<AIJ・沈黙続ける高橋成子取締役 浅川社長がかばう2つの理由> 二人三脚は15年を超えている、配慮なのか保身なのか?

AIJ投資顧問・浅川和彦社長は参考人質疑、証人喚問でひたすら高橋成子取締役が経理事務が役割だったと強調し、この事件での関与が極めて小さかったがの如く証言し続けた。 なぜか?

配慮か保身か 沈黙続ける女性取締役 AIJ社長がかばう2つの理由
産経 2012.4.28 18:00

AIJ投資顧問(東京都中央区)による年金資産消失問題で、浅川和彦社長(59)の側近、高橋成(しげ)子(こ)取締役(53)が証人喚問に応じず“沈黙”を続けている。高橋氏は一連の不正スキームで年金資産の出し入れを行う実行役で、金融・捜査当局は実態解明のキーマンとの位置づけを崩していない。喚問で浅川社長は高橋氏をかばう発言が目立ったが「核心を曝露されないための防御策」との見方も出ている。

■ 不自然な反論

「事務係をしているだけ。取締役といっても名ばかり。何で(高橋氏が)ここに呼び出されるのか、私には考えが及びません!」

「AIJでも別の会社も全部雑務をやっただけ。経理関係は全て私がやっています」

計4回の参考人招致と証人喚問で、浅川社長が色をなして否定した質問が2つある。1つは浅川社長自身の詐欺の認識。もう1つは高橋氏の「関与」だ。委員長に「聞かれたこと以外に答えないで」とたしなめられるまで反論を続けた。

今後の捜査にも影響する喚問での犯意否定は、金融・捜査当局も織り込み済みだった。一方、過度に高橋氏を守る姿勢に、不自然さを感じた関係者は多い。

■ 二人三脚15年超

浅川社長と高橋氏の「二人三脚」は15年以上に及ぶ。浅川社長は昭和50年に野村証券に入社。平成6年に退社後は外資系証券、国内中堅証券を経て、16年にAIJの前身となる投資顧問会社を買収、社長に就任している。

関係者によると、浅川社長は外資系証券時代、オリンパスの損失隠し事件で逮捕、起訴された中川昭夫被告(61)の部下、高橋氏は中川被告の秘書だった。2人はここで知り合い、浅川社長が会社を替えるたび、数字に強く海外ファンド事情にも明るい高橋氏を引き抜く形で重宝してきた。

一部で「女帝」とも評された高橋氏。だが、高橋氏を知る関係者によると、実態はやや異なる。「性格は控え目で、普段の服装も派手ではない。浅川社長に帯同する時もほとんど口を開かず、物静かな印象」(関係者)という。

営業を担当するアイティーエム証券(ITM)の西村秀昭社長(56)も喚問で高橋氏について、AIJとITMの会議に高橋氏が同席することもあったと証言したが、「居ただけと言っちゃ失礼だが、そんな感じ」と説明した。

だが、浅川社長は高橋氏を愛着を込めて「シゲちゃん」と呼び、常に傍らに置いていた。その理由は、AIJで担ってきた役割の重要性にある。

■ 配慮か保身か

警視庁と証券取引等監視委員会による今後の捜査・調査は平成21年4月以降、AIJが行ってきた「転売スキーム」が詐欺罪にあたるかどうかが焦点となる。「転売スキーム」は自転車操業と同義で、年金基金から集めた委託料を本来のファンド運用に回さず、解約者のファンド持ち分の払い戻しに充てた手口を指す。

資金移動は、浅川社長の支配下にある2つの投資事業組合などを通じて行われていたが、組合からの金の出し入れは高橋氏が一手に担当していた。

【疑惑の濁流】

また、高橋氏は英領バージン諸島にあるファンド管理会社「エイム・インベストメント・アドバイザーズ」(AIA)の取締役でもある。 同社には香港の銀行から実態に即した運用実績が送られてきたが、浅川社長が虚偽の運用実績を作り、高橋氏が書面化していた。こうした「転売スキーム」や運用実績の水増しはいずれも浅川社長が主導、高橋氏が実務を担っており、高橋氏は浅川社長による不正の「すべて」を知りうる立場にいた。

このため、ある金融・捜査関係者は「仮に高橋氏が浅川社長からの指示内容や説明などを詳細に話せば、浅川社長の犯意が裏付けられる可能性がある」と話す。さらに、浅川社長が喚問で高橋氏の関与を否定した理由をこう推測した。

「長年、仕事上の相棒としてきた高橋氏に迷惑をかけたくないという一定の配慮が1つ。もう1つは自らの保身だろう。つまり、全部話してはだめだという高橋氏に対する“圧力”なのではないか」。

別の関係者によると、高橋氏は1月から始まった監視委による検査の際は連日、AIJに出勤していたが、3月23日の強制調査以降、姿を見せなくなった。証人喚問では病気で1カ月の入院治療が必要との診断書を提出。現在も入院中とされている。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120428/crm12042818010001-n1.htm

広告

<AIJ・沈黙続ける高橋成子取締役 浅川社長がかばう2つの理由> 二人三脚は15年を超えている、配慮なのか保身なのか?」への1件のフィードバック

  1. とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中