3月9日公開の原子力災害対策本部会議の議事概要はどこにある? ここにある!

東日本大震災に対処する会議の議事録がなかった問題で、政府は9日、福島第1原子力発電所の事故を受けた原子力災害対策本部などの議事概要を公表した。 福島第1原発事故への対応や避難区域の設定など、政府の意思決定を担った原子力災害対策本部の「議事概要」が震災から1年を目前にようやく公表された。

ナントいう遅さだ。

議事概要は、発言内容の要旨を箇条書きで羅列するだけで、発言者が特定できていないケースも多々見られる。 政府の意思決定が、どのような議論に基づいて判断されたか、不明な点を多い。

公開されたのは「第1回 3月11日午後7時3分~同22分」から「第23回・12月26日午後4時10分~同50分」までの「議事概要」と「配布資料」。

なぜか日本のメディアはウエッブのどこで公開されているかという公開場所・情報を伝えない、何時もの事だが。 ここが情報公開の進んでいるアメリカだと紙面版・電子版を問わず多くの場合記事にURLを表示するなりリンクを付けるなりしている。

日本の報道機関の遅れている事といったら、政府といい勝負ではないか。 イノベーション無き組織は衰退するゾ! アッ、もう衰退しているか~。

ということで、ブログ有志がアチコチで情報を補完する活動をしているのだろう。  とにかく、公開された原子力災害対策本部の議事概要はどこにあるのか? その場所は首相官邸HPで、そこが入口となっている。 http://www.kantei.go.jp/ へ行き、スクロールダウンして右側の下の方に「最新 原子力災害対策本部」というのがある。 それをクリックすればいい。 HPはちょっとゴチャゴチャしていて分かり難いのでスクリーンショットで図解しよう。


上図のように「最新 原子力災害対策本部」をクリックすると以下ショットのようなページへ行く。 そこに各会議がリストアップされており、PDFへのリンクが貼られている。 後はクリックして読んでみよう。

ちなみに、「原子力災害対策本部会議の議事概要、配布資料」公開ページへの直リンクは http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/

この方法の他にアクセスする方法は「経産省」経由となる。 経産省HP http://www.meti.go.jp/index.html へ行き「新着情報」のタブをクリックすると「原子力災害対策本部等の議事内容の記録の整備(3月9日)」というのが掲載されている。 それをクリックすると「原子力災害対策本部等の議事内容の記録の整備(PDF形式:106KB)」へのリンクが発表資料名のところに出ている。 直リンクは http://www.meti.go.jp/press/2011/03/20120309002/20120309002.pdf このPDF文書の中に「議事概要」へのリンクが書かれている。 本当に分かり難いね~。

◇(実はこのブログ記事は書きかけなのだ。 この後に、原子力災害対策本部の議事概要の要旨を各会議ごとにリストアップして各PDFの直リンクを貼ろうと思ってる。 さて、これからやってみよう…..)

■ 2012年3月9日に公開された原子力災害対策本部の議事概要の要旨、原文画像とリンク

【第1回 平成23年3月11日 午後7時3分~同22分】

菅直人首相が東京電力福島第1原発について原子力緊急事態宣言を発令。津波で原子炉冷却用の非常用ディーゼル発電機が動かず、8時間を超えればメルトダウンの可能性があることが説明された。

海江田万里経済産業相「10キロ範囲の人をどこかの時点で避難させる必要があるかもしれない」

北沢俊美防衛相「米軍の支援の申し出があった。発電機は何機あればいいのか。照明も必要」

菅首相「経産相の下、避難対応を進めてほしい」

海江田経産相「道路状態が悪い」

松本龍防災相「官邸に情報が入っていない」

議事概要PDF http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/pdf/gensai_gaiyo_01.pdf
配布資料 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/dai1/index.html

【第2回 平成23年3月12日 午前9時15分~同34分】

海江田経産相「第1原発の原子炉格納容器の圧力が高まっている恐れがあり、内部の圧力を放出する予定」

議事概要PDF http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/pdf/gensai_gaiyo_02.pdf
配布資料 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/dai2/index.html

【第3回 平成23年3月12日 午後0時8分~同41分】

海江田経産相「1号機でベント作業を開始したが、放射線量が高く近づけない弁もある」

菅首相「楽観はできない」

玄葉光一郎国家戦略担当相メルトダウンの可能性がある。避難地域は10キロでいいのか。考え直す必要はないのか

    

議事概要PDF  http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/pdf/gensai_gaiyo_03.pdf
配布資料  http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/dai3/index.html

