったら是非トライしてください。 グーグル・カー、何ためにと最初思いました。 しかし、グーグルの開発のコンセプトを知って感心しました。 テクノロジーの発達は、人の役に立ってこそ意味があると思います。  Hashigozakura by Bunji94.

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