<AIJ衆院財務金融委・証人喚問> 高橋成子取締役員は何を話すだろうか?

今年2月28日に楢崎 弥之助(ならざき やのすけ)氏が91歳で亡くなった。 楢崎氏は旧社会の衆院議員時代から「国会の爆弾男」と名をはせ、ロッキード事件やリクルート事件など数々の疑惑を暴いた。 いろいろ物議を呼ぶ人であったのは事実であるが、国会での鋭い追求とその迫力を私は非常に懐かしくてしょうがない。 AIJ年金消失問題での参院ならびに衆院の参考人質疑をでの国会議員達の勉強不足、準備不足、追求の甘さ、まるで気の抜けたビール…いわゆる「馬のションベン」だ。 若い人には「馬のションベン」の例えが分からないかも知れないが。

今の議員に「楢崎 弥之助」はいないのか! たとえ偽証罪の問える証人喚問といえども、質疑する方が「馬のションベン」議員達ではやる前から結果がしれているというものだ。 したたかに逃げまわるAIJ浅川和彦社長、自分たちは被害者だと言って憚(はばか)らないアイティーエム証券社長・西村秀昭社長と社会保険庁OBで東京年金経済研究所代表・石山勲氏が再登場し、さらに今回はAIJ・高橋成子取締役も証人喚問に呼ばれたわけだ。

高橋成子取締役は、浅川社長が野村証券をやめて外資系の米ペイン・ウェーバーで働いていたころに知り合い、浅川社長が一吉証券に移った時には彼の秘書として一吉証券で一緒に働いていた。 浅川氏が会社を起こした時にその役員となり、AIJだけでなく疑惑のペーパー・カンパニー(AIM Investment Advisory Ltd、エイム・インベストメント・アドバイザリー)の役員も兼務している。 されらに、彼女は石山勲氏の東京年金経済研究所の役員も兼務して、石山勲氏の実印を管理して実質的に東京年金経済研究所の実権を握っていたわけだ。

高橋成子取締役が何を証言するかは質疑する議員達しだいだ。 13日の証人喚問まで後6日ある、よく資料にあたり下準備をきちんとして、勉強もしないでただ声を張り上げるパフォーマンスはやめて、事実を引き出して欲しいものだ。 過去3回の参考人質疑のテイタラクを繰り返すならば、今の国会議員は本当にバカしかいないことになる。 国民はそう思い始めている。 [追記4月10日.。 高橋成子取締役は体調不良を理由に衆院証人喚問出席拒否するするようだ、末尾の追加情報参照。]

それにしても、もう一人のAIJ役員、浅川社長と同じ野村OBの松木新平取締役は過去の参考人質疑でも今の証人喚問でも名前があがってこない。 なぜなのか? 不思議でしかたがないのはわたしだけだろうか。

さて、日刊ゲンダイのこの記事は読んだだろうか。 まあ、日刊ゲンダイだから、それなりに間引きして読んだ方がいいが…

AIJ「女帝」はどこまで話すか
(日刊ゲンダイ 2012年4月5日)

<高額報酬は“口止め料”?>

ついにAIJ投資顧問の“女帝”高橋成子取締役(52)が、4月13日、国会に証人喚問されることが決まった。
AIJの浅川和彦社長(59)の“右腕”とされる高橋取締役は、これまで体調不良を理由に参考人招致への出席を拒んできたが、強制力のある証人喚問は、出席を断れない。

経理を一人で担当していた高橋取締役は、虚偽運用の中身について、すべて知っているという。

「マスコミは女帝などと書いていますが、高橋さんは、どちらかといえば地味なタイプ。独身だからパッと見は若く見え、小奇麗な格好をしているが、一昔前のOLといった感じです。ただワンマンの浅川社長も、彼女には頭が上がらなかった。社員の給料とか自分で使えるカネとか、全部彼女の差配だった。浅川社長は『それだと高橋さんに怒られちゃうんだよね』と口にし、彼女を“シゲちゃん”と呼んでいた。ふたりは“タメ口”でしたね。でも、過去は知らないが、彼女は愛人じゃない。ビジネスパートナーです」(関係者)

高橋取締役は、浅川社長の指示に従って、虚偽の運用報告書を作っていたとされる。役員報酬は月額350万円。高額の報酬は、口止め料の意味もあったらしい。

出身は東京。首都圏の大学を卒業した後、量販店に勤め、その後、外資系の証券会社に転職、そこで浅川社長と知り合ったという。浅川社長は、よほど気に入ったのか、外資系証券会社から一吉証券に移る時、彼女を一緒に連れていっている。AIJの実態を知っている彼女は、いったいどこまで話すのか。