【第4回 平成23年3月12日 午後10時5分~同28分】

菅首相「1号機に海水を注入。異例だが有効な措置がスタートした」

海江田経産相「1号機で爆発音と白煙を確認。放射線量が上昇したが、必ずしも直ちに危険な水準ではない」

玄葉国家戦略相「最悪の事態想定を」

菅首相「チェルノブイリ型はありえるのか。スリーマイルのようなメルトダウンがありえるのか」

    

議事概要PDF  http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/pdf/gensai_gaiyo_04.pdf
配布資料  http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/dai4/index.html

【第5回 平成23年3月13日 午前10時4分~同20分】

菅首相「自治体の中には自治体機能が失われたところもある。県、場合によっては国が直接対応していく。私自身もこの問題では陣頭指揮を執って経産相や関係機関と努力する」

海江田経産相「1号機の建屋で爆発が生じたが、原子炉に深刻な破損はない」

    

議事概要PDF  http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/pdf/gensai_gaiyo_05.pdf
配布資料  http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/dai5/index.html

【第6回 平成23年3月13日 午後9時35分~同39分】

菅首相「3日目の夜だ。全軍が頑張っていることに感謝する。突然の停電は生活・経済に最も悪い。計画的な停電を進める。この地震、津波、原発の問題は戦後におけるわが国の最大の危機。必ず国民の力で越えられるし、越えた時はこれまで以上にきずなが深まった良い社会になる」

海江田経産相「3号機の原子炉建屋に水素が滞留している可能性」

【第7回 平成23年3月14日 午前9時53分~同10時16分】

海江田経産相「今朝時点で20キロ圏内の避難がほぼ終了した」

菅首相「(避難範囲を)20キロを超えて設定するのは最悪の事態で、20キロで十分というのが専門家の一致した見方」

玄葉国家戦略相「違う専門家の意見もある」

【第8回 平成23年3月15日 午後0時53分~同1時14分】

菅首相「東電との統合本部を設置した」

片山善博総務相「実務のリーダーは誰か。実務オペレーションの統率がとれていない」

菅首相「(東電との)やりとりの歯車がまだうまく回っていない」

【第9回 平成23年3月16日 午後4時40分~同55分】

海江田経産相「周辺の放射線濃度は上昇し、一部には非常に高い数値も観測」

菅首相「(第1原発から)撤退なんてありえない。量から言うとチェルノブイリよりも多い物質がさらされることになる」

【第10回 平成23年3月17日 午後6時13分~同25分】

大畠章宏国土交通相「外国人が一斉に日本から退出している」

細川律夫厚生労働相「福島県の住民が多数、他県に移動している。本日、(全国)知事会事務局から当省に『避難者に万全の対応を』と連絡があり」

玄葉国家戦略相「これは戦争だ。勝つか負けるかだ。既に局地戦では負けているが、これから先、いかに負けを少なくするかだ」

【第11回 平成23年3月21日 午後4時3分~同42分】

松本剛明外相「国際報道は一元化してやっていく」

北沢防衛相「郡山に28台の車両が放置され、自衛隊に処理するようにとの指示があったようだ。『後始末は防衛省』では困る」

【第12回 平成23年3月31日 午後6時47分~同7時12分】

菅首相「フランスのサルコジ大統領と意見交換をした。事故を二度と起こさないための共通の経験として生かしたい」

野田佳彦財務相「東電国有化の報道が出ているが、マーケットに影響が出る。発言は控えるべきだ」

松本外相「諸外国の反応について。風評被害が大きい」

【第13回・4月11日午後2時45分~同3時3分】

菅首相「震災から1カ月。賠償について一義的に東電が行うべきだ。政府も万全を期す」

海江田経産相「高濃度汚染水が海に漏洩。低濃度の放射性物質を含む水を海に放出することとした。関係者への事前通報に関して問題があると考えており、遺憾」

【第14回 平成23年5月6日 午前10時16分~同11時33分】

松本防災相「被災者の受け入れをしている山形県などの自治体にお礼や励ましをしてほしい」

玄葉国家戦略相「学校の校庭の問題が深刻。若い親を中心にストレスを感じている。説明の仕方が大事」

片山総務相「浪江町はナミエマチと読むのが慣例。皆さんは読み方に注意してもらいたい」

枝野幸男官房長官「秘書官の方々は市町村名にふりがなをふるなど注意してほしい」

【第23回 平成23年12月26日 午後4時10分~同50分】

野田佳彦首相「事故発生から9カ月を経ても多くの住民が長く困難な避難生活に耐えている」

一川保夫防衛相「原子力災害の自衛隊部隊派遣を終了する。自衛隊の昼夜を分かたぬ尽力に謝意を表する」

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