<北朝鮮・ミサイル発射実験12年4月を追う>(1)「北朝鮮・弾道ミサイルのおさらい」

北朝鮮の「人工衛星の打ち上げ」と称する弾道ミサイルの発射実験がいよいよ迫ってきた。 断片的報道は各社の報道に任せるとして、今回の北朝鮮・ミサイル発射実験を包括的に取り上げてみたい。 先ずは、公開された「衛星発射ロケット」なる“弾道ミサイル”を比較検証し、「北朝鮮・弾道ミサイルのおさらい」をしてみたい。 [最新情報は末尾に掲載]

<北朝鮮・ミサイル発射実験12年4月を追う>(1)「北朝鮮・弾道ミサイルのおさらい」
<北朝鮮・ミサイル発射実験12年4月を追う>(2)「北朝鮮はまた核実験をするのか?」
<北朝鮮・ミサイル発射実験12年4月を追う>(3)「発射失敗、その後どうなってるのか?」 

[関連情報4・15] <北朝鮮・大型弾道ミサイル公開> ICBMと思われる大型の弾道ミサイルが、軍事パレードで初めて公開された…さらなる実射実験をするかも知れない。

北朝鮮は海外メディアに「衛星打ち上げロケット」を4月8日公開した。 場所は平安北道(ピョンアンブクト)・東倉里(トンチャンリ)西海衛星発射場である。

Taepodong「テポドン」とは何か?

テポドンとは北朝鮮の呼び名ではない。 アメリカがそのミサイルの存在を確認した北朝鮮の地名“Taepodong”「大浦洞」(テポドン)からアメリカが付けたコードネームである。 「テポドン1号」は北朝鮮側では“ロケット”として「白頭山1号(ペクトゥサン イルホ)」または「銀河1号(ウンハ イルホ)」と呼ばれている。 「テポドン2号」の改良型と見られ2009年4月に打ち上げられた“ロケット”は、北朝鮮の公式発表では「銀河2号」と呼ばれている。 今回4月発射予告している弾道ミサイルを、北朝鮮は「衛星打ち上げ“ロケット”」とし「銀河3号」と呼称している。 (世界で最も面の皮(ツラのカワ)の厚い国家である。 面の皮の厚さとコピー技術においては世界の最先端を行き、韓国、中国といえども北朝鮮の後塵を拝している。 by Hashgozakura.)

<北朝鮮による過去のミサイル発射実験と今回のミサイル軌道>

■ 北朝鮮・過去のミサイル発射実験

  • 1993年5月29日   北朝鮮は準中距離弾道ミサイル「ノドン1」を日本海に向けて発射実験した。 発射地点は北朝鮮南東部・江原道元山(ウォンサン)。 着弾地点は能登半島北方350km付近と考えられているものの、太平洋に着弾した可能性も後に示唆されている。 なぜか日本・アメリカ両政府は本実験を即座に公表せず、数日後になってから公表した。 本実験の北朝鮮の思惑の一つは、イランに対してミサイルの信頼性を示しノドンと石油の取引を行うことであった。 イランの視察団が実験直前まで発射場にいたとの報道もある。
  • 1998年8月31日   北朝鮮は準中距離弾道ミサイル「テポドン1号」を日本海に向けて発射実験した。 発射地点は北朝鮮咸鏡北道花台郡・舞水端里(ムスダンリ)のミサイル発射施設。 発射されたテポドン1号は津軽海峡付近から日本列島を越えるコースを飛行し、第一段目は日本海に、第二段目は太平洋に落下した。 9月4日、朝鮮中央放送は『人工衛星「光明星1号」を搭載した「白頭山1号(ペクトゥサン イルホ)」ロケットの打ち上げであり、人工衛星の地球周回軌道への投入に成功した』と報道した。
  • 2006年7月5日    2006年7月5日の未明から夕方にかけて、北朝鮮はスカッド、ノドン、テポドン2号の弾道ミサイル計7発を断続的に日本海に向けて発射実験した。 ミサイルはすべて数分後に日本海に着弾。 発射地点は2か所、北朝鮮江原道安辺郡・旗対嶺(キッテリョン、キテリョン)と咸鏡北道花台郡・舞水端里(ムスダンリ)。 発射された3種類のミサイルの内「テポドン2号」は舞水端里(ムスダンリ)から、他のスカッドとノドンは旗対嶺(キッテリョン、キテリョン)からの発射。 この時の発射実験の意図は明確でない。

