<東日本大震災秘話> 震災直後、輸送手段なく山積みになる医薬品。一人の日本人女性医師が米軍を動かし被災地医薬品輸送を成し遂げた。 知られざる女性医師の奮闘…(MS産経より)

こういう話があったのか、東日本大震災1年でないと出てこない秘話か? 他社はこういう記事を書いてくれない、軍事に強いMSN産経でないと書かないな… とにかくクリップ。 有井麻矢医師、スゴイ。 なでしこジャパンといい日本は女で持ってる。 草食系の男たちよ、肉を食べなさい! 出生率が下がるのもそこに原因がある。 ともかく、これは東日本大震災被災地への医薬品輸送達成のため、米軍相手に堪能な英語を駆使して孤軍奮闘した有井麻矢(ありい・まや)医師の今明かされるProject Xなのだ。

(追記。 3月18日いちにちでこのブログ記事は6千以上のアクセスがありました。 感謝を込めて、3/19、「有井麻矢医師・東日本大震災、米軍と孤軍奮闘―医薬品輸送(スライド版)」を追加しました。 タイトルがリンクに名ています、クリックでアクセスできます。 よろしければそちらもどうぞ  /(-_-)。 )

医薬品輸送、女性医師が米軍を動かした
(産経 2012.3.17 21:23)

東日本大震災では米軍による支援活動「トモダチ作戦」が大きな成果を上げたが、その先駆けが被災地への医薬品の輸送だったことはあまり知られていない。東京・本駒込の日本医師会(日医)に医薬品が集まるめどが立ったのに、輸送手段が見つからない。厳しい局面で機転を利かし、米軍に直接交渉したのは、米ハーバード大学の人道支援組織の一員として派遣された有井麻矢(ありい・まや)医師(31)だった。(河合雅司)


震災発生から1週間もたたない昨年3月16日。被災地から「医薬品が足りない」との声が日医に相次いでいた。製薬各社の協力で確保できたが、問題は膨大な量をどう迅速に運ぶかだった。期待した航空自衛隊から色よい回答を得られず、落胆が広がった。

「米軍に協力要請できるかもしれません」。声を上げたのは、たまたま居合わせた有井だった。

当時、米エール大学に所属していた有井が、人道支援組織「ハーバード・ヒュマニタリアン・イニシアティブ」のメンバーとして一時帰国したのは前日の15日だ。初対面の有井の提案を日医幹部は即座に受け入れた。

有井は「絶対に成功させよう」と腹をくくった。

米国を出発する前にエール、ハーバード両大学の同僚らから紹介された人々に電話やメールを送り続け、18日未明、米国大使館から返事が来た。交渉の末、米軍機による輸送は19日と決まった。

■ 米軍も活躍の場を求めていたが…寝耳に水の事態発生

「アリガトウ」。連絡を取り合っていた米軍担当者からの言葉に有井は戸惑った。自分たちが頼んでいるのに、なぜ感謝されるのか。医薬品輸送は大震災発生後、横田基地からの支援としては初めての大型作戦だった。米軍も活躍の場を求めていたのだと感じた。

アクシデントが起きたのは輸送前日だった。横田基地からのメールには「USAID(米国際開発局)が最終的に承認しなければ、われわれは動けない」とあった。輸送要請の申請書を記入してほしいという。寝耳に水だった。急ぐしかない。夢中で書類を書き、1時間後にゴーサインが出た。

出発当日の朝、米軍と最終連絡を取っていた有井に母親から電話が入った。祖母が亡くなった知らせだった。輸送機には英語が堪能な有井が1人同乗することになっている。「しっかりしなければ」。5分ほど一人、トイレで泣いた。

集まった医薬品8・5トンは、横田基地までパトカーが先導した。横田基地でも特別扱いだった。ゲートはノーチェック。荷降ろし、梱包(こんぽう)、輸送機に積み込む作業にはさまざまな部署から何十人もが駆けつけた。