「もともと野村証券の営業マンだった浅川社長は、口八丁手八丁、参考人招致でも『最初から騙(だま)すつもりはありません』と強気の姿勢を崩さなかったが、高橋さんは事務員上がりの普通の女性です。精神的に強くない。国会に呼ばれたら、洗いざらいしゃべってしまうのではないか。高橋さんの親族と2月下旬に会ったのですが、まさか彼女が事件に関わっているとは夢にも思っていなかったようです。正月など年に数回、実家に帰ってくるとのことでしたが、どんな仕事をしているか詳しく知らされていなかった。日本と香港を行き来していると聞いていたようです」(事情通)

経理担当だった彼女は、「年金基金」に天下った社保庁OBたちが、浅川社長からどんな接待を受けていたかも把握している。ビビっている連中も多いのではないか。

http://gendai.net/articles/view/syakai/135986

[追加情報]

4月9日23:28、TBS News i は「高橋成子役員が体調不良を理由に衆院証人喚問を拒否する」旨のニュースを配信した。 衆参両院の参考人質疑を体調不良で欠席しのだからある低程度は予想されたことだったが..  ただし、この衆院証人喚問出席拒否のニュースは今のところTBSしか報道していない?  何分にもTBSだから勇み足かもしれない。 以下その記事。

AIJ「右腕」、証人喚問出席を拒否
(TBS Newsi 4月9日23:28)


年金資産を消失させたAIJ投資顧問の女性取締役が、国会での証人喚問への出席を拒否していることが明らかになりました。

この女性取締役は、浅川社長の右腕とされる高橋成子氏で、13日に予定されている証人喚問について、「体調不良」を理由に出席を拒否する意向を伝えてきたことが関係者への取材で明らかになりました。

高橋氏は、運用状況の虚偽報告などに深く関与してきたとされていますが、先に衆参で行われた参考人質疑も体調不良を理由に出席を拒否していました。

ただ、証人喚問は出席に強制力があるため、衆議院の財務金融委員会では医師の診断書が届き次第、内容を確認した上で対応を協議することにしています。

http://news.tbs.co.jp/20120409/newseye/tbs_newseye4999846.html

[追加記事]  高橋成子取締役がもし出て来ないことになれば衆院の証人喚問も茶番の繰り返しになりかねない、松木新平取締役には声も掛かっていないわけだし。 日刊ゲンダイ電子版4月8日はこんな記事を掲載していた。

証人喚問 AIJ浅川社長余裕シャクシャク
(日刊ゲンダイ 2012年4月7日)

 2000億円の年金資産をパーにしたAIJの浅川和彦社長(59)ら4人に対する国会の証人喚問が来週13日に開かれる。参考人質疑では「騙(だま)すつもりはない」とノラリクラリだった浅川社長だが、証人喚問でウソをつけば偽証罪に問われる。さすがに今度はビビっているのではないかと思いきや、どうも違うらしい。代理人弁護士と入念な打ち合わせを重ね、余裕シャクシャクというのである。

浅川社長の代理人を務めるのは、高橋省弁護士(61)。参考人質疑で浅川社長の後方にピタリ寄り添い、鋭い視線を送っていた人物だ。

「浅川社長が参考人質疑で一貫して主張していたのは詐欺の否定です。損失が単なる運用の失敗なら犯意を問えない。だから『運用報告書にウソを書いたが騙していない』というハチャメチャな答弁になったのです。浅川社長が強気の姿勢を崩さなかったのは、高橋弁護士と綿密な想定問答を考えていたためと思います」(経済ジャーナリスト)

浅川社長の“守護神”ともいえる高橋弁護士とはどんな人物なのか。

「小樽市出身で中学途中で上京。都内の私大法学部を卒業し、79年に司法試験に合格。82年に弁護士登録し、数年後に渡米。ロースクールやシカゴの法律事務所で研修したヤリ手です」(事情通)

高橋弁護士の事務所に浅川社長の代理人を引き受けた理由を尋ねたが「終日不在。用件は伝える」と言うのみだった。

“守護神”同伴で証人喚問に出てくる浅川社長に対し、国会議員がどこまで切り込めるのか。新たな事実や疑惑は浮上するのか。 大いに注目である。

http://gendai.net/articles/view/syakai/136048

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