  • 2009年4月5日    北朝鮮は自称「人工衛星打ち上げロケット銀河2号」、3段式のテポドン2号の改良型弾道ミサイルを東方太平洋に向けて発射実験した。 発射地点は北朝鮮咸鏡北道花台郡・舞水端里(ムスダンリ)のミサイル発射施設。 北朝鮮は3月12日、ロケットが落下する可能性がある地点として1段目は朝鮮半島と日本列島の間の日本海海域、2段目は太平洋を事前通告。 日本政府は日本領域内への落下に備えミサイル防衛による迎撃を検討し、3月27日に防衛大臣から破壊措置命令が発令された。 しかし、レーダーで追尾し日本の領域への被害がないと判断したため迎撃は行われなかった。 北朝鮮は「打ち上げは成功」と繰り返し主張したが、軌道上の物体を監視している北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)は「周回軌道上にそのような衛星はない」と発表した。 人工衛星の打ち上げとしては失敗したとみられている。 発射された弾道ミサイルの呼称は当時、「飛翔体」、「ミサイル」、「人工衛星」、「ロケット」などさまざまであった。 当初「飛翔体」を使用した日本政府は結局「ミサイル」で統一しマスコミもこれに倣(なら)った。

■ 今回のミサイル発射はなぜ舞水端里(ムスダンリ)からではなく東倉里(トンチャンリ)なのか?

過去のミサイル発射実験は東方向に向けて行われている。 テポドンに関しては全て舞水端里からの発射である。 なぜ今回は平安北道(ピョンアンブクト)・東倉里(トンチャンリ)に新たに「西海衛星発射場」を作り南方向に発射するのか? 日本政府内では様々な意見がでているが、時事通信の報道を参照して外務省、防衛省、軍事アナリスト小川和久氏の見方を紹介したい。

  • [外務省]  「米本土に向けて発射すれば、かなり刺激する。北朝鮮はその点を考えている」。外務省幹部は、南向きのミサイル軌道は米国などへの一定の配慮があると指摘する。今回の飛行ルートに関しては、周辺国の領土上空通過を極力避けることで「平和目的の衛星打ち上げ」を印象付ける狙いがあるとの見方が一般的だ。ただ、同幹部は「近くを通る中国にとっては刺激的だ」とも強調する。食料支援をめぐり中朝関係がぎくしゃくする中、中国への何らかの政治的メッセージが込められているとの見立てだ。
  • [防衛省]  「米国への配慮はない」と断言し、軌道よりもミサイルの発射基地に注目する。北朝鮮は過去に利用した日本海側の舞水端里基地ではなく、黄海側に新しく建設された東倉里基地を使うとしており、「東西2カ所からミサイルを撃てることを示したいのだろう」と分析する。 北朝鮮は表向き、「地球観測衛星を打ち上げる」と説明している。ミサイルを南向きに発射するのは、衛星を南極と北極の上空を通る極軌道に乗せようとしているためだ。  極軌道に乗った衛星は、地球の自転を利用して世界全域の上空を通過するため、軍事用の偵察衛星や気象衛星などに使われる。防衛省幹部は「極軌道に乗せるには相当の技術が必要。もし成功した場合は情報収集衛星(の打ち上げ)につながる可能性がある」と警戒する。
  • [軍事アナリスト小川和久氏]  「狙いは二つ。 『平和目的』を強弁し、国際的なイメージをよくするためと、(発射方向を変更して)弾道をそらせば、米本土に届くとアピールするためだ」。