「私たちはオバマ大統領に日本の人道支援のためにと集められたチーム。人命を助ける作戦に参加できてよかったです」と口々に語った。米軍兵士の表情は誇りに満ちていた。

■ 緊迫感の仙台空港…闇で離陸できず そこへ自衛隊が登場

輸送機は岩手県の花巻空港に無事降り立った。しかし、次に向かった仙台空港は闇に包まれ着陸できない。管制塔とのやりとりが緊迫感を増す中、誘導の明かりがともった。自衛隊だった。自衛隊は降ろされた医薬品を被災地に陸送する任務も引き受けた。

数日後、有井の姿は宮城県気仙沼市の被災地にあった。そこには医薬品だけでなく、食料や水、トイレが足りず、プライバシーが確保できていない避難所が広がっていた。

当時を振り返って、有井はこう語る。「災害医療では、医療や薬だけでなく、公衆衛生を含めて現地ニーズを迅速に把握し、対応できる協力体制が必要。知識とトレーニング、そして行政との連携が重要です」(敬称略)

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120317/plc12031721250013-n1.htm

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有井麻矢(ありい・まや) ハーバード大救急科医師。専門は国際救急。慶応大医学部卒業後、慶応大病院、エール大病院などに勤務。神奈川県出身。
(以上は産経記事末尾より参照)
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* 慶応義塾大学病院救急課/慶應義塾大学医学部救急医学教室 (Department of Emergency and Critical Care Medicine Keio University Hospital) HPの指導医・研修医のページ情報によると、有井麻矢・医師は現在――

役職 – 助教専修医、専門分野 – 救急医学、研修プログラム – 北米型救急医(Emergency Physician)プログラム、米国Yale University出向留学中

http://web.sc.itc.keio.ac.jp/keioed/staff.htm

*  日本医師会の三上裕司(みかみ ひろし)常任理事は東日本大震災の支援活動の定例記者会見(2011年3月23日)「東北地方太平洋沖地震に対するこれまでの日医の対応―医療用医薬品の支援について」の中で「医薬品を米軍機で岩手、宮城に空輸」の詳細説明を行っています。 ボランティアとして参加していた有井麻矢医師(イェール大学医学部救急科チーフ・レジデント)のこの件での役割と活動も具体的に説明しています。 その会見内容は日本医事新報社のウェブページ http://www.jmedj.co.jp/c/kaiken0323-iyaku で読むことができます。

(リンク切れの用心に念のためキャプチャー画像を掲載しておきます。 クリックで拡大。)

厚生労働省、第2回 災害医療等のあり方に関する検討会のウェブページ http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001khc1.html には<配布資料>資料3 東日本大震災におけるJMAT活動について(PDF)が掲示されています。 そのスライドのぺーじ21、24~26には米軍と連携してやたこの記事の「衣料品の搬送」のことが書いてます。
有井麻矢医師(イェール大学医学部救急科チーフレジデント)の名前が出てきてます。 スライドページ25~26では積み荷の荷降ろしや、輸送機に積む準備をしている写真が挿入されておりそのときの状況がひじょうに分かり易い内容となっています。 PDFの直リンク http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001khc1-att/2r9852000001khkq.pdf

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* ハーバード・ヒュマニタリアン・イニシアティブ (HHI = Harvard Humanitaiann Initiative)  ハーバード大学とその傘下の35の教育・研究・医療機関によって構成されている人道支援組織。 1999年設立。  http://hhi.harvard.edu/

* 米国国際開発庁 (USAID = US Agency for International Development)
産経の記事では「開発局」となっていますが「Agency」なので米国官庁の序列に従えば「開発庁」が正式名でしょう。USAIDは1961年に設置されたアメリカ合衆国のほぼすべての非軍事の海外援助を行う政府組織であり、国務省の監督下にある(かつては米大統領直轄)。 非軍事援助とはいえUSAIDと軍は密接な協力関係にある。 http://www.usaid.gov/

* 在日米軍横田基地 (Yokota Air Base, Japan)  http://www.yokota.af.mil/

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以下に埋め込んだ動画は、米空軍のボーイングC-17Aグローブマスター3が、東日本大震災の被災地への救援物資を積んで横田基地から仙台空港に飛来し、物資を下ろしたあと離陸するところです。 平成23年3月27日、宮城県名取市で撮影。 記事の医薬品輸送の一週間後ですので、当時の仙台空港や輸送機の状況はこういう感じだったかも……

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