<日本のソフトパワー もっともっと戦える> Superdry、ビールではない英国の洋服屋の話。 セコム英国法人、この10年で売り上げ倍増。

朝日3月4日6面に載っていた「波聞風問」(はもんふうもん)というコラム記事だが、なかなかいい記事だった。 ヨーローッパ総局員の有田哲文(ありた てつふみ)記者の執筆。

<日本のソフトパワー もっともっと戦える>

世界の若者向けファッションで、日本語のちょっとしたブームが起きている。

英国の小さな洋服屋が始めたブランド「スーパードライ」が巻き起こした。直訳、というのもはばかられるおかしな日本語「極度乾燥(しな
さい)」の文字が、派手な色づかいのトレーナーやTシャツに躍る。もちろんビールの銘柄とは何の関係もない。「手は最製造所」「最た高準も度」というのもある。もはや何から訳そうとしたのかも分からない。

しかし、これが受けている。ブランド誕生の2003年から売り上げをどんどん伸ばし、ここ4年で10倍に。欧州はもちろん、米国やアジア、中東など40ヵ国に店を構えるまでになった。

国際担当幹部のテオ・カルパシオス氏は「日本の芸術や文字に魅了されたデザイナーが手がけた。それが、かっこいいと受け入れられた」。社員に日本人はいない。変な日本語なのは分かっているが、それもユーモアだという。

最近はまねをする会社が後を絶たず、裁判に訴えて撃退中だ。米スポーツ用品大手ナイキは、カタカナで「ナイキ」と書いた靴を扱うようになった。

マンガ、アニメ、Jポップ。和製サブカルチャーは世界ヘ浸透した。その一つの帰結が「日本語、かっこいい」なのだろう。しゃくなのは、英国の会社においしいところを持っていかれたことだ。

ついこの間まで、日本ビジネスの強みは誰が何といおうと、家電や自動車といったハードだった。もちろん今でも強い。しかし、欧州の家電売り揚で幅をきかせているのは韓国ブランドだ。韓国車の攻勢も激しい。

ただ、ハード以外でも、日本はまだまだ輝く余地があるのではないか。

たとえば、警備大手セコムの英国法人。この10年で売り上げを倍増させた。薬局チェーン、コーヒーチェーン、そして大手銀行などの仕事を地元企業から奪っていった。

夜の事務所で警報機が鳴ったら、客に電話するだけでなく従業員がかけつける。装置に不具合があれば、すぐに行って直す。客にしかられたら、きちんと謝る――。現地の従業員を鍛え上げ、料金は少し高いが頼れる会社という評判を打ち立てた。

社長の竹澤稔氏は言う。「まだ日本の水準には達していないが、それでもここまで来た。日本人にとって当たり前だと思われていることができれば、日本のサービス業は競争力がある」

成功例はまだ多くはない。しかし、日本のソフトパワーは、もっと戦えるのではないか。何が世界に通用するのかを見極め、海外に持ち出すことができるかにかかっている。(ロンドン)

この記事を読んでから試しに「Superdry」でググってみたら、イギリスのwww.superdry.com がトップ・ヒットした。 クリックして見るとホームページに「Superdry. 極度乾燥(しなさい)」が表示されている。 販売しているTシャツも記事にあるように意味不明の日本語らしき漢字がプリントされていた。

セコムの英国法人は SECOM PLC というのだが、これもググってみた。 確かに評判がいい。 ナールホド、日本もまだまだ捨てたもんじゃない。

紙面版の新聞もいい情報を提供していると思う….

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