<北朝鮮が保有する長距離ミサイルの種類>

北朝鮮は現在、スカッド(Scud)、ノドン(Nodong)、テポドン1号(Taepodong-1)、テポドン2号(Taepodong-2)の4種類の長距離ミサイルを保有している。

  • スカッド(Scud)   スカッドは旧ソ連が開発したR-11弾道ミサイルとその改良型地対地ミサイルに付けられたNATOコードネームである。 NATOとアメリカ軍はスカッドを次の四種類に分類している(NATOコードネームとDoD番号)―スカッドA(SS-1b)、スカッドB(SS-1c)、スカッドC(SS-1d)、スカッドD(SS-1e)。 スカッドは第二次世界大戦中にドイツが開発したV2ロケットのソ連版拡大コピーであるR-1(SS-1A)を元に製造され、1957年にR-11(SS-1B Scud-A)がソ連陸軍に配備された。 北朝鮮は1976年にエジプトから2基のスカッドBを入手し、*リバースエンジニアリングをおこなって弾道ミサイル技術を習得した。 北朝鮮はスカッドを基にして射程1,000km以上の準中距離弾道ミサイルノドンを開発した。 北朝鮮は以下のスカッドBとCを保有しているものと思われる。 (*リバースエンジニアリングとは簡単に言うと機械を分解したり、再度組立たりして、動作原理や製造方法を調査する手法。  コピー製品に秀でた北朝鮮、中国、韓国が)
  • ノドン(Nodong)   ノドンは北朝鮮が開発した弾道ミサイル、その名称はミサイルが確認された地名からアメリカがつけたコードネーム。 射程約1,000~1,300km といわれ、ほぼ日本全土を射程に収め、配備数は150-320基といわれている。 ノドンは1980年代後半からスカッド・ミサイルを元に開発を開始。1990年代前半には開発完了、1993年5月29日に試射が行われた。 ノドンは1段式の単弾頭移動式弾道ミサイルで燃料は常温保存液体式、ペイロード約0.8t~1.2t、CEP(半数命中半径)は190m~3000m(諸説あり)、発射母体は車両や固定発射施設サイロ。 韓国を攻撃するにはスカッドで十分な為、ノドンの攻撃目標は朝鮮半島で南北の軍事衝突が発生した場合に韓国を救援するであろう在日米軍基地、ならびにそれを支援する自衛隊基地、そして一般市民を目標とした全国市街地だと考えられている。
  • テポドン1号(Taepodong-1)   テポドン1号は射程が1,500km程度と見積もられているため準中距離弾道ミサイル(MRBM)に分類されている、そのミサイルが確認された地名の大浦洞(Taepodong テポドン)からアメリカがつけたコードネームである。 2段式の弾道ミサイルで燃料は液体式、1段目にノドンを、2段目に北朝鮮で開発した改良型スカッドCを使用し、射程は約1500km以上といわれる。 1998年(平成10年)8月31日に咸鏡北道花台郡舞水端里から東へ発射され、津軽海峡付近から日本列島を越えるコースを飛翔した。当初は自衛隊レーダー情報の解析から「着弾」予想地点は秋田県北部(大館市付近)沖とされていたが、後に第1段目は日本海に、第2段目以降は太平洋に落下していたことが判明した。 韓国はスカッド、日本はノドンで十分狙えるため、特にテポドン2号の場合はアメリカが標的の可能性が高い。
  • テポドン2号(Taepodong-2)   テポドン2号は北朝鮮の中距離、あるいは長距離弾道ミサイル。 当初はテポドン1号を発展させたものとされており、アメリカによりテポドン2号と命名された。 現在では、第1段目はノドンを4基束ねたクラスターエンジン、第2段目はソビエト連邦の潜水艦発射弾道ミサイルであるR-27 (SS-N-6)を改良したムスダンを利用したもの、第三段目はよく分かっていないがSS-N-6の姿勢制御用エンジンを利用したとされている。 最大射程は約6000kmでグアムやアラスカなどアメリカ領土の一部も射程におさめると考えられている。 2009年4月5日に舞水端里から発射実験が行われた。 日本が確認したのは発射地点から3100kmまでだったが、弾頭部は4000km以上離れた太平洋上に落下したと見られている。
  • [4・14追加] 北朝鮮のミサイル開発に関しては大陸間弾道弾(ICBM = Intercontinental Ballistic Missile )の開発も疑われているが、4/13のテポドンミサイル発射失敗後このような報道があった。北朝鮮、昨年末からICBM実験か 固体燃料を使用か
    (産経 2012.4.14 17:17)

    韓国のYTNテレビは14日、北朝鮮消息筋の話として、北朝鮮が昨年末から4回にわたり、ミサイル発射施設のある同国北東部の咸鏡北道舞水端里で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)のエンジン燃焼実験を行ったと伝えた。

    実験はミサイルを横に置いた状態で行われた。この状態ではこれまで北朝鮮が使用してきた液体燃料は使えないため、固体燃料が使われたとみられるとしている。

    固体燃料の開発には高い技術が必要だが、成功すれば燃料注入に時間がかからずミサイルの移動も可能になるため、外国が発射の兆候を把握してから攻撃することが難しく、脅威が増すと専門家は指摘している。

    YTNは、このミサイルが「KN-08」と呼ばれていると伝えた。

    http://sankei.jp.msn.com/world/news/120414/kor12041417180010-n1.htm

  • [関連情報4・15] <北朝鮮・大型弾道ミサイル公開> ICBMと思われる大型の弾道ミサイルが、軍事パレードで初めて公開された…さらなる実射実験をするかも知れない。

<では、日本国自衛隊はどのように北朝鮮のミサイルを迎撃するのか?>

ご存じのように田中防衛大臣により「破壊措置命令」が3月30日発令された。 それに伴って自衛隊は部隊を展開してミサイル防衛(MD)システムでの迎撃対応態勢を完了した。 4月9日、田中防衛大臣は「配備の完了」の報告を迎撃ミサイルの部隊などを指揮する航空総隊司令部の斉藤治和・司令官から受けた。

3月26日在日米空軍横田基地に移転したばかりの航空自衛隊・航空総隊司令部は、北朝鮮が人工衛星としている事実上のミサイルを発射し、一部が日本国内に落下する場合に備えて、イージス艦や地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」の部隊などを一元的に指揮する。 航空総隊司令部の庁舎は在日アメリカ軍司令部に隣接していて、その地下1階には日米共同調整所が設けられており、日米のレーダーなどが捉えた情報を表示する大型の画面や関係部隊と連絡を取るための通信機器などが設置されている。 在日米軍と自衛隊が密接に連携して対応できる体制だ。

すでに報道で皆さん承知のことだが、地上配備型の迎撃ミサイル(PAC3、地対空誘導弾パトリオットミサイル)は宮古島、石垣、沖縄本島の2か所、さらに日本本土の陸自・朝霞訓練場(埼玉)、陸自・習志野演習場(千葉)、と東京・市ヶ谷の防衛省に配備された。 また、海上自衛隊のイージス艦3隻、「きりしま」、「ちょうかい」、「みょうこう」が沖縄に近い東シナ海や日本海に展開中である。 自衛隊の北朝鮮ミサイル迎撃態勢の図解するとこのようになるようだ。

指揮する航空総隊司令部の斉藤治和・司令官とはこの人だ。

[追加情報] 韓国・聯合(そうごうれんごう)ニュース「北朝鮮ミサイル」関連をを時系列で追う。 この下に各見出しをリストアップ、記事本文はそのリストの下に掲載。 最上段に最新記事を配列するChlonological Order。

2012/04/13 16:09  <北朝鮮ミサイル 爆発で20以上に空中分解か>
2012/04/13 13:16  <北朝鮮ミサイル 発射から1~2分後に空中爆発>
2012/04/13 13:14  <「光明星3号」の軌道進入失敗認める=朝鮮中央通信>
2012/04/13 12:13  <速報:「光明星3号」の軌道進入 失敗認める=北朝鮮>
2012/04/13 10:05  <北朝鮮ミサイル 「数分後バラバラに」=韓国軍>
2012/04/13 09:28  <北朝鮮ミサイル 全北・群山西方沖に破片落下=韓国軍>
2012/04/13 09:01  <北朝鮮ミサイル発射は失敗か レーダーから消える>
2012/04/13 08:55  <北朝鮮のミサイル 発射数分後に墜落=韓国国防部>
2012/04/13 08:36  <北朝鮮が長距離ミサイル発射 韓国「成功可否を確認中」>
2012/04/13 08:23  <速報:米高官、北朝鮮ミサイル発射「失敗した模様」=CNN>
2012/04/13 08:18  <北朝鮮 長距離ミサイル発射=午前7時39分>
2012/04/13 08:03  <北朝鮮 長距離ミサイル発射=韓国情報当局者>
2012/04/13 07:56  <速報:北朝鮮 長距離ミサイル発射>
2012/04/12 18:19  <北朝鮮ミサイル 点火燃料の注入まだ=14日発射有力>
2012/04/12 17:25    <北朝鮮ミサイル 予告初日の発射は見送り>
2012/04/10 17:16  <朝鮮がロケット発射準備完了「隣国に害はない」>

2012/04/09 13:56  <北朝鮮の「衛星」打ち上げ 一両日中にも燃料注入か>

■ 北朝鮮ミサイル 爆発で20以上に空中分解か
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 16:09 KST)

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が13日に発射した長距離弾道ミサイルは上空で爆発し、2、3段目が3個に、1段目が17個に空中分解していたことが分かった。

韓国政府の消息筋によると、初めに1段目のブースター(噴射装置)が爆発し、最高高度から下降するときに2回目の爆発が起きて2、3段目が空中分解した。また、レーダーで捉えられていないものもあり、ミサイルの残骸は20を超えるとみられるという。

一方、国防部は報道資料を通じ「韓米は北朝鮮の核実験やさらなる挑発の兆候を24時間監視する」と明らかにした。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413004800882.HTML


■ 北朝鮮ミサイル 発射から1~2分後に空中爆発
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 13:16 KST)

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部のシン・ウォンシク政策企画官は13日の会見で、「北朝鮮の東倉里発射基地で午前7時39分に発射された長距離ミサイルは1~2分程度飛行して空中で爆発した。弾道ミサイル実験は失敗した」と明らかにした。

また、ミサイルは白ニョン島上空の151キロ地点から落下を始め、バラバラになったと説明した。ロケットの破片は韓国西部の平沢から群山の西100~150キロメートルの洋上に落ちたようで、現在まで韓国側の被害は確認されていないという。

 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)もこの日声明を通じ、北朝鮮が発射したミサイルは韓国黄海に墜落し、陸地への被害はなかったと発表した。

北朝鮮は午前11時40分現在まで公式発表をしていない。北朝鮮は金正恩(キム・ジョンウン)新体制発足の「祝砲」としてミサイル発射を推進。自信に満ちて外信記者まで平壌に招いたが、失敗に終わり苦境に陥ることになった。北朝鮮は1998年と2009年に「光明星」1、2号を打ち上げた際にも、「軌道進入成功」を主張したが、実際には2回とも失敗した。

北朝鮮のミサイル発射と関連しては、韓国政府はもちろん、国際社会は域内安保を脅かす挑発行為だと強く非難した。外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官はこの日、韓国政府の声明を発表し、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射を「国連安全保障理事会決議1874の明白な違反であり、朝鮮半島と北東アジアの平和・安全を脅かす挑発行為」と批判した。

特に、「韓国政府は、北朝鮮の新指導部が国際社会の発射撤回要求を無視して強行したことを強く糾弾する」としながら、「北朝鮮はこれに対する応分の責任を負うべき」と強調した。

米ホワイトハウスも声明を通じ、「ミサイル発射が失敗したが、今回の挑発行為は地域安保を脅かし、国際法規と約束を違反したもの」と非難し、日本の藤村修官房長官は北朝鮮に対する日本の独自的な追加制裁を検討していると明らかにした。

国連安全保障理事会はこの日午後11時(日本時間)、緊急会議を招集し、北朝鮮のミサイル発射に対する糾弾と追加制裁などの対応策を協議する。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413003400882.HTML


■ 「光明星3号」の軌道進入失敗認める=朝鮮中央通信
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 13:14 KST)

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が13日、衛星「光明星3号」が打ち上げられたが、軌道進入に失敗したと認めた。

朝鮮中央通信はこの日午後12時3分に「初の実用衛星『光明星3号』の打ち上げが13日午前7時38分55秒に平安北道鉄山郡の衛星発射場で行われたが、衛星の軌道進入は成功できなかった」と明らかにした。

また、科学者、技術者、専門家たちが失敗の原因を究明しているという。朝鮮中央テレビもこの日午後12時11分ごろ、緊急報道として朝鮮中央通信の報道内容を伝えた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413003700882.HTML


■ 速報:「光明星3号」の軌道進入 失敗認める=北朝鮮
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 12:13 KST)

速報:「光明星3号」の軌道進入 失敗認める=北朝鮮

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413003500882.HTML


■ 北朝鮮ミサイル 「数分後バラバラに」=韓国軍
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 10:05 KST)

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が13日、国際社会の懸念と非難の中で長距離ミサイルの発射を強行したが、失敗したと把握されている。

北朝鮮はこの日午前7時39分ごろ、平安北道・東倉里のミサイル基地で人工衛星「光明星3号」を搭載したと主張するロケット「銀河3号」を発射した。韓国国防部報道官は、「発射から数分後に空中でバラバラになって墜落したと推定している」と説明。韓米情報当局は現在としては北朝鮮のミサイル発射が失敗したと判断していると伝えた。

 軍高官も「ロケットの破片が、全羅北道・群山の西190~200キロメートルの洋上に落ちたようだ。1段目と2段目が切り離されないまま、そこまで飛翔したものと分析される」と話した。

韓米情報当局は現在、失敗の原因と破片の落下地点などを精密分析している。一方、北朝鮮側は午前9時現在、ミサイル発射と関連するコメントを発表していない。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413002100882.HTML


■ 北朝鮮ミサイル 全北・群山西方沖に破片落下=韓国軍
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 09:28 KST)

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が人工衛星を搭載したと主張する長距離ロケットは13日に発射された後、1段目と2段目が切り離されないまま分解し、全羅北道・群山西方沖に落下したもようだ。

韓国軍関係者は「ロケットの破片が、群山の西190~200キロメートルの洋上に落ちたようだ。1段目と2段目が切り離されないまま、そこまで飛翔したものと分析される」と話した。

ロケット発射直後、韓国軍「世宗大王艦」が最初にロケット発射と軌道を探知、追跡したとされる。韓米の軍当局は現在、北朝鮮のロケット発射が失敗した原因や破片の落下地点などを分析している。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413001900882.HTML


■ 北朝鮮ミサイル発射は失敗か レーダーから消える
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 09:01 KST)

【ソウル聯合ニュース】韓国軍高官は13日、北朝鮮が人工衛星「光明星3号」を搭載したと主張するロケット「銀河3号」の発射が失敗したようだと明らかにした。

ロケットは同日午前7時39分ごろに打ち上げられたが、発射直後に韓米の追跡レーダーから突然消えたため精密分析を行ったという。同高官は「海上に墜落したとみられるが正確な内容を分析中だ」と述べた。ロケットの1~3段目の分離も行われなかったという。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413001200882.HTML


■ 北朝鮮のミサイル 発射数分後に墜落=韓国国防部
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 08:55 KST)

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部報道官は13日、北朝鮮の長距離ミサイル発射と関連し、「発射から数分後に空中でバラバラになって墜落したと推定している」と明らかにした。

また、韓米情報当局は現在としては北朝鮮のミサイル発射が失敗したと判断していると説明。最終確認後に再び発表するとした。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413001000882.HTML


■ 北朝鮮が長距離ミサイル発射 韓国「成功可否を確認中」
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 08:36 KST)

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が13日午前、人工衛星「光明星3号」を搭載したと主張するロケット「銀河3号」を発射したことが確認された。

韓国国防部報道官は会見で、「北朝鮮が午前7時39分ごろ、長距離ミサイルを発射したものと確認された」と明らかにした。発射が成功したかどうか、韓米の情報当局が確認にあたっているという。

情報当局の関係者も「北朝鮮が長距離ロケットを発射した。現在、軌道を追跡中」と話している。

韓国政府は北朝鮮のロケット発射直後、仁川・白リョン島の住民に避難令を出した。

北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会は、ロケットは気象観測用の衛星を軌道に乗せる推進体にすぎないと主張してきたが、韓国や日米など国際社会は長距離ミサイル実験とみなし、発射の中止を求めてきた。

当初、韓国の軍と情報当局は、北朝鮮が14日ごろ発射する可能性が高く、時間帯も大気中の湿気が減る正午ごろになるとみていた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413000800882.HTML


■ 速報:米高官、北朝鮮ミサイル発射「失敗した模様」=CNN
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 08:23 KST)

速報:米高官、北朝鮮ミサイル発射「失敗した模様」=CNN

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413000400882.HTML


■ 北朝鮮 長距離ミサイル発射=午前7時39分
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 08:18 KST)

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が13日午前、衛星「光明星3号」を搭載したと主張するロケット「銀河3号」を発射したことが確認された。

韓国の情報当局者は「北朝鮮が長距離ロケットを発射した。現在軌道を追跡している」と伝えた。北朝鮮はこの日午前7時39分、平安北道・東倉里の発射台から同ロケットを発射したとされる。

北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会は同ロケットが気象観測用の衛星を軌道に乗せる推進体にすぎないと主張してきたが、韓国や日米など国際社会は長距離ミサイル実験とみなし、中止を求めてきた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413000300882.HTML


■ 北朝鮮 長距離ミサイル発射=韓国情報当局者
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 08:03 KST)

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が13日午前、人工衛星「光明星3号」の推進体と主張する長距離ミサイルを発射したことが確認された。

韓国の情報当局者は「北朝鮮が長距離ミサイルを発射した。現在軌道を追跡している」と伝えた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413000200882.HTML


■ 速報:北朝鮮 長距離ミサイル発射
(韓国・聯合ニュース 2012/04/13 07:56 KST)

速報:北朝鮮 長距離ミサイル発射

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04/13/0300000000AJP20120413000100882.HTML


■ 北朝鮮ミサイル 点火燃料の注入まだ=14日発射有力
(韓国・聯合ニュース 2012/04/12 18:19 KST)

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が「衛星打ち上げ」名目で予告している長距離弾道ミサイルの発射について、12日現在、衛星を発射するための点火用燃料の注入が終わっていないことが分かった。韓国政府の消息筋が明らかにした。

この消息筋は、ミサイル推進体への燃料注入は11日に終わったが、点火用燃料(始動燃料)の注入が済んでいないとした上で、「始動燃料は発射の1日前に注入される」と述べた。13日に点火用燃料を注入し、14日に打ち上げられると予想した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/04/12/0200000000AJP20120412004300882.HTML


■ 北朝鮮ミサイル 予告初日の発射は見送り
(韓国・聯合ニュース 2012/04/12 17:25 KST)

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が「衛星打ち上げ」名目で予告している長距離弾道ミサイルの発射期間(12~16日)初日を迎えた12日、実施時間帯となる午前7時から正午(日本時間同)までに発射は行われなかった。韓国政府当局者が伝えた。

当局者は「気象状況や政治日程を考えると、14日に発射する可能性が高いとの見方が多い。だが、発射には政治日程より気象状況が重要なため、いつでも発射の可能性はある」と説明した。

北朝鮮は13日に国会に相当する最高人民会議を開き、15日には故金日成(キム・イルソン)主席の生誕100周年を祝う大規模パレードを予定しているため、専門家らは14日午前の発射が有力とみている。

気象庁によると、発射場がある平安北道鉄山郡東倉里は13、14日ともにおおむね晴れで、風も強くないという。

北朝鮮が打ち上げロケットに注入した液体燃料は推進力を高める酸化剤を多く含んでおり、3~4日ほどでロケット内部を腐食させる可能性があるため、遅くとも14日までに発射せざるを得ない見通しだ。発射時間帯は、大気中の湿気が少なくなる正午ごろが有力とされる。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/04/12/0200000000AJP20120412003800882.HTML


■ 北朝鮮がロケット発射準備完了「隣国に害はない」
(韓国・聯合ニュース 2012/04/10 17:16 KST)

【ソウル聯合ニュース】 北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会のリュ・グムチョル副所長は10日、平壌で外信記者向けに会見し、実質的な長距離弾道ミサイルの発射となる衛星「光明星3号」の打ち上げ準備を全て完了したと明らかにした。AP通信などが平壌発で報じた。

リュ副所長は、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕100周年(4月15日)を記念する行事の一環として、予定通り12日から16日の間に打ち上げると重ねて表明した。

また、光明星3号は地球観測に向けた平和目的の衛星だとし、衛星を搭載した1段目、2段目のロケットは予定された地点に落下すると主張。衛星の打ち上げは北朝鮮の宇宙探査プログラムを平和的に発展させていくためのものだと述べ、「打ち上げで隣国に害を与えることはない」と強調した。

落下地点については、1段目ロケットはフィリピンの陸地から160キロ、2段目ロケットは190キロ離れた海域にそれぞれ落下するとし、「弾道などに問題が生じた場合、ロケットは自爆するよう設計されている」と説明した。

リュ副所長は特に「衛星の打ち上げがミサイル実験を隠ぺいするためだという非難は話にならない」と、国際社会の批判に反論した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04  /10/0300000000AJP20120410003500882.HTML


■ 北朝鮮の「衛星」打ち上げ 一両日中にも燃料注入か
(韓国・聯合ニュース 2012/04/09 13:56 KST)

【ソウル聯合ニュース】 北朝鮮が一両日中にも、長距離弾道ミサイル発射とみられる衛星「光明星3号」の打ち上げに向け、衛星を載せるロケット「銀河3号」の燃料注入に入る見通しであることが分かった。

韓国政府当局者は9日、聯合ニュースの電話取材に対し、「北朝鮮はロケットを3段目まで発射台に設置した。燃料注入作業だけが残っている。燃料注入に2~3日かかることを勘案すると、一両日中に燃料注入を始めるとみられる」と述べた。

また別の韓国政府関係者は、北朝鮮がロケットを発射する時期について、当日の天気が打ち上げを左右する要素になるとした上で、「発射日は北朝鮮が決めるだろうが、15日に迎える金日成(キム・イルソン)主席の100回目の誕生日前になる可能性が高い」との見方を示した。

韓国政府は、北朝鮮がロケットの取材を希望する海外メディアに対し12日までに平壌入りするよう通知したことや主要行事の日程などを考慮すると、打ち上げ日は13~14日が最も有力だとみているという。

実際、北朝鮮は11日の朝鮮労働党代表者会をはじめ、13日の最高人民会議で新指導者の金正恩(キム・ジョンウン)氏に公式的な地位を与え、15日の金主席の誕生日には「強盛大国元年」を宣布する計画だ。

また、北朝鮮が咸鏡北道吉州郡豊渓里の核実験場で3度目の核実験を準備しているとされる中、韓国政府は北朝鮮が高濃縮ウランを利用した核実験を行う可能性についても注視している。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2012/04 /09/0300000000AJP20120409001600882.HTML